石垣元気(千葉ロッテ)、松下歩叶(東京ヤクルト)、大川慈英(北海道日本ハム)らドラ1組も選抜!「ナミックス フレッシュオールスターゲーム2026」注目選手をピックアップ
スポーツ 生中継
2026.07.21
「未来のスター候補が一堂に会する大会」として注目度が高いプロ野球のフレッシュオールスター。今回は電子部品のトップメーカーであるナミックスがスポンサーとなり、「ナミックス フレッシュオールスターゲーム2026」として、7月27日(月)に開催される。会場はHARD OFF ECOスタジアム新潟。昨年からの大きな変更としては、ファームリーグの組織再編に伴い、「セントラル・リーグ選抜 vs パシフィック・リーグ選抜」という形式で行われる点。なお、オイシックス新潟はセントラル、ハヤテベンチャーズ静岡はパシフィックとして参加する。今回は、注目したい出場選手をピックアップして紹介していく。
■新潟で高校時代を過ごした阪神・茨木の快投が見られるか!?
セ・リーグ選抜では、まず茨木秀俊投手(阪神)に注目。北海道出身だが、帝京長岡高校に進んだため、開催地の新潟とも縁が深い。本人も「新潟での凱旋登板を楽しみにしている」とコメント。地元のファンから熱い声援を浴びることであろう、2022年ドラフト4位入団の期待の右腕だ。150kmに迫る速球とスライダー、チェンジアップを武器にした快投に期待したい。
齊藤汰直(広島)は一軍での登板も果たし、貴重な戦力として期待が高い投手。右腕から多彩な球種を繰り出し、特に鋭く落ちるフォークが有効だ。園田純規投手(巨人)は、福岡工大城東高から2023年育成ドラフト5位入団。ファームで着実に実績を積み重ねており、支配下登録を目指す期待の右腕だ。中日からは牧野憲伸と井上剣也の両投手が選出された。特に牧野はオイシックス新潟出身で、地元ファンにもおなじみだ。
ほか、投手では、武田陸玖(横浜DeNA)も注目だ。入団時は二刀流選手として話題に。現在は投手に専念しているが、昨季は故障でフレッシュオールスターの出場を辞退しているだけに、悔しさを晴らす活躍に期待しよう。野手陣では、ドラフト1位組の松下歩叶(ヤクルト)。一軍でプロ初本塁打も記録し、大舞台でも派手な活躍を見せてくれそうだ。ヤクルトからは矢野泰二郎捕手も選出され、強肩と好リードに注目だ。谷端将伍(阪神)と岡城快生(阪神)の2人は、共に阪神期待のクリーンナップ候補。共に一発長打の魅力がある。外野手では、能戸輝夢(中日)も走攻守の三拍子そろった好選手。皆川岳飛(巨人)はシャープなスイングと高い身体能力が魅力の巨人の将来を担うホープだ。
地元のオイシックス新潟からは高野結羽投手、山田和捕手、今シーズンからキャプテンを務める高義博の3選手が選出された。高野は力強い快速球と縦に大きく落ちるフォークが特徴。低めに集める制球力も持ち味の好投手だ。山田はコミュニケーション力が高く、若い投手をリードで支える。今大会では他チームの投手を相手にする対応力が試されるところ。高は巧打者タイプでミート力が高い。堅実な守備も持ち味で、試合の流れを読んだプレーができる「野球IQ」の高い選手として知られる。3人とも地元ファンの大声援を浴びるはず。活躍を期待したい。
■石垣、大川、村上ら「ドラ1」入団組の活躍に期待したい
パ・リーグ選抜には、今季のドラフト1位ルーキーが顔を揃えた。石垣元気(千葉ロッテ)は、健大高崎高時代から最速158kmを計測し、ドラフトの目玉として注目された本格派右腕。彼の豪速球が大舞台でどこまで通用するか楽しみだ。大川慈英(北海道日本ハム)は強心臓が売り物。力強いストレートと"魔球"と呼ばれるチェンジアップが武器の本格派右腕だ。
2024年"ドラ1"の村上泰斗(福岡ソフトバンク)も期待の若手。ストレートは回転数が多く打者の手元で伸びる。プロ入り後も自己最速を更新し、150km台中盤を常にマーク。2種のスライダーなど変化球も多彩だ。社会人ルーキー(JR東日本出身)の高橋隆慶(福岡ソフトバンク)はファームで安定した成績を誇り、一軍でも活躍を見せている好打者。本大会でも「ホームランを狙う」と本人は意気込んでおり、一発長打の魅力に注目だ。
櫻井ユウヤ(千葉ロッテ)は、打撃センスの高さが評価される内野手。昌平高校から今季ドラフト4位入団の高卒ルーキーながら、既にファームで主軸を任されて得点圏打率も高い。金沢高校から2024年ドラフト1位入団の齋藤大翔(埼玉西武)は、将来の正遊撃手候補として期待される大型内野手。遠投120mを誇る強肩と、50m6秒の俊足を兼ね備えて守備範囲の広さに定評がある。エドポロ・ケイン(北海道日本ハム)は、長打力が売り物。パ・リーグ東地区トップクラスのホームラン数を放つなど、規格外の長打力と言われる。一発で球場を沸かせる豪快なバッティングに期待したい。
また、台湾出身の陽柏翔(東北楽天)は、走攻守のバランスの良さが魅力。明秀日立高校からBCリーグ・茨城を経て入団し、軽快なフットワークと難しい打球を処理する柔らかいグラブさばきが評価され、守備で魅了する選手として貴重な存在だ。また、幌村黛汰(東北楽天)は、帝京長岡時代は阪神の茨木とチームメイトで、母親は同校の寮母を務めていた。"ご当地選手"として茨木同様に声援を浴びるだろう。ハヤテベンチャーズ静岡からは、廣沢新太郎外野手、佐藤英雄捕手、佐藤友紀投手の3名が選出された。廣沢はファーム中地区で打率・安打・盗塁3部門でトップ(※6/30現在)に立つ、俊足好打の看板打者。積極的な走塁でチャンスを演出する姿にも注目したい。キャッチングと好リードに定評がある佐藤英は打撃力も向上。救援で活躍する佐藤友は、粘り強い投球が身上でマウンドでの安定感も増している。

(C)NPB
■フレッシュオールスターからブレイクした選手は多数
2026年のフレッシュオールスターは、「セ・パ対決」の新鮮味に加えて、茨木、牧野、幌村ら地元・新潟との縁が深い選手への期待感とドラフト上位ルーキーや育成から台頭してきた有望株が数多く顔をそろえている点が特徴だ。オリックス時代のイチロー(当時は鈴木一朗)を代表として、過去のフレッシュオールスターで、この一戦で輝きを見せたことから一軍でブレイクした選手たちが数えきれない。「数年後の日本球界を代表する選手」を今発見する楽しみこそ、この大会最大の魅力と言えるだろう。
昨年の注目選手↓
https://jmagazine.myjcom.jp/category/sports/post000735/
昨年の大会に出場した吉田聖弥(中日)は、1イニングを3者連続空振り三振に仕留める圧巻のピッチングを披露。今季は一軍のセットアッパーとしても活躍するなど、飛躍を見せている。前田悠伍(福岡ソフトバンク)は、今季は一軍で先発の一角として大車輪の活躍。5勝無敗(※6/30現在)の好成績でチームを牽引する存在となっている。一軍に定着こそしていないものの、田村俊介(広島)や内藤鵬(オリックス)らも一軍での出場機会を増やしており、攻守ともにレギュラー候補だ。一軍での出場試合数は少ないものの田中陽翔(東京ヤクルト)も大器の片鱗を覗かせている。近い将来に、侍ジャパンやメジャーリーグで活躍する選手が、この試合から生まれる可能性が十分にあり、将来を占う意味でも見逃せない一戦になることは疑いない。
文/渡辺敏樹




