「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」長田光平、赤羽流河、角心菜、安井謙太郎が自身のヒーロー像について語る

「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」長田光平、赤羽流河、角心菜、安井謙太郎が自身のヒーロー像について語る

現在放送中の特撮ヒーロードラマ「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」(テレビ朝日系)の劇場版、映画『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』が7月24日(金)より公開される。

同作品は、「仮面ライダーゼッツ」(テレビ朝日系)の劇場版との2本立てで、銀河連邦警察の捜査官"宇宙刑事ギャバン"の活躍を描く。「多元地球A0073」を拠点に、次元を超えて捜査活動を行う「宇宙刑事ギャバン・インフィニティ」が、他の次元で活躍するギャバンたちと力を合わせて、全銀河の平和のために奮闘する。

突然、多元地球A0073から発生した"ネガティブエモルギー"が巨大な魔空空間となって太陽をのみ込み、世界は光を失って深い闇に包まれてしまう。「太陽は、ギャバンの命と引き換えに返してやる」との通信を受け、ギャバン・インフィニティ=弩城怜慈(長田光平)が指定された場所に向かうと、そこには"全ギャバンの抹殺"を掲げる最凶の敵「ギャバン・キラー」が待ち受けていた。その正体は、怜慈が慕っていた先輩刑事・長谷誠(高橋努)だった。対ギャバンの秘策「アンチギャバリオン粒子」を操るキラーに苦戦するインフィニティ。時を同じくして、光を失った影響は全次元へと波及していた。奪われた太陽を取り戻すため、ギャバン・ブシドー=哀哭院刹那、ギャバン・ルミナス=祝 喜輝、ギャバン・ライヤ=風波駆無ら全ギャバンが次元を超えて集結する――というストーリー。

今回、長田、赤羽、角、安井にインタビューを行い、劇場版の特徴や演じる上で意識したこと、自分自身にとっての"ヒーロー"などについて語ってもらった。

――テレビシリーズを経て、待望の劇場版が公開されますが、劇場版の特徴は?

長田「エキストラさんも含めて、かなりの人数で撮影できたこともそうですし、戦いで負った傷なども、テレビシリーズでは(放送時間の関係上)"どこまで突き詰めるか"が結構シビアなのですが、映画ではリアルさを存分に追求できて、実際に僕がコンバットスーツの状態で戦うシーンもあったりするので、規模感、リアリティー共に豪華になっているところです」

「登場の仕方が映画ならではだなと思います。怜慈がピンチに陥っている時に、3人が登場するシーンはすごく好きですね。あと、太陽がのみ込まれて世界が闇に包まれてしまうというスケールの大きさも映画ならではだなと思います」

赤羽「キャスト、スタッフみんなの『やってやるぞ!』という気合の入った空気感は、テレビシリーズの時もそうなのですが、映画では一層感じました。みんなの気持ちが高ぶっているのを感じましたし、やる気に満ちあふれていて、僕自身、その雰囲気がとても刺激になりました。アクションに関しても、熱い戦いが存分に繰り広げられていて、テレビシリーズでは見ることのできない、盛りだくさんの内容になっています」

安井「描いているスケールの大きさもそうですし、(テレビシリーズで)今までいろんなピンチがあった中で、過去最大のピンチが訪れて手に汗握る部分が、集大成のタイミングならではだな、と思います。あと、個人的に『ギャバン』の効果音やBGMが好きなので、それが映画館の良いサラウンドで、大音量で聴くことができるのがすごく楽しみです」

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――撮影を経て感じたことは?

長田「全員がそろったシーンの撮影はコスモギャバリオンの中でのシーンだったのですが、アットホームな雰囲気のシーンで、3人と演技を交わしながら『この役はこうやって絡むんだ』とか『そこに興味持つんだ』とか、4人の人間関係における広がりの可能性を感じたし、この撮影を経て得たものが、本編のクライマックスにもつながっていったような気がしています」

安井「怜慈がいない、3人が作戦会議をするシーンでの喜輝のリーダーシップには、『おっ!』と思いました。"誰が話題を引っ張るのか"という時に、『あ、喜輝なんだ!』って。しかも、刹那や駆無だと落ち着いた感じになってしまうけど、スカーン!と抜けた感じで明るく引っ張っていってくれる感じがすごく乗りやすかったし、3人のバランス感の良さに気付けたシーンでした。逆に(場を明るく引っ張るキャラクターの)怜慈がいなかったからこそ見えた部分だと思います」

「テレビシリーズでは、喜輝と刹那はほとんど同じシーンがなく、(本番以外で)素の赤羽さんを見ていることの方が多かったので、(本番で)刹那としての赤羽さんを見た時に『こんな渋い声で、一定のテンションで話すんだ。テレビで見ていた刹那がここにいる!』って、一視聴者としてもうれしく感じました(笑)」

赤羽「僕も喜輝と対面して、さっき謙太郎くんも言っていましたけど、リーダーシップには驚きました。『"テレビで見ていた僕の中での喜輝像"と"実際のお芝居を交わした時の喜輝像"はこんなに違うんだ』ってびっくりしましたし、実際に体感できたことがうれしかったです」

安井「刹那と駆無が落ち着いたキャラクターだから、(喜輝が)1人でテンションを上げて引っ張って、ひと言で空気感を変えなきゃいけないっていうのが本当に大変だったと思うんですけど、(見事にやり遂げて)本当にすばらしかったと思います」

「最初はすごく緊張して『噛んだらどうしよう...』とかドキドキしていたのですが、皆さんが本当に優しい空気感を纏ってくださったので、『喜輝として(深刻な)空気に飲まれ過ぎずに、ズバッと言うことで変えていこう』と意識して演じました」

――4人そろってのシーンでの思い出や、演じる上で意識したことは?

長田「3人の輪の中に怜慈が入っていく和気あいあいとしたシーンがあるのですが、その時に3人が醸し出している空気感がすごく温かく感じて、長田光平としてなのか怜慈としてなのか分からないのですが、ちょっと置いて行かれたような孤独感を感じたんですよね。そんなシーンじゃないのに、そう感じたのがすごく印象的で...。楽しくわいわいやっている自分と、孤独を感じた自分。同時に2人の自分を感じた不思議な感覚がありました」

「映画という大きなスクリーンで映し出されるからこそ目線の動かし方までいつも以上に意識して演じました。そういう細かい部分の演技も、ぜひ注目していただきたいと思います。あと、最後にみんなで集合するシーンで、"どの人物同士で話しているか"というところも見ていただけると、より楽しめると思います」

赤羽「キャラクターの役割として刹那と駆無が似ていて、全く同じになってしまうとそれぞれが居る意味がなくなってしまうので、"刹那は刹那、駆無は駆無"となるように、同じ空間にいながらも同じにならないよう意識して演じていました。一緒のシーンだから変えるというのではなく、(キャラクター的には)刹那は刹那のままで、(演技のポジション的に)自分自身の気持ちをいつもとは違うところに置く、という感じでやっていました」

安井「集合すると単純に人数が多くなるので、みんながリズミカルにポンポン話していく中で、駆無は元々体言止めで話すのが特徴でもあるので、いい意味でリズムを崩すような存在になれると見ている人も(会話を)聴いていて飽きないかなと思ったので、そういった部分でアクセントになれればと思いながら演じました。あとは、刹那と被らないように!本当にお互いがそう思っていました(笑)。一方で、集合写真を撮るシーンでは、(赤羽と)『俺たちは(キャラクター的に)ピースとかはしないよね』と、テレビシリーズの第12話でのコンビ感も踏まえて現場で相談しながら、擦り合わせるところは擦り合わせて演じました」

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――皆さんにとっての"ヒーロー"や"ヒーロー像"を教えて下さい。

長田「僕の中に『将来こうなっていたい』という理想の自分がいて、それが僕にとっての"ヒーロー"ですね。チャレンジすることに二の足を踏んでいる時など、『お前はここで留まっていていいのか』と発破をかけて背中を押してくれたり、オーディションの時は『ここで緊張するのか?これからどんどん大きい仕事をしていくんだろ?』と鼓舞してくれたり、俳優を始めてから常に、僕を奮い立たせてくれている"ヒーロー"です」

「私にとっての"ヒーロー像"は、『自分の損得関係なく相手に尽くす。相手を思いやって支えてあげられる人』なので、私の"ヒーロー"は両親ですね。いつも私のことを一番に考えてくれていて、何があってもずっと支えてくれて、味方でいてくれるので」

赤羽「『誰かに影響を与えて、それがその人の新しい要素となって成長を促すような存在』が、僕の"ヒーロー像"です。すごく分かりやすく言うと、同性にも『カッコいい』と言ってもらえるような。もちろん異性からもそう言っていただけたら嬉しいですけど(笑)、やっぱり同性から、人間性や生き様も含めて憧れられるというのは、"ヒーロー"ならではかなと思うので」

安井「僕は (グループでのリーダーや所属事務所のCEOを務めているため)引っ張る側が多い中で、今回、座長として光平がいるこのチームに入らせてもらいました。そこで光平の仕事に対する向き合い方とか、大きいプロジェクトの先頭に立って、いろんな意見を浴びながらも突き進んでいる姿を傍で見ていて、(長田は周りの人に)『自分のできることはやりたいな』『この人のためにやってあげたい』と思わせる力がすごくあるなと。子供の頃に抱くような"ヒーロー像"とはちょっと違うけど、光平を見て『すごく"ヒーロー"らしいな』と思いました」

長田「うれしい...。泣きそうです。今、『先頭を...』って言ってくれたんですけど、謙太郎くんは常に『俺たちが支えるから』って言ってくれていて...。僕としては『みんなが背中を支えてくれて、立たせてくれていて、一緒にやらせていただいている』という感覚なので、今の言葉はすごくうれしいです」

――最後に公開を楽しみにしてくれているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

安井「いろんな見方のできる作品で、シリーズとしても集大成という中で、そもそも『ギャバン』の設定が"それぞれの次元の地球を1人で守っていた"ということで、そんなみんなが出会って1人じゃなくなって、そして今度は怜慈のピンチに駆け付けるというところに、『ちゃんと(テレビシリーズの)第1話以前のストーリーも見えるいい作品だな』と思っています。そして、それがちゃんと1つの終着点として『1人で地球を守っていたそれぞれが、今度は仲間のために次元を超えて集まって助け合う』というのが、メッセージとしてすばらしいなと思うんです。コロナ禍を経て、デジタル上でのみつながるという希薄な関係性も増えてきている中で、そういう新しい出会い方やつながり方でも、その人がピンチだったり、助けてほしいことがあったりした時に駆け付けるくらいの"思い"みたいなものがあったらいいなと願う中で、この作品は"新しい絆の深め方"を提示しているようにも感じられて、例えばこの作品を見た後に『昔、XのDMでつながっただけの友達と、20年ぶりくらい会いに行く』みたいなことのきっかけになったら面白いな、なんて勝手に思っています。どうぞご覧ください」

赤羽「いろんな見どころがあったり、ゲストもすごく豪華な方々が参加してくださったりしているので見応えはあるし、情報量も多くて、見ていて飽きないと思います。楽しみ方は人それぞれだと思うのですが、それらがいろんな形で次の人へ伝わっていって、きっと誰かをハッピーにしたり、元気を与えたりできる映画だと思うので、ぜひいろんな世代の方に見ていただきたいと思っております」

「(ギャバンの)みんなが次元を超えられたからこそ、この作品ができたと思っていて、出会わなければ考えられなかった物語です。出会ったことで描かれる、お互いを尊重し合う絆だったり、同じ画面でのみんなの"蒸着"だったりもなかなか見られないと思うので、この夏はこの作品を見て、より『ギャバン』を好きになっていただけたら!絶対に期待を裏切らない作品になっていると思うので、ぜひ劇場に足を運んで大画面&大音量で体感していただけたらと思います」

長田「テレビシリーズから"感情"をテーマにした作品で戦ってきまして、この作品で一つの終着点を迎えます。『感情をマイナスな方に使ってしまうと、自分自身も苦しめてしまうし、誰かを苦しめてしまう。でも、ポジティブに使うことで、誰かにいい影響を届けられたり、結果として人と人をつなげることができる』というメッセージが込められた、とてもすてきな作品だと思っています。この作品を見て、『自分の感情をおろそかにしたり二の次にしたりするのではなく、大切に向き合っていい方向に使えば必ず未来を明るい方向に照らしてくれる』という"思い"を受け取っていただけたら幸いです」

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文/原田健 撮影/皆藤健治

PROFILE
長田光平
1997年9月12日生まれ。神奈川県出身。2019年に芸能活動をスタートし、2022年からは舞台を中心に活躍。ミュージカル「刀剣乱舞」シリーズの小竜景光役で注目を集め、近年は舞台「『ブルーロック』2nd STAGE」(2024年)、舞台「私立探偵 濱マイク -遥かな時代の階段を-」(2025年)などに出演。

赤羽流河
2002年8月29日生まれ。長野県出身。2022年4月に開催された第1回「ミスターモデルプレス」にて準グランプリ・モデル賞を獲得。主な出演作に映画「アキはハルとごはんを食べたい」(2023年)などがあり、2025年4月からは情報番組「猫のひたいほどワイド」(TVK)の木曜レギュラーとして初のレポーターに挑戦中。

角心菜
2006年5月4日生まれ。大阪府出身。5歳からモデルの活動を始める。15歳の時にドラマ「こころのフフフ」(2021年、WOWOW)でドラマ初出演。主な出演作は、主演を務めた映画「ブルーを笑えるその日まで」(2023年)、映画「僕の中に咲く花火」(2025年)、ドラマ「俺たちバッドバーバーズ」(2026年1~3月、テレ東系)など。

安井謙太郎
1991年7月21日生まれ。神奈川県出身。5人組アーティスト「7ORDER」のメンバーであり、所属事務所L&L'sのCEOも務める。バンドとダンスを融合したグループ活動を行うほか、俳優としても映画「死神遣いの事件帖」シリーズ(2020年)などに出演し、高い演技力を披露している。

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