余命宣告と妻の裏切り...白洲迅・桜井日奈子・庄司浩平「余命3ヶ月のサレ夫」インタビュー
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2026.05.08
白洲迅が主演、桜井日奈子がヒロインを務める金曜ナイトドラマ「余命3ヶ月のサレ夫」。国内累計1億ビュー超えのコミックが原作の本作は、ある日突然余命宣告された夫が、妻に愛人がいることを知り、愛する息子の未来を守ために立ち上がるリベンジ・ラブサスペンスだ。
"心優しきどん底系・サレ夫"の高坂葵役を演じる白洲、 "奔放系悪役ヒロイン・シタ妻"の美月役を演じる桜井、そして公私ともに葵を支える後輩・岩崎一樹役を演じる庄司浩平に、役どころや作品の魅力を聞いた。
――それぞれの役柄を演じた感想は?
白洲「絵に描いたような幸せな家庭があり、夢である建築の仕事に就いているところから、突然余命宣告と妻の浮気が発覚する "悲劇の多重奏"といわれるほどの苦難に見舞われる主人公。僕としては『そんな悲劇を重ねて奏でないでほしいな』という気持ちでした(笑)。苦難が矢継ぎ早に襲ってきて『こんなにいじめる?』というくらいでしたね」

桜井「これまで元気で明るい女の子の役をいただく事が多かった私にとって、初めての悪役と言っても過言ではないのですが、悪女デビューにはハードルの高い作品だと感じました。制作陣からは『この役を楽しんでほしい』と言われましたが正直なことを言うと楽しむ余裕が全くないという感じです(笑)。緊張感のあるシーンも多く、その度に胃がキリキリして辛くて......。白洲さんや高橋光臣さんが気遣ってくださり、温かい方々に囲まれて何とかやってこれています」

庄司「僕は暗い表情の葵を後輩として元気づけたいなと思いながら演じています。たまに現場で扱いがひどいな、と思うこともありますが(笑)、現場を盛り上げるかわいい後輩としてがんばりたいです」

――余命や裏切り、復讐など様々な要素が同時に描かれる設定ですが、台本を読んだ時の率直な感想を教えてください。
白洲「自分が演じるかどうかはさておき、台本を読むと展開が目まぐるしく、一気に引き込まれましたね。先が気になる、引きの強い作品だと思いました」
桜井「最初に台本を読んだ時、美月には『本当に私が演じきれるのかな?』というくらいの非情さ、心のなさを感じました。でも、今後の展開で葵を裏切る理由や、子どもをかわいいと思えない背景が描かれ、人間ドラマとして深みが出てくると知り、演じてみたいと思いました」
庄司「インパクトのあるタイトルとあらすじですが、それは物語の軸であって、本質ではないと感じました。それぞれの人物に目的があって、なぜその行動に至るのかを見てほしいですね。問題が一気に起こったあとの人物の動きや、自分の役がどこで手助けになるかなど、いくつかの動きが交錯する様子が見どころだと思いました」

――視聴者にはそれぞれの役柄のどの部分を見てほしいですか?
白洲「"復讐"というワードが全面に出ていますが、葵は一度たりとも復讐をしていないと僕は思っています。根底にあるのは『我が子を守る』という思い。その一点を突き詰めていきたいです。余命や妻と向き合いながら闘う複雑な心情についても、いろいろな見方をしていただけたらな、と思います」
桜井「美月は視聴者からひたすら嫌われる役柄ですが、その役を全うしつつも、心がある人間であってほしいと思いながら演じています。味方が自分しかいない世界で懸命に生き、目的を遂行する強さを見てもらいたいですね」
庄司「緊迫したシーンが続く中で、僕が登場した時に少し呼吸ができるような存在になれたらと思っています。"もう一人のヒロイン"的な立ち位置でいたいですね(笑)」

――最後に、本作をご覧になる方々にメッセージをお願いします。
白洲「葵が直面する状況はどん底かもしれませんが、助けてくれる人、守るべき我が子がいるなかでどう闘っていくのかを見届けてくれたらうれしいです。また、美月役、高橋光臣さん演じるケンジ役はものすごく覚悟のいる役柄で、腹をくくって僕を追い詰めてくれています。素晴らしいスタッフ全員で作っていますので、ぜひ悲劇の多重奏を楽しんでください」

取材・文/水本晶子 撮影/中川容邦




