かたせ梨乃×豆原一成(JO1)がドラマ「夫婦と16歳」で挑む新境地

かたせ梨乃×豆原一成(JO1)がドラマ「夫婦と16歳」で挑む新境地

かたせ梨乃と豆原一成(JO1)がダブル主演を務める連続ドラマ「夫婦と16歳~狂気の隣人~」(テレ東系)が、7月2日より放送開始となる。

原作は、「少年ジャンプ+」でインディーズ連載中の"ぱんぷきん"による同名漫画。"自認16歳美少女"の61歳のおばさん・白石美子役をベテラン女優のかたせ梨乃が、隣人の狂気的なおばさんに一目ぼれされる心優しいイケメン会社員・野村紘役を、地上波ドラマ初主演となる豆原一成が演じる。純情という名の狂気を描いたロマンティックホラーだ。

今回が初共演となる2人に、お互いの第一印象や撮影で楽しみにしていることなどを語ってもらった。

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――まずは、今回のオファーを受けた時の心境を改めてお聞かせください。

かたせ梨乃(以下、かたせ)「最初に原作の漫画や企画書を拝見した時は、『これをどう映像化するんだろう?』というのが率直な感想でした。そこで企画を立ち上げたプロデューサーさんにお会いして、具体的な方向性を伺う中で、少しずつ作品の輪郭が見えてきたんです。ただ、まだ未知の部分がたくさんあります。先日衣装合わせもしたのですが、私の人生のクローゼットにはなかったような服ばかりで(笑)。豆原さんをはじめ、共演者の皆さん、スタッフの皆さんもとてもお若い。私にとっては、とにかく未知!未知!未知!という感覚で、これからどうなっていくんだろうとすごく楽しみですね」

豆原一成(以下、豆原)「僕も最初は驚きが大きかったですね。正直、自分には早いんじゃないかと思うくらい挑戦的な内容で。でも、かたせさんとダブル主演という形で新たな挑戦ができるのは心強いですし、本当にうれしかったです。僕が演じる紘は周りに巻き込まれていく役柄なので、共演者の皆さんのお芝居を受けて、自分なりの表現ができればと思いました」

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■JO1メンバーも驚いた初の既婚者役。初共演の2人が語る第一印象と撮影への期待

――出演発表後、周囲の反応はいかがでしたか?

豆原「僕、初めて既婚者役を演じるんです。JO1の中でも最年少ですし、これまでは学生役ばかりだったので、そこに驚いた方も多かったみたいですね」

かたせ「役で結婚するのは初めて?」

豆原「初めてです!しかも、既婚者なのに隣人から恋をされるという役で、自分の引き出しにもあまりないタイプの人物でした。メンバーにもドラマの内容を伝えたら、『何それ!?』って(笑)。その反応が面白かったですね」

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かたせ「私は友人たちから『性格の悪い役はやらないで』とよく言われるんです。『普段から性格が悪くなりそうだから』と。だからまだどんな反応をされるかはわかりませんが、今回も怖がられそうですね(笑)」

――お二人は本日(※取材当日)が初対面とのこと。お互いの第一印象を教えてください。

豆原「やっぱりかたせさんといえば、素晴らしい大女優さんなので、お会いするまでは緊張していました。でも、メイク室で初めて対面した時からすごく気さくに接してくださって。緊張がほぐれるとともに、本当に優しい方だなと思いました」

かたせ「豆原さんはお芝居だけじゃなく、歌ったり踊ったり、すごいじゃないですか。これから撮影で2カ月くらい一緒にいるので、せっかくなら踊りを教えてもらおうかなと思っています(笑)」

豆原「ぜひぜひ!ダンスのことなら、何でもやります(笑)」

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――これから始まる撮影で、楽しみにしていることはありますか?

豆原「かたせさんとお芝居できること自体が緊張と同時に、すごく楽しみです。かたせさんのお芝居を受けて、自分がどんな恐怖を感じるのか。そのリアクションがどんなふうに映るのか、ドキドキしますね」

かたせ「私は豆原さんをたくさん驚かせる役柄なので、どんなリアクションが返ってくるんだろうと楽しみにしています(笑)。それから紘というキャラクターもイマドキ珍しいくらい、真面目で誠実な男性ですよね。だから、美子が恋をしてドキドキする気持ちもすごく理解できるんです。そういう時間ってやっぱり楽しいものだと思いますし、豆原さんもすてきな方なので、私自身もそのドキドキを楽しみたいと思います」

豆原「ありがとうございます。もっとかっこよくなれるように精進します(笑)」

■狂気の中に潜む孤独と切なさ。自分にはない強烈なキャラクターにどう挑むのか

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――かたせさんが演じられる美子はあまり日常生活では出会わない強烈なキャラクターですが、お二人は彼女にどのような印象を抱きましたか?

豆原「まず美子さんに抱いたのは、シンプルに"怖い"という感情です。親切なお隣さんだと思っていたら、急に距離を縮めてこられたり、美子さんの中ではいつの間にか付き合っていることになっていて、突然『いつ奥さんと別れるの?』みたいなことを言われたりする。紘からしたら、自分のデータに全くないことを言われる感覚だと思うんです。そこからだんだん、『この人、もしかしてやばい人かも』と感じる瞬間が増えていくのかなと。もし現実にそういう方がいたら、僕も少し距離を置くと思います」

かたせ「意外と、そういう部分でキャパが広いのは、冴さん(※紘の妻)なんですよね」

豆原「本当にそうですね。冴さんはとにかく器が大きくて、すごいなと思います」

かたせ「美子は、壁にぶつかっても全然めげないんです。ダメなら別の方法を考えて、自分に都合よく軌道修正しながら最後まで突き進む(笑)。そこが彼女の面白さですね。一方で、美子は本当に寂しい人なんだと感じます。幸せになりたくて、お隣の紘くんに恋をしてしまう。冴さんに"親友"と言われて、舞い上がってしまう。そういう孤独や切なさが伝わってくるんです。でも、紘くんからすると怖いわよね(笑)」

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――撮影に向けて役づくりで準備していることが何かあれば、教えてください。

かたせ「ネタバレになるので詳しくは言えないんですが、初めて挑戦することだらけで、本当に大変です。毎日、夢の中でうなされるくらい。歯ぎしりもひどいので、撮影が終わる頃には歯がなくなるんじゃないかなと(笑)」

豆原「僕はひたすら台本を読んでいます。紘は真面目で、人の気持ちをちゃんと考えられる優しい人。でも少し抜けているところもあって、そのあたりは自分と似ている部分もあるのかなと思っています。外では真面目に見られるんですが、家では結構ちゃらんぽらんなので(笑)。台本を読みながら、紘になれるようにイメージを膨らませている感じですね」

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■「恥をかいてでも新しいことを知る」。いつまでもチャーミングで無敵な"16歳"のマインド

――美子は61歳でありながら、自分を16歳の美少女と認識しています。お二人は16歳の頃、どんな自分だったか覚えていますか?

かたせ「16歳の頃って、何をやっても楽しくて仕方なかった気がします。とにかく、ずっと笑っていましたね」

豆原「わかります!今振り返ると『くだらないな〜』って思うことでもひたすら笑っていました」

かたせ「そうよね(笑)。あと、今は段取りを考えるようになりましたけど、その頃は何も考えていなかったですね。『明日のことは、明日考えよう』みたいな感じで。そういう意味では無敵だったのかもしれません」

豆原「僕は、毎日遊んでいました。ダンスや野球もやっていたんですけど、それも"やらなきゃいけないこと"というより、全部遊びのような感覚でした。学校帰りに友達の家に集まって、人狼ゲームをやって、そのまま流れでお泊まりしたり。とにかく毎日楽しかった記憶があります」

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――かたせさんは、美子の中にいる「16歳の美子ちゃん」をどのようなイメージで演じようと思っていらっしゃいますか?

かたせ「まず意識しているのは、若さならではの瞬発力ですよね。あとは声のトーンも普段と少し変えようと思っています。ただ、私の頃の16歳と現代の16歳ではまた全然違うじゃないですか。今はAIがあって、分からないことに何でも答えてくれる。だけど、美子が実際に16歳だった頃はスマホすらなかったので、何でも自分でやらなければいけなかったんです。そのぶん美子には、AI以上の想像力があるんじゃないかなと。例えば、美子がAIに恋愛相談をしたら、きっと一般的な答えが返ってくると思うんです。でも、美子が"心の中の美子"に聞いたら、思いもよらぬ答えが返ってきそうじゃないですか?そういう意味では、最強のAIなのかもしれません(笑)」

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――かたせさんはおいくつになってもチャーミングで、美子もかたせさんが演じたら、思わず好きになってしまいそうだなと思います。ぜひともチャーミングに生きる秘訣を伝授してください!

かたせ「周りの友人たちが若いんです。話していても、ときどき分からない単語が出てきて、ついていけなくなることがあります。でも、そういう時は素直に聞きますね。スマホの使い方も分からなかったら、『やって、やって』とお願いしますし。だから、まだギリギリ、時代に対応できていると思います(笑)。恥をかかないように気取っていたらダメなんです。教えてもらわないと」

豆原「それ、すごく分かります。僕も前まではかっこつけて、知っているふりとかもしていたんですが、それじゃダメだなと。最近はどんどん恥をかいていこうと思って、分からないことがあったら何でも聞くようにしています」

かたせ「そうそう!恥をかいてでも新しいことを知ろうとしないと、どんどん退化していきますから。若さを保つためにも、いろんなことに興味を持つのって大切だなと思います」

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かたせ梨乃 PROFILE
1957年5月8日生まれ、東京都出身。雙葉小学校、雙葉中学校・高等学校卒業。独協大学中にCFモデルとしてデビュー。「11PM」(日本テレビ)のカバーガール及び司会アシスタントで注目され、女優デビュー。代表作は、映画『極道の妻たち』シリーズや、ドラマ「湯けむりドクター華岡万里子の温泉事件簿」シリーズ(テレ東)など。「あさこ・梨乃の5万円旅」(テレ東)不定期出演中。

豆原一成 PROFILE
2002年5月30日生まれ、岡山県出身。2020年3月4日にシングル「PROTOSTAR」で、JO1のメンバーとしてメジャーデビュー。JO1として活躍する傍ら、映画『BADBOYS -THEMOVIE-』、『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』で主演を務めるなど俳優としても活動の幅を広げている。

取材・文/苫とり子 撮影/はぎひさこ

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