SVリーグ初代王者・女王決定!ぺえがチャンピオンシップを深掘り【ぺえ連載第8回】

ぺえ

ぺえ (タレント)

タレント。小学生からバレーボールを始め、中学時代に山形県選抜になった経験を持つ。バレーボールを愛してやまないぺえが、独自の視点でバレーボールの魅力を熱く深く伝える。

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SVリーグ初代王者・女王決定!ぺえがチャンピオンシップを深掘り【ぺえ連載第8回】

バレーボールをこよなく愛するタレント・ぺえによるバレーボール連載企画。今回は、SVリーグとなって初めての覇者が決まったチャンピオンシップについて、ぺえが回顧。女子と男子のそれぞれのクォーターファイナル、セミファイナル、ファイナルから、特に印象に残った試合・チームを取り上げ、愛とリスペクトを持って独自の見解を語ってくれた。

今シーズンは、この連載企画に携わらせていただいているということもありますし、新しいリーグになったということで、応援しているチームに偏ることなく、近年で一番しっかりと選手の皆さんが繰り広げてくださった熱い戦いを堪能させていただきました。最後まで拝見させていただいて、長いリーグを戦い抜いた全てのチームと全ての選手に心から拍手を贈りたいという気持ちが込み上げてきました。本当に感謝しています。SVリーグとしての新しい試みもあり、期間も長くなるなどのさまざまな変化に、関係者の方々をはじめ、選手の皆さんもいろいろなご苦労があったと思います。選手の皆さん、チームに関わる皆さん、ファンの皆さん、お疲れ様でした。

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■女子クォーターファイナル「デンソーエアリービーズ vs. 埼玉上尾メディックス」(3-0、3-2)

【埼玉上尾メディックス】

3戦を想定しての戦略なのか、チーム事情なのかは分かりかねるのですが、初戦はいつものレギュラーメンバーではなく、控えの選手を起用する布陣で入ったんですよね。埼玉上尾だけでなく全てのチームに言えることですが、レギュラーシーズンを戦い抜いた後にチャンピオンシップのファイナルまで戦うことを計算すると、"主力を温存しながら勝ち星を上げていかなければならないこと"が肝要になると思うのですが、埼玉上尾はそこに苦労したのだと思います。あくまでも想像の世界ですが、とても悩み抜いた結果の布陣だったのかな、と。

長いリーグを振り返ってみても、"主力の温存"がうまくできたチームと苦労したチームで結構明暗が分かれた印象でした。個人的には、やはり初戦を取っておくのが3戦2勝方式のセオリーだと思いますし、そのためにもなりふり構わないメンバーでそろえてくるかなと思っていたので、少し未練が残りました。リーグを通して見ると、後半からちょっと歯車が狂っていたような感じがあって、個人的に応援している身としては悔しさの残る一年でしたね。

【デンソーエアリービーズ】

レギュラーシーズンでは、コネオ・カルドナ・アマンダ・ダニエラ選手がすさまじい跳躍力と破壊力を持っていて、個人的に「モンチべレル・ロザマリア選手の他に、攻撃できる選手がいればもっと強いのに。それにはアマンダ選手が適任だから、もっと使えばいいのに」と思っていたんです。そんな中、チャンピオンシップに入る前くらいから起用し始めて、チャンピオンシップでは多用していて、今思えば、チャンピオンシップに備えて隠していたんじゃないかな、と。

アマンダ選手を温存させつつ、タイミングを見計らってここぞというところで爆発させたフロントの采配に感嘆しました。そうすることで、"ロザマリア選手を中心にマークする"という対応の準備をしていた埼玉上尾は、後手に回らざるを得なかったんじゃないでしょうか。そして、ふたを開けてみると、ロザマリア選手よりもアマンダ選手の方が、決定率が高いという...。埼玉上尾と比べて、選手起用における戦略で一枚上手だった気がします。

また、リベロの川畑遥奈選手が、この一年で"仕上がったな"と。決して派手ではないのですが、堅実で丁寧な視野の広いプレーで、チームをしっかりと支える働きをしていました。日本代表のリベロといえば、小島満菜美選手(ソルトレイク)と福留慧美選手(ヴェロ・バレー・ミラノ)という二大巨頭が海外のリーグに参戦するということで、シーズンが始まる前に「今後の日本代表の活動を見据えると、SVリーグとしてリベロの底上げが課題の一つだな」と思っていたのですが、川畑選手は見事に"底上げ"を実現してくれました。大卒なのでチームの歴は浅いんですけど、率先して周りの選手に声をかけてチームを引っ張る姿に心打たれましたし、堅実で正確性の高いリベロが日本代表のバレーを支えると思うので、すごく今後が楽しみになりました。

また、ミドルブロッカーの麻野七奈未選手のブロックもすごく良かったです!2012年のロンドン五輪で銅メダル獲得に貢献した井上香織さんの美しさとうまさが共存したブロックを継承しているな、と。位置取りの巧みさと手の出し方の美しさは、井上選手のブロックを彷彿とさせて「久しぶりにブロックの上手な選手に出会えた!」と感動しました。ブロックがいいため後ろの守りも堅くなって、いい相乗効果が生まれているんです。加えて、対角の横山真奈選手とタイプが異なり、「麻野選手はスピード」「横山選手はパワー」という感じで正反対なので、相手チームはすごくやりづらかったのではないでしょうか。

川畑選手、麻野選手らによる堅守と、ロザマリア選手とアマンダ選手を中心にした攻撃力。攻守がとてもいいかたちでかみ合っていたからこその強さがありました。シーズン始めは調子が良くてスタートダッシュを決めたのですが、中盤はなかなか勝ち星に恵まれず「チャンピオンシップは大丈夫かな」と思っていたのですが、しっかりと立て直してきていて、さすがでした。

■女子セミファイナル「NECレッドロケッツ川崎 vs. SAGA久光スプリングス」(3-1、0-3、3-0)

【SAGA久光スプリングス】

良くも悪くも、セッターの栄絵里香選手のトス回しによるところが大きかったですね。上手く回せると得点につながるし、上手く回せないと失点してしまう。このトス回しの出来が、試合結果を左右していたと思います。栄選手のトスで若い選手たちがのびのびと打っている時は決まるんですけど、そうでない時は決まらない。セッターというポジションの難しさであり、奥深さでもあると思うのですが、トス回しを改善することで、落としていた試合をものにできるようになると思います。栄選手って、東九州龍谷高校時代からものすごいアタッカー陣に囲まれていて、"彼女たちを生かすも殺すも自分次第"というプレッシャーのかかる星の下に生まれているんですよねぇ(苦笑)。

そんな中、中島咲愛選手のプレーに心が震えました。中島選手は、レギュラーシーズンの途中にけがで離脱して、チャンピオンシップになんとか間に合ったという経緯があるのですが、最も輝いていました。けがのせいで思うようにプレーできなかった"悔しさ"と、北窓絢音選手や深澤めぐみ選手、吉武美佳選手といった同じポジションの若い選手たちの活躍を目の当たりにして感じた"悔しさ"があったのだろうなと、見ていて感じるほどに1本1本のプレーに気合が入っていました。彼女の負けん気の強さが随所に垣間見えて、見ているこちらも熱くなりました。いつか日本代表でプレーする姿を見てみたいですね。

あと、リベロの西村弥菜美選手が声でチームを引っ張っていたのが印象的でした。これまで彼女は背中で伝えるようなクールなタイプのイメージだったのですが、「若い選手を引っ張っていく」という意図があったからか、常に声をかけて選手を鼓舞してチームを盛り立てていました。彼女の働きもあって、チームは勝っても負けても常に楽しそうにしているんですよね。そこがすごくうれしかったです。久光は伝統もあって、いろいろなプレッシャーを抱えながらのプレーだと思うんですけど、そんな中でも笑顔でプレーしているのが、一バレーファンとして魅せられました。

余談ですが、個人的に今季で引退を発表していた大竹里歩選手を使ってほしかったですね。J SPORTSでの最後の試合の解説がお父様の秀之さんで、「娘の最後の試合をご自身の解説で締めくくれたらうれしかったんじゃないかな...」なんて思ってしまって。

セミファイナルで敗退してしまいましたが、シーズンを通してみると、苦汁をなめた序盤でしたけど、終わってみたらセミファイナルまで進出という、チームとしては悔いのないシーズンになったんじゃないでしょうか。得たものも課題も見えて、収穫が一番あったチームだと思いますし、来年は強いと思います!

■女子ファイナル「大阪マーヴェラス vs. NECレッドロケッツ川崎」(3-0、3-0)

【大阪マーヴェラス】

久しぶりにここまで穴のないチームを見ることができて高揚感がありました。日本一のチームを決める大事な試合なので、もちろん勝敗も大事なのですが、大阪マーヴェラスの戦いぶりはシンプルに見ていて楽しく、胸が躍りました。「次はどんな攻撃をするんだろう!?」とか、「誰が打つんだろう!?」とか、「こんなボールまでつながっちゃうの!?」とか、そういった観客の心をギュッとつかんで離さないプレーや試合運びで魅了してくれて、今の女子バレーに必要なものが詰まった戦い方を披露してくれたな、と。

チャンピオンシップMVPに輝いた田中瑞稀選手やレギュラーシーズンMVPの林琴奈選手は文句なしにすばらしく、ここで私が取り上げるまでもなく皆さんもこの2選手のすばらしさは分かっていると思うので、あえて取り上げません!(笑)

ただ、セミファイナルの2戦目の時に、田中選手の九州文化学園高校時代の恩師である井上博明監督の訃報のニュースが流れて、「メンタルは大丈夫かな」と憂慮したのですが、田中選手は「井上監督に絶対に良い報告をするんだ」という並々ならぬ思いがあったんじゃないかなと思うくらい鬼気迫る気迫で最後まで駆け抜けていて、彼女の突出したキャプテンシーでチームを引っ張る姿に感動しました。

井上監督の下で九州文化学園高校が最後に春高バレーで優勝した時にエースとして活躍して、最優秀選手に選ばれた田中選手が、天国で見守ってくれている井上監督に向けて、初めてのSVリーグでMVPを取る姿を見せたというところにグッとくるものがありました。Vリーグ時代を含めて、社会人リーグと春高バレーの両方でMVPを獲得した選手はいなかったらしくて、「これで田中選手がMVPを取ったらカッコいいな」って個人的にも応援しながら見ていたので、見事にそれを果たしてくれて震えました。

また、リベロの西崎愛菜選手がすごく良かったです。前述したデンソーの川畑選手とはまた違ったタイプで、アグレッシブで"魅せる"レシーブが特長。スター性があって、西崎選手がレシーブするだけで会場が華やぐんです。派手なんですよね。全身を使って「どこに当たってもいいから、とにかく上げる!」みたいなプレーが、チームや観客を盛り上げるんです。もちろん、箕輪幸選手やリセ・ファンヘッケ選手の穴のないブロックのおかげで、レシーバーとしてはコースが読みやすいという要素もあると思うのですが、それを差し引いても"読み"が鋭いし、最後まで諦めない積極性が全身から漂っていて、レギュラーシーズンから試合を重ねるごとにそれが濃くなっていた印象があります。だから、気付いたら西崎選手を目で追ってしまうんですよね。彼女がまとうオーラみたいなものに、つい私たちも引き寄せられてしまうんだと思います。

そして、このチームの持ち味は、なんといってもレシーブ!セッターの東美奈選手、林選手、西崎選手がレシーバーの時は、本っ当に全然落ちないんです...!相手からしたら、どこに打っても拾われるし、何度打っても決まらないから、心が折れてしまうくらい(苦笑)。どのチームもハードワークを重ねて日々厳しい練習をこなしていると思いますが、大阪マーヴェラスは"ハードワーク"の基準が他チームの2倍くらい違うんじゃないかと思うくらい運動量もすごいんです。

東選手は、丁寧なだけじゃなく最後まで集中力を保ちながら相手に的を絞らせないトス回しをしていて、見ていて楽しいバレーを展開してくれました。すごくテンポがいいので、彼女が触った後は、他の選手も打ちやすそうでしたし。

あと、蓑輪選手があまりにも良かったので、早く日本代表でのプレーを見てみたいですね。今の日本女子バレーを救ってくれるのは、彼女の高さとブロックだと思っているので、いろいろな事情があるんでしょうけど、なんとか早く代表に呼んでほしい!

【NECレッドロケッツ川崎】

ここまで大阪マーヴェラスに圧倒されるとは思わなかったです。調子を落とした選手がいても、あまりメンバーチェンジをしなかったところがちょっと気になりました。もう少し場面、場面で適した選手を投入して、いろいろなバリエーションで戦うと、面白いバレーができたんじゃないかな、と。せっかく島村春世選手と山田二千華選手という日本を代表するミドルブロッカーがいるのに、なかなか機能していなかったですし、後手に回って悪循環に陥っていました。「もっと大阪マーヴェラスを混乱させるようなベンチワークができていたらな...」というもどかしさがありました。

そんな中で、アウトサイドヒッターの佐藤淑乃選手が、私の個人的なMVPです。大卒1年目の初めてのリーグで、これだけサーブで狙われて、狙われながらもなんとか返し続けて、かわいそうになるくらい相手にマークされて、本当に大変な思いをしたと思います。金子隆行監督の期待もあって、ほとんど外されずにこの長いリーグを戦い切ったというのは、チームとしては準優勝で悔しい結果だったけど、佐藤選手としてはすごく成長できたシーズンだったんじゃないかなと思います。

リベロの大工園彩夏選手もまた、粘り強く踏ん張っていました。すごく度胸があって、どんな状況でも冷静に対処するプレーが印象的でしたね。この大工園選手と大阪マーヴェラスの西崎選手、デンソーエアリービーズの川畑選手、埼玉上尾メディックスの岩澤実育選手は、シーズンを通して特に存在感が大きくなったと思います。

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■男子セミファイナル「サントリーサンバーズ大阪 vs. ウルフドッグス名古屋」(2-3、3-0、3-1)

最終的なセットカウントほどの差はなかったと思いますし、内容的には本当に紙一重の勝負でした。実力的には互角で見ていてすごく楽しかったし、両チームとも集中力が高くて、うそみたいでした!「こんなボール、上がるの!?」とか「こんなボール、打てるの!?」って、まるでアニメを見ているかのような感覚でした。本当に面白かった!ただ、20点以降の戦い方がサントリーの方が上手だった気がしますね。冷静に、気合を入れてセットを取りにいっていて、メンタルコントロールがうまくできていました。

【ウルフドッグス名古屋】

アウトサイドヒッターの山崎彰都選手がミドルブロッカーとして出場していて、びっくりしました。山崎選手の頑張りはもちろんなのですが、あの場面で彼をミドルブロッカーで使うというチームの柔軟さにも驚いたんです。既成概念にとらわれることなく、"活躍できる人を活躍できる場所で使う"という勝利至上主義な戦い方が好きでした。

また、セッターの深津英臣選手がいいトス回しをするので誰が打ってくるのか予想がつかなかったし、何より"若手とベテランの融合"がすばらしかったです。アウトサイドヒッターの水町泰杜選手ら若手選手が多い中で、深津選手やリベロの渡辺俊介選手といったベテラン選手がうまくバランスを取っていて、鼻息荒い若手の手綱をうまく握ってコントロールしていたな、と。あと、オポジットのニミル・アブデルアジズ選手がすご過ぎでした!シーズンを通してとんでもない決定率で、これぞ"助っ人"っていう感じでしたね。

■ファイナル「サントリーサンバーズ大阪 vs. ジェイテクトSTINGS愛知」(3-2、3-1)

【ジェイテクトSTINGS愛知】

個人的MVPは、宮浦健人選手です。レギュラーシーズンの途中にけがで離脱して、戻ってきて、最後にまた活躍してくれて。セッターの関田誠大選手の"宮浦選手に懸ける思い"というものがトス1本1本に込められていたのが伝わってきたし、そんな関田選手の思いに応えようと、宮浦選手が最後まで1本1本大切に打ち続けている姿に胸を打たれました。スポーツ選手なので、けがはつきものだと思うんですけど、けがと向き合い、自分と向き合い、チームと向き合って、いろんなことを経験したシーズンだったんじゃないかなと思います。

あと、リベロの小川智大選手の守備範囲の広さがとにかくチームを救っていました。アタッカーを打つことに専念させてくれる守備範囲の広さで、浮き沈みのあるチームを最後まで守備で支え続けていたと思います。

また、ミドルブロッカーの村山豪選手のブロックがとても良くて、思わず見入ってしまうほどでした。しかも、長いシーズンを戦ってけがで離脱する選手も多い中、全ての試合に出続けて、持ち前のすばらしいブロックでチームを引っ張っていました。サーブも良くて、バリエーションのある攻撃もできて、ブロックの読みも鋭く粘り強いので、全日本での活躍も期待しています。

そんな中で、途中のメンバーチェンジで入ってきたアウトサイドヒッターの藤原直也選手が目に留まりました。22歳でまだ若いのに、悪い流れの中で投入されてもチームの雰囲気を良くしてくれて、スパイクも思い切りのいいスパイクを打っていて、来シーズンも注目したいです。

【サントリーサンバーズ大阪】

アウトサイドヒッターのデアルマス アライン選手の、跳ねるような助走からのテンポのいい攻撃はすごく見ていて気持ちがいいですし、レシーブもすごく上手で、すごく好きな選手です。

また、ミドルブロッカーの佐藤謙次選手もすばらしかったです。左利きのミドルブロッカーの選手は珍しく、相手のブロックも対応しづらいように感じました。ブロックも良かったですし、アライン選手と共にチームの攻撃のテンポを良くしていました。

そんな中で、オポジットのドミトリー・ムセルスキー選手が、ファイナルに合わせて自分を一番いい状態に持ってきていることに驚嘆しました。いつもすばらしいんですけど、ファイナルが最高潮!これぞプロっていう感じですね。身長が2メートル18センチある上に、コースの打ち分けまで完璧にされたら、相手は手の施しようがないですよね(苦笑)。

リベロの藤中颯志選手は、職人芸のようなお手本にしたいくらいきれいなレシーブで、真面目な人柄がうかがいしれるプレーを見せてくれました。こんな"縁の下の力待ち"のリベロがいてくれたから、攻撃力豊かなアタッカー陣が伸び伸びやれたんだろうなって感じました。

アウトサイドヒッターの高橋藍選手は、すごい安定感でした。守備はすばらしいし、バックアタックはほとんど決まるし、相手のブロックのタイミングを外して打つ"パスアタック"のような新しい打ち方も習得して進化していて、発想力もあってセンスも抜群で「悔しいけど"センスの塊"だな」って思い知らされました。でも、これほどのスター選手なので潰れてしまわないよう、「あまりちやほやし過ぎんなよ!」って、この場を借りて言っておきます!(笑)

高橋藍選手の兄である高橋塁選手も実はすごくて、リリーフサーバーで入ってきて、会場の空気を変えていい流れにするんです。ジャンルは違うんですけど、兄弟とも"空気を支配する星"を持っているんですよね。

※高橋藍及び高橋塁の「高」は正しくは「はしご高」


取材・文/原田健 撮影/皆藤健治

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