川﨑宗則が語るWBC日本代表の見どころと注目ポイント World Baseball Classic 2026 Netflix日本国内で独占ライブ配信
スポーツ インタビュー
2026.02.20
野球の世界一を決める国・地域別対抗戦World Baseball Classic(以下WBC)がいよいよ3月6日に開幕!第1回('06)、第2回('09)で日本代表として活躍した、川﨑宗則が、WBC 2026の注目ポイントを解説する!
今の選手たちは子どものころから憧れていた大会。
だからこそ、大会そのものを楽しんでほしい
――第1回大会、第2回大会とWBCに出場し連覇を果たしていますが、どんな思い出が残っていますか?
「僕の野球人生の一番の思い出です。すごく緊迫した試合ばかりでしたがイチローさんを中心に素晴らしいチームでした」
――第1回大会はどんな大会なのだろうという不安はありませんでしたか?
「初めての大会だったので、確かにどんな大会かもわからないままでしたが、(対戦する海外勢だけでなく)日本のチームメイトだけでも素晴らしいメンバーで嬉しかったですね」
――第1回大会の決勝戦では「神の右手」(※)も話題になりましたが、アドレナリンが出ての咄嗟のプレーだったのでしょうか?
※キューバに1点差に詰め寄られて迎えた9回、イチローのライト前安打で二塁走者の川﨑さんが相手捕手に向かって右側に滑り込み、とっさの判断で右手を捕手の膝下にねじ込み貴重な1点を追加したプレー。
「あれはWBCという大会、決勝戦、イチローさんのライト前安打、いろんな要素が重ねっての最高で最強のプレーができました!」

――第2回大会も出場しましたが、立場は変わりレギュラーではない中での優勝でした(それでも準決勝のアメリカ戦では2安打1打点1盗塁と勝利に貢献した)。
「連覇ということで追われる立場だったので、プレッシャーは大きかったですね。またこの時はレギュラーではありませんでしたが、ここにいられるだけでも大きな価値、誇りがあると思っていたので、毎日が充実していました。主力とかそうじゃないとか関係なく、日本一野球が上手い選手たちとのかけがえのない日々でした」
――今大会は日本代表の試合以外も全試合がNetflixで見ることができます。そのあたりの見どころ も教えてください。
「メジャーリーグの選手がたくさん出ていることもそうですし、チームごとのプレースタイルの違いを楽しんでほしいですね。たとえばホームランを打った後も、ドミニカ共和国はベンチ中お祭り騒ぎになりますが、アメリカはクールにプレーしているとか、その違いを楽しんでほしいです」

――前回大会('23)は野球ではマイナーとされてきたチェコのひたむきなプレーなども話題になりましたね。
「参加チームが増えてきて、レベルもどんどん高まっている。世界に野球が普及してきているのが嬉しいですね」
――川﨑さんの思う、日本代表の注目選手を教えてください。
「意外に思われるかもしれませんが...やはり大谷翔平選手。彼がキーマンだと思います!(笑)二刀流もそうですが、ベンチでも明るい空気作りができる選手だと思います」
――日本代表の選手たちにメッセージ をお願いします。
「ぼくらの子どものころはWBCがなかったですが、今の選手たちは子どものころから見ていて憧れていた大会だと思います。だからこそ、大会そのものを楽しんでほしい。それぞれの国と地域の素晴らしい選手が集まる最高のエンターテインメント。優勝ばかり考えず、自分を表現して、人生のプラスにしてほしい。過去に2回出た年寄りの先輩(私)はおかげですごく幸せな人生を歩んでいます。その幸せを感じてプレーしてほしいです。国を背負うとか考える必要はない。大好きな野球を最高の舞台で、めいっぱいプレーしてほしいです」
――日本代表の見どころを最後にお願いします。
「世界最高峰の選手たちがそれぞれの国や地域を代表して集まる素晴らしい大会です。その中で日本が最強なんだ!日本人の良さが見られる!そんな大会だと思います。アメリカのステーキもメキシコのタコスもいいけど、やっぱり和食が最高なんだということを感じてほしいです!!!」

Profile
'81年生まれ、鹿児島県出身。'00年に福岡ダイエーホークスに入団し、'12年からはメジャーリーグでプレー。'06年、'09年のWBCでも活躍した。現在は栃木ゴールデンブレーブスで選手兼テクニカルアドバイザーを務める。
取材・文/高木遊




