神尾楓珠が映画『キングダム 魂の決戦』で挑む王賁役への覚悟と山崎賢人らとの共演秘話

神尾楓珠が映画『キングダム 魂の決戦』で挑む王賁役への覚悟と山崎賢人らとの共演秘話

天下の大将軍を夢見る主人公・信(山崎賢人)と、中華統一を目指す若き王・嬴政(えいせい/吉沢亮)の活躍を描く漫画「キングダム」。2019年から2024年にかけて実写映画4作が公開され、シリーズ累計1734万人動員(興行収入245億円)という大ヒットを記録した。7月に公開されるシリーズ5作目『キングダム 魂の決戦』では、「秦VS六国」の壮絶な攻防戦が一大スケールで描かれる。そこで、本作の新キャラクターであり、秦の二千人将・王賁役で出演する神尾楓珠にインタビューを敢行。本作への思いを語ってもらった。

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■圧倒的なスケールと情報量。合従軍編が描かれる最新作への驚き

――まずは、「キングダム」という作品に対して、これまでどのような印象を持っていましたか?

「原作も読んでいますし、これまで公開された4本も見ていて、映画としてのスケールの大きさを強く感じていました。すごい作品だと思いますし、『日本映画でここまで表現できるのか』という、衝撃を与えられた作品ですね。これまでは、いち視聴者として楽しんでおりましたが、いつか参加してみたいという思いもありました。今回はそれが実現したので、本当にうれしかったです。これまでに紡がれてきた壮大な世界観の中に自分が入っていくことを想像すると、身が引き締まる思いでしたね」

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――脚本を読んだ時の感想を教えてください。

「今回描かれている合従軍との戦いは、秦が6国を相手に立ち向かいます。とにかく壮大で、情報量がものすごく多いストーリーになっています。それが1本の映画としてあまりにもきれいにまとめられているので、そこにまず驚きました。6つの国が手を組んでいるので、過去4作には登場しなかった国も出てきますし、スケールもさらに大きくなっている。これまでも壮大でしたけれど、今回はより規模が大きいですね。さらに僕が演じる王賁もそうですが、今回から登場する新しいキャラクターも大勢出てくるので、読んでいるだけでもわくわくして、撮影が本当に楽しみでした」

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――今回演じられている王賁については、どのような人物像だと捉えましたか?

「王賁は、秦の二千人将を務めていて、若くして実力を発揮した男です。山崎賢人さん演じる主人公の信とは、ライバルとして競い合う存在で、戦場でも強さを見せます。王騎(大沢たかお)と同じ王一族の宗家嫡男なので非常にプライドが高いですし、内面の強さも持っています。真面目な努力家というタイプで、常に冷静沈着ですごくクールなのですが、内には熱情と闘志を秘めているので、そこをしっかり表現したいと思って演じました。王賁は原作でも人気のあるキャラクターなので、公開されてファンの方がどう感じてくださるか、楽しみでもあり怖くもあります」

■クールな中に熱情を秘める王賁。馬とのコミュニケーションとアクションの裏側

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――演じる上で特に準備したことや意識したこと、工夫したことなどを教えてください。

「やはりアクションシーンがメインだったので、王賁の強さや無骨さが感じられるような戦闘の場面にしたいとは思いました。あとは、信、蒙恬(もうてん/志尊淳)と同世代のライバル3人の場面があるので、三者三様の個性をしっかりと表現することを意識しました。3人がそろう唯一のシーンなので、見る人に3人の個性の違いを感じてもらえたらうれしいです。準備については、乗馬も槍を使うのも初めてだったので、しっかり練習しました。馬に乗ることよりも、馬との意思の疎通がとても難しかったです。乗馬は、乗り手と馬の間に信頼関係がないとダメなんです。馬に乗る時のコミュニケーションの大切さを痛感しました。アクションシーンについては、ここまで本格的なアクションのある作品に出演したこともなかったですし、槍の扱い方も一から教えていただきました。槍の名手である王賁の強さを皆さんに感じてもらえたらうれしいです」

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――大変な撮影だったと思われますが、苦労したことや大変だったこと、逆にわくわくした瞬間などがあれば、教えてください。

「この作品はグリーンバックで撮影する場面が多く、想像を膨らませながら演技をするので難しかったのですが、それも役者としては貴重な経験でした。現場では、甲冑や"額当て"などの武具を装着することでスイッチが入りますし、テンションが上がりましたね。素晴らしいキャストがそろった作品で、現場でご一緒できた方は決して多くはないのですが、自分が参加できたことはうれしく思います。あと、これまでスクリーンで観てきた信(山崎賢人)は、やっぱりかっこいいと思いました。『おお、信だ』と(笑)。やはり、これまで主役として山崎さんがずっと作品を背負ってきただけに、その姿には説得力がありました」

■豪華キャスト陣との共演と「キングダム」から得た大きな糧

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――本作において、特にお気に入りの場面や思い入れのある場面などがあればお聞かせください。

「これだけ個性の強いキャラクターがそろう作品はなかなかないですし、それを一つの映画としてきちんとまとめ上げている点はすごいと思います。どれほど綿密に計算して作っているのかなと...。佐藤信介監督が、どこまで撮影前にイメージしていたのだろうと。そこにも感嘆してしまいました。信と万極(山田裕貴)の対決は本当に素晴らしいし、他のキャラクターのかっこよさもそれぞれ際立っていて、本当に見どころが尽きません。僕も完成した作品を観た時は、ずっと興奮しっぱなしでした。観る人を最後まで飽きさせない映画になっていることは間違いありません」

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――最後に、本作に参加して、今後の活動の糧になったことを教えてください。そして、読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

「熱烈なファンの方が大勢いらっしゃって、本当に愛されている作品だと思います。『キングダム』でしか経験できないことが無数にあって、自分が参加できたことが大きな糧になったことは間違いありません。これまでの4作も素晴らしかったですが、本作はスケールやアクションシーンが一段とパワーアップしています。映像の迫力と、多彩なキャラクターの個性を楽しみつつ、戦闘場面のかっこよさを堪能してほしいと思います。冒頭からラストまで、ずっとわくわくできる作品であることは保証しますので、ぜひ劇場で楽しんでいただけたらうれしいです」

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PROFILE
1999年1月21日生まれ。東京都出身。2015年、日本テレビの24時間テレビ内ドラマ「母さん、俺は大丈夫」で俳優デビュー。その後「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(19)、「ナンバMG5」(22)、「いちばんすきな花」(23)、「PJ-航空救難団-」(25)、「すべての恋が終わるとしても」(25)などに出演。映画では『20歳のソウル』(22)、『恋は光』(22) 、『大きな玉ねぎの下で』(25)、『かくかくしかじか』(25)、『パリピ孔明THE MOVIE』(25)、『ベートヴェン捏造』(25)などに出演。

※山崎賢人の「崎」は正しくは「立つ崎」

取材・文/渡辺敏樹 撮影/中川容邦
ヘアメーク/奥山信次 スタイリスト/寒河江健

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