「仮面ライダーゼッツ」今井竜太郎、古川雄輝、堀口真帆、天野浩成が劇場版ならではの見どころを語る

「仮面ライダーゼッツ」今井竜太郎、古川雄輝、堀口真帆、天野浩成が劇場版ならではの見どころを語る

テレビ朝日系で放送中の「仮面ライダーゼッツ」と「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」の2本立て映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』映画『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』が7月24日より全国公開される。「仮面ライダーゼッツ」は、無敵のエージェントを夢見る青年・万津莫(今井竜太郎)が、史上初となる胸に装着する変身ベルト「ゼッツドライバー」で変身。悪夢の怪人・ナイトメアに立ち向かう物語だ。劇場版の見どころについて、主人公・万津莫役の今井竜太郎をはじめ、ノクス(小鷹賢政)を演じる古川雄輝、ヒロイン・ねむ役の堀口真帆、ジーク役の天野浩成の出演者4人にインタビューを敢行した。

――まずは、今回の劇場版とTVシリーズ本編との違いについて教えてください。

今井「まずは、どのシーンも本編より豪華になっていることですね。CODEのエージェントが全員が揃って変身&擬装する場面が胸アツだし、迫力満点のバイクアクションも本編を超えるものです。そんな劇場版でしか見られない、貴重な場面が全編に詰まっています」

古川「本編は『夢』がテーマになっていますが、映画版では『白昼夢』を描いているので、映画ならではの展開が見られます。さらにアクションシーンも、より派手に豪華になっている。また、ノクスと莫との関係性も注目です。映画は、TVシリーズでは見えなかったところに踏み込んでいくので、そこは特に見てほしいですね」

堀口「私が演じるねむは、夢の中でロールプレイをすることが多かったのですが、映画では、国民に真実を伝えるために自ら配信を始めるなど、とても行動的なんですね。正義感が強いところは本編と同様ですけど、ねむが能動的に動くところが、映画独自のポイントだと思います」

天野「もう、劇場版はすべてが違いますね。世界観こそ変わりませんが、撮影手法も違えば、登場人物の関係性も深掘りされています。皆それぞれ活躍する場面があるし、映画を見てもらえば、今後のTVシリーズもより楽しんでいただける内容だと思います」

――演じる上で苦労したこと、大変だったことを教えてください。

今井「冒頭で、僕がテロリストだと思わせなきゃいけない場面があって...。監督からは『目に光を宿らせずに』というオーダーがありましたが、ずっとヒーローを演じてきたので、敵役に見せる演技が難しかったです。ノクスと莫との関係性を示す表現も難しくて、例えば莫が笑うシーンにも、ただ笑うのではなく、微妙な感情が込められていたりするので、そこは古川さんにも相談しながら監督と一緒につくり上げていきました」

古川「ドラマ本編からそのまま映画の撮影に入ったので、役としては同じなのですが、映画では立場が違うんですね。これまで『夢』を知る立場だったノクスが、『白昼夢』については知らないという。その逆転による難しいところはありました。あと、ポスタービジュアルで、僕が莫に抱きかかえられている画があるのですが、抱える側は相当大変だと思いますが、抱えられるほうも大変だということを思い知りました(笑)」

堀口「大変だったのは、バイクを運転するシーンですね。本編では莫の後ろに乗ることが多かったんですけど、映画で初めて自分で運転をするんです。ねむが免許を持っていること自体、驚きでした(笑)。撮影では、体の動きや力の入れ具合、角度など、運転している感じを表現するのがすごく難しかったです。実際に運転するわけじゃなくても、こんなに大変なんだと知って、莫はすごいなぁと改めて思いました(笑)」

今井「ありがとうございます!」

天野「ジークはTVシリーズとあまり変わらないです(笑)。ただ、スクリーンサイズで撮っているから、モニターで見る自分の姿が本当に小さくて...(笑)。『えっ、こんなに小っちゃいの?』とは思ったけど、スクリーンでは大きく映っているはずなので、それを期待しています。なので、皆さんには絶対にスクリーンで見てほしいんですよね。ぜひお願いします(笑)」

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――ほかに、映画独自の注目ポイントなどはありますか?

今井「映画には、バイクのグローブを装着しながら変身する場面があります。これは本編では一度もなかったので、映画独自のシーンで、現場ですごくテンションが上がりました。ここは貴重な場面として、ぜひ注目してほしいですね」

堀口「映画のねむは、ライブ配信する場面で、直接カメラに向かって語り掛けるのが新鮮でした。る重要なセリフも多くて、少し緊張しましたね。実際にスマホを使って撮影して、リアルな配信の映像になっていると思うので、楽しみにしてください」

古川「先ほど言った、僕が莫に抱えられている場面は貴重なのでぜひ見てほしいです。あとは、莫とノクスの関係性がドラマ本編よりも深く、進んで描かれているので、そこが映画独自の見どころになっていると思います」

天野「やっぱり、CODEのエージェント全員が揃うのがすごいと思うんです。ライダー3人ならあり得るんだけど...。必ずしも全員が仲良しというわけじゃないから、そんな微妙な関係性が見えているのも面白いと思います。CODEという組織がバラバラな人たちの集まりだというところが、視覚的にも明らかになっているんです。そんなところも見てほしいですね」

――上堀内佳寿也監督についての印象と、すごいところを教えてください。

今井「監督は、本当に『ゼッツ愛』がとても強い方です。本編の撮影でも出演者のせりふが全部頭に入っていて、台本を全然見ることなく『ここのせりふはこうして...』と細かい指示があります。本当に愛のある、すごい監督さんですよね(と古川を見る)」

古川「なんでこっち見るの?僕が思うのは、上堀内監督はイエスとノーを明確にするということですね。だから意図がはっきり伝わるし、監督としてのリーダーシップを現場でしっかり発揮してくれる方です。人間としても万能タイプで、現場の全体図を完全に捉えてしまうところもすごい。アクションが得意とか、変身場面が上手とか、特撮の監督さんはそれぞれ得意分野を持っているのですが、上堀内さんは総合的に何でもできてしまう。気づけば監督が自らカメラを持って立っていたこともありました。それに役者のことを最優先に考えて撮ってくれるので、キャストの信頼も厚いですね」

堀口「監督がわかりやすく言語化してくださるので、お芝居の方向性が掴みやすかったです。現場で何が求められているのか、その場で理解できるように伝えてくださるんです。それもありがたいですし、古川さんも仰るように周りを常に見渡して、細かな部分まで気を配られていて、学ぶことがとても多いです。きちんと叱ってもくれるし、褒めてもくださるので、一緒にお仕事できてよかったと感謝しています」

天野「いや、本当に。上堀内さんは命を懸けているんですよ。肉体的かつ精神的に、本当に命を削って作品を生み出しているとわかるんです。自分がこの年齢になって実感するのが、一つのことにそれだけのエネルギーを注いで挑むことって、簡単じゃないんですよ。そんな監督の姿を見ていると、こっちもその思いに応えなければいけないと思える。今回の劇場版でも、やっぱり覚悟が違うなと感じました。だからこそ、自ずと全力で演じたいと思わせてくれるんですよね」

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――今回は夏休み映画ということで、皆さんの子供時代の夏休みの思い出を教えてください。

今井「子供の頃に水泳を習っていたのですが、練習休みの日に、両親に仮面ライダーの映画に連れて行ってもらったことを覚えています。『W』『オーズ』や『フォーゼ』あたりが大好きだったので、すごく楽しかった思い出があります」

堀口「『クレヨンしんちゃん』は小さいころからよく見ていて、夏休みには映画が放映されるので、それも見に行っていました。家族で行って、ポップコーンを買ってもらった、忘れられない思い出です」

古川「幼少期はカナダで過ごしていて、夏休みというと『パワーレンジャー』を見ていた記憶がありますね。『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の海外版で、ドラマパートだけをアメリカで撮っている作品で、毎回楽しんで見ていました」

天野「僕は『ドラえもん』かなぁ。映画館に行くと入場特典があるので、それがすごく楽しみでしたね。何をもらったのかは覚えていないんだけど、それが楽しみで映画館に行った記憶があります。今回の映画版にも特典があるんですよね。特典内容は劇場で確認してもらって、ぜひ受け取ってください(笑)」

今井「うまく繋げてくれましたね(笑)。前売特典もあるので、ぜひ!」

――では、最後に映画の見どころを含めて、読者の方にメッセージをお願いします。

今井「小さい頃から仮面ライダーになることが夢でした。子供たちに夢を与えられる素晴らしい作品であり、役だと思っています。本作の万津莫は、『夢を見る』だけじゃなく、『夢をかなえる』ための努力を惜しまない。その大切さを伝えることを意識しながら、この作品に取り組んできました。今回の劇場版でも、夢をかなえるために努力することを伝えられたら嬉しいと思います」

堀口「私は、今回の作品を通じて、『自分を支えてくれる人への感謝の気持ちを忘れてはいけない』と思いました。この映画を見て、支えてくれる人たちへの尊敬と感謝の気持ちを育んでもらえたら嬉しいです」

古川「じつはTVシリーズを通じて、ずっと言いたいなと思っていたせりふが1つあったのですが、今回の映画版にそれがあるんです。僕からスタッフに伝えたことはないのに、映画で実現して、映像に残すことができたことが個人的に嬉しかったですね。ネタバレになるので明かせないのですが、莫とのやり取りの中にあるさり気ないセリフです。ドラマ本編には一度もなかったので、その違和感によって『これだ!』とわかる人もいるかもしれないですね」

天野「じつはTVシリーズを撮り終わってから映画の撮影に入ったんです。それもあって、僕は『ゼッツ』の集大成という気持ちで現場に臨みました。集大成が間に入ることで、TVシリーズ終盤の楽しみがより広がると思うんですよ。だから、改めてお願いするんですけど、ぜひ劇場に足を運んでスクリーンで見てください!最終回まで見終わった時に、『ああ映画を見ておいてよかった』と思えるはずなんですよ。本当に。僕が保証しますから!」

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文/渡辺敏樹 撮影/皆藤健治

PROFILE
今井竜太郎
2005年6月2日生まれ。埼玉県出身。「FINEBOYS」のオーディションを経て同誌のレギュラーモデルに。これまでドラマ「差出人は、誰ですか?」(TBS)、Webドラマ「人違いから始まる恋もある」(BUMP)、「GTOリバイバル」(フジテレビ)など。

古川雄輝
1987年12月18日生まれ。東京都出身。ホリプロのオーディションを経て2010年デビュー。代表作にドラマ「イタズラなKiss~Love in TOKYO」(フジテレビ)、「僕だけがいない街」(Netflix)、映画『曇天に笑う』、『風の色』など。

堀口真帆
2008年10月10日生まれ。東京都出身。「ミスセブンティーン2025」に選出され同誌の専属モデルを務める。近作に「あんぱん」(NHK)、「ラストマンー全盲の捜査官-FAKE/TRUTH」(TBS)など。7月期ドラマ「GTO」(KTV・CX)の出演が決定している。

天野浩成
1978年4月9日生まれ。愛知県出身。1995年連続テレビ小説「走らんか!」で俳優デビュー。代表作に「仮面ライダー剣(ブレイド)」、「仮面ライダーフォーゼ」、映画『HIGH&LOW』シリーズ、『山中静夫氏の尊厳死』、『てっぺんの剣』など。

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