『スター・ウォーズ』ダース・モールの壮絶な軌跡!新作アニメで双刃ライトセーバー再び
2026.05.19
広大な銀河を舞台に、"フォース"と呼ばれる神秘的なエネルギーを巡る戦いを描いた大ヒットシリーズ『スター・ウォーズ』。フォースを平和のために使う"ジェダイの騎士"(以下、ジェダイ)と、フォースの暗黒面に堕ちた"シスの暗黒卿"(以下、シス)の対立が、物語の大きな軸となっている。中でも、全身黒ずくめのミステリアスなビジュアルと、背負った複雑で悲しい過去によって世界的な人気を獲得したダース・ベイダーは、悪役でありながらシリーズを象徴する存在となった。そんな圧倒的なカリスマ性と"悪の魅力"を併せ持つシスのキャラクターたちは、多くのファンの心を惹きつけてやまない。

強烈なデビューと奇跡の復活!ファンに刻み付けたインパクト
1999年公開の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で、ダース・シディアスの弟子として初登場したのがダース・モールだ。妖しく光る金色の瞳、黒と赤のタトゥーに覆われた顔、短いツノが並ぶ無毛の頭部など、一度見たら忘れられない強烈なビジュアルで観客に圧倒的なインパクトを与えた。さらに、ダブルブレードの赤いライトセーバーを操り、クワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービという歴戦のジェダイと互角に渡り合う圧倒的な戦闘力も披露。加えて、演じたレイ・パークが見せた、まるでダンスのように流麗なアクションも大きな話題となり、ダース・モールは一気にシリーズ屈指の人気キャラクターとしてその名を刻んだ。

『ファントム・メナス』のクライマックスで、オビ=ワンのライトセーバーによって命を落としたかに思われたモール。しかし、アニメ「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」シーズン4第21話で、まさかの再登場を果たす。彼は銀河系のゴミ捨て場となっている惑星ロソ・マイナーの地下で、クモのような下半身を持つ凶暴な野獣のような姿となりながらも生き延びていた。そこを弟のサヴァージ・オプレスに発見され、故郷ダソミアへと連れ戻される。そして、母でもある魔女マザー・タルジンの力によって復活。自分を倒したオビ=ワン・ケノービへの復讐(ふくしゅう)を誓う。長いブランクがありながらも、サヴァージと共にオビ=ワンと互角に戦うモール。また、アナキン・スカイウォーカーがフォースの暗黒面に堕ちる未来を予見するなど、彼が心身ともに優れた戦士であることも描かれていく。

スピンオフ作品で深みを増していく、予測不能なキャラクター
さらに、アニメ「スター・ウォーズ 反乱者たち」では、若きジェダイのエズラ・ブリッジャーに救いの手を差し伸べ、彼との間に奇妙な絆を築いていく姿も描かれた。単なる悪人や私怨に駆られた存在ではなく、物語のメインキャラクターたちに大きな影響を与える存在として描かれていること――それこそが、モールが多くのファンを魅了し続ける理由の一つと言えるだろう。

2018年には、若き日のハン・ソロを主人公にした『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』にもサプライズ登場。裏社会の犯罪組織クリムゾン・ドーンのトップとして姿を現し、ファンを大いに驚かせた。その後、2020年配信の「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」ファイナルシーズンでは、4話構成で描かれる最終章にも登場。アナキンの弟子アソーカ・タノに対し、「お前もオレも大きな勢力の道具だった」と共感を示し、ダース・シディアスを倒すために共闘を持ちかける場面も描かれ、そのキャラクター像はさらに深みを増していく。こうしてモールは、多面的な魅力を放つシリーズ屈指の人気キャラクターとして、今なお圧倒的な存在感を示し続けている。

帝国への復讐に燃えるモールの新たな物語が始まる!
そんな中、モールを主人公に描くアニメ最新作「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」がディズニープラスで独占配信中だ。師であったダース・シディアスに見捨てられ、帝国への憎悪をたぎらせるモール。帝国の影響が及ばない惑星で独自の犯罪組織を築こうと画策する中、銀河の現状に絶望した一人の若きジェダイ・パダワンと出会う。モールは自らの野望を果たすため、そのパダワンを「弟子」として陣営に引き込もうとする。ダークサイドに生きる彼の新たな物語が、ダイナミックな映像とともに描かれる。
同作でも、モールのスタイリッシュなビジュアルと圧倒的な強さは健在だ。予告編では、ダブルブレードの赤いライトセーバーをブーメランのように投げ放ち、ストームトルーパーたちをなぎ倒す迫力のアクションも。1999年の初登場から27年、ついに主役の座を射止めたモールが、最新の3DCGアニメでどのような活躍を見せるのか。華麗なライトセーバークションの数々をその目で確かめてほしい。
文/中村実香




