SKE48・荒野姫楓が「ツール・ド・フランス」の魅力を語る「エースを勝たせるための、アシストたちの献身的な走りにも胸が熱くなるんですよね」

SKE48・荒野姫楓が「ツール・ド・フランス」の魅力を語る「エースを勝たせるための、アシストたちの献身的な走りにも胸が熱くなるんですよね」

フランスを中心に開催される世界最大の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」が間もなく開幕。J SPORTSでは2025年も7月5日から全21レースが生中継される。

今回は、「Cycle*2025 ツール・ド・ひめたん(仮)」で「ツール・ド・フランス」の魅力を発信しているSKE48の荒野姫楓に、ロードレースにハマったきっかけや「ツール・ド・フランス」の見どころ、ロードバイク好きとしての将来の展望などを語ってもらった。

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――ロードレースがお好きになったきっかけは?

「自転車競技をする高校生が主人公の漫画『弱虫ペダル』がきっかけです。最初はロードバイクに興味を持って乗るようになり、ショーウィンドウに移る自分の姿を見て『私、かっこいい!』って(笑)。その様子をSNSで発信していると、ファンの方から『じゃあロードレース見てみなよ』っていうお声をいただいてロードレースを見るようになりました」

――サイクルロードレースの観戦スタイルは?

「私が本格的にロードレースを見始めたのは、2024年の『ジロ・デ・イタリア』。J SPORTSのライブ配信をリアルタイムで見ていました。J SPORTSの公式Xで実況もしてくれますし、視聴者もハッシュタグをつけてXに投稿するので、大勢と一緒に観戦している感覚になれるのがすごく楽しいんです。

ロードレースの大きな大会が開催されるヨーロッパとの時差もちょうどいい。開催時間が、日本だと夜ご飯を食べ終わったくらいの時間なので、仕事を終えて、リラックスした状態で観戦できるのも良かったです」

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――間もなく「ツール・ド・フランス」が開幕。見どころは?

「世界最大の自転車ロードレースと言われる『ツール・ド・フランス』は、規模が大きいだけでなく、コースの難易度もグッとあがるんです。たとえば普通で考えると自転車で登れるわけがないって思う角度の傾斜をのぼったり、舗装されていない山道を走ったり。選手は砂を浴びて真っ白になったりして。レースは21日間かけて行われるので、途中でリタイアする選手もいるくらい過酷なんです。でもそのリタイアした選手が翌年、雪辱を果たしにくるというドラマが見れたりもして、選手一人一人の人間ドラマに注目しています」

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――これまでの「ツール・ド・フランス」印象に残っているシーンは?

「『ツール・ド・フランス』のようなグランツールでは、各チーム8名が出場。そのうちの1人がエースで、ほかの選手は全員エースが勝つためのアシストをします。エースを勝たせるための、アシストたちの献身的な走りにも胸が熱くなるんですよね。エースが前に飛び出せたとき、アシストとアイコンタクトで喜びを分かち合っている姿を見るのもすごく大好きです。

去年の『ツール・ド・フランス』の第1ステージでは、現役引退を発表し『ツール・ド・フランス』への出場がラストとなったロマン・バルデ選手が見事優勝。実力者でありながら、 『ツール・ド・フランス』の優勝者のみが袖を通せるマイヨ・ジョーヌを着用するのはこのときが初めてというのも感動でしたが、そのロマン・バルデ選手をアシストした若手のファンデンブルーク選手とのやり取りが特に印象的。接戦の末のゴールしたあと、ベテランのロマン・バルデ選手が、若手のファンデンブルーク選手を褒め讃えていたんです。『彼のおかげだよ』みたいなジェスチャーをしていて、そのときの2人の姿がすごく美しかった。『ツール・ド・フランス』は長時間かけて走り切る過酷なレースな分、選手の人間性がよく見えるんですよね。今年も楽しみにしています」

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――荒野さんにとって、サイクルロードレースとは何か教えてください。

「人生を変えてくれたものですね。ロードレースを見るようになってSKE48というグループを飛び出して活動する機会が増え、すごく世界が広がりました。なにより『Cycle*2025 ツール・ド・ひめたん(仮)』という冠番組を持たせていただいたのは自分にとって大きな出来事です。

ロードレースを鑑賞することによって、開催国の風景を見るようになったのも、視野が広がり人生を豊かにしてくれたと感じています。実は私もロードレースに出てみたいなという欲が芽生えて、自宅でトレーニングできる環境を整えているところ。もうロードレース沼にハマりまくっちゃっています」

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文/西倫世 撮影/西木義和

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