舘ひろしインタビュー 映画『免許返納!?』で活かした"過去の学び"と、西野七瀬の存在

舘ひろしインタビュー 映画『免許返納!?』で活かした"過去の学び"と、西野七瀬の存在

銀幕デビュー50周年を経て、いまだ衰えることを知らない色気とダンディズム。アウトローから人情ものまで幅広い作品で活躍を続けている俳優・舘ひろしの最新主演映画『免許返納!?』が6/19(金)に全国劇場公開される。ひょんなことから免許返納騒動に巻き込まれる主人公・南条弘は、「アクション映画で一躍スターダムにのし上がったキャリア50年の俳優」という、まるで"パラレルワールドの舘ひろし"のようなキャラクター。そんな不思議な役柄を演じた舘ひろしに、本作の見どころや久々となる本格コメディー作品に挑む思いなどを語ってもらった。

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──今回の『免許返納!?』で演じられた南条弘には、館さん自身をモデルにしたかのような設定やエピソードが随所にちりばめられていて、見ているうちに「この人は南条弘なの? 舘ひろしなの?」と、混乱してしまうようなシーンもありました。

「ハハハハッ!たしかに、微妙な設定でしたよね」

──劇中では南条が、舘さんの"あの名曲"を歌う場面までありましたね。

「そうなんですよ。まったく歌うつもりはなかったんですけど(笑)」

──まるで自分自身を演じているような役柄だったと思いましたが、難しさなどはなかったのでしょうか?

「僕は、いつだって自分の中にあるものしか演じられないと思っているんですよ。僕の中にもいろんな要素があるわけじゃないですか。ハードルボイルドの部分とか、シリアスな部分とか、臆病な部分とか。その中で、たとえば『あぶない刑事』だったら、ハードボイルドの部分を出していたと思うし、今回の作品だったら、自分の中のわりとコミカルな部分をexaggerate(誇張)してやっている。だから、どんな役を演じていても常に『自分は自分』という感じでいますから、今回も特に難しさというのは感じなかったですね」

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──今回の役柄のようなコミカルな部分というのも、舘さんの中には確実にあるということですか?

「あるんですよ。実は『あぶない刑事』でも、わりとコミカルなアイデアは出していたんです。ただ、それを恭サマ(柴田恭兵)に伝えると、恭サマは僕の100倍ぐらい面白く演じられちゃうので(笑)。恭サマのコメディーのセンスって、すごくオシャレですからね。それは、すごく勉強させてもらった気がしますね。僕自身にはコメディーの才能はないとは思っていますけど、今回は、その恭サマとの共演で学んできたことを自分なりにやってみた感じですね」

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──そんな恭サマ直伝のコメディーのセンスも存分に発揮された『免許返納!?』ですが、この作品の見どころは?

「まわりを固めている俳優の皆さんですね。本当にすごいメンバーに集まってもらってありがたいです。百戦錬磨の俳優ばかりだったから、現場は楽しい雰囲気でしたし。その場でアドリブを出し合っていく感じでね。僕のマネージャー役だった西野(七瀬)くんとは、『帰ってきた あぶない刑事』(2024年)でも一緒だったんですけど。彼女にもいろいろとアイデアを出すと、すごく乗ってくれてね。『どんどん言ってください!』みたいな感じで、すごく頑張ってくれて。だから今回は、西野くんに助けてもらっているところも多かったですね」

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──南条弘は「まだアクション映画をやりたいんだ!」と訴えるキャラクターでしたが、舘さん自身は、『帰ってきた あぶない刑事』でも派手なアクションシーンに挑戦されていたばかりです。そうして長く第一線で活躍されてきた中で、俳優として一番大事にしてきたことは何でしょうか?

「やっぱり、遊ぶことでしょうね。俳優って、カメラが回ってないときがすごく大事で。そこで感じたものとか、見たものとかが、自分の芝居に返ってくると思うんです。芝居だけに集中する俳優さんも多いんですけど、僕はそうじゃないんですね。カメラの外で、どうやってものを感じたり、どうやって人と付き合ったり、どんな恋をしたり、そういうことが大事だと思っているので」

──いわゆる日常のインプットが大事?

「そうですね。アウトプットだけ一生懸命やっていてもダメなんですよ。だから、インプットの時間というのは、常に大切にしていますね」

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──最近では、どんなインプットの時間がありましたか?

「それは、ちょっと言えないね(笑)。むしろ、それが言えちゃう俳優は、つまらないかもしれないね。言えないから、面白いんじゃないかと。言い方が難しいけど、俳優って真面目にやることにあまり意味がないと思っていて。もちろん、スタッフとか監督は、ちゃんと真面目にやってほしいと思っているんだろうけど(笑)。僕はね、10回間違えたって、1回すごく光るものがあれば、それでいいんじゃないかなって思っていて。とりあえずせりふさえ言えればいい、みたいになってくると、もの作りがつまらなくなっていっちゃいますからね」

──最後に、今回の作品で南野陽子さん演じるスナックのママの台詞に「誰に何と言われようと、好きなものは好きなんだから、しょうがない」というのがありましたが、舘さんにとってそういうものは何かありますか?

「誰に何と言われようと好きなものは......やっぱり、女性ですね(笑)」

取材・文/八木賢太郎 写真/中川容邦 ヘアメイク/岩淵賀世 スタイリスト/中村抽里 衣装/イージダブルスーツ:TAGLIATORE(タリアトーレ) 220,000円 ※トレメッツオ(03-5464-1158)

放送日時:2026年6月19日 07:35~

チャンネル:映画・チャンネルNECO-HD

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