北村匠海の手話でオラオラに吉高由里子もキュン「星降る夜に」【LLR・福田恵悟】
国内ドラマ 連載コラム
2026.09.06
■あらすじ
静かな街にある「マロニエ産婦人科医院」に勤める雪宮鈴(吉高由里子)は、過去の事件をきっかけに孤独な生活を送っていた。
ある日一人でキャンプに出かけた先で、生まれつき聴覚を持たない柊一星(北村匠海)と出会う。生まれつき聴覚を持たないながらも、強く真っ直ぐに生きている一星と過ごすうちに、次第に固く閉ざしていた鈴の心が解けていく。そんな鈴の変化が、新米医師の佐々木深夜(ディーン・フジオカ)の心の闇も照らしていく。

(c)テレビ朝日・MMJ
■大人がキュンキュンする恋愛の理由
このドラマは、キュンキュン恋愛ドラマの側面を持っています。しかし、それはよくあるそれとは違います。
大抵のキュンキュンドラマは、王子様タイプのパーフェクト彼氏がピンチの場面で現れて甘いせりふを言う、なんてのがセオリーですが、このドラマの彼氏は、決してパーフェクトな王子様ではありません。
耳が聞こえなく、時にわがままで、甘えん坊で、聞き分けがありません。それでも、ピンチの時には現れ、強い言葉を手話で伝えてきます。そんな彼の姿が、鈴だけでなく見ている私たちの心も動かしてくるのです。もう恋愛なんて、と思っている大人のあなたも彼のことが好きになり、二人の恋路を応援したくなるでしょう。

(c)テレビ朝日・MMJ
■赤ちゃんが産まれるということ
新しい人間が誕生するということは、新たな人生が始まると同時に、その周りの人間たちもまた新しい人生を迎えるわけです。このドラマではさまざまな悩みを抱える人間の出産が描かれます。
一言に出産と言っても、それが幸せなことなのか?それとも辛いことなのか?望むようにはいかない出産も数々あります。キュンキュンする恋愛のすぐ側に、そんな過酷な現実も描かれています。まさに緊張と緩和...。そりゃこのドラマ盛り上がります。

(c)テレビ朝日・MMJ
■許せないものとは...
このドラマの一つのテーマとなっていくのが、この「許せないもの」です。絶対に許せないものというのは、もしかしたら相手を許さないことじゃなくて、自分が許したくないものなのかもしれません。その葛藤を見事に演じてくれているのが、あの名役者「ムロツヨシ」さんです。まさに怪演です。
最近では良い人役が多いムロツヨシさんですが、このタイプの役こそムロツヨシ節が一番出ていると僕は思っております。どうぞご賞味ください。
■巨匠・大石静
このドラマの脚本は巨匠・大石静さんです。1980年代から現在まで、50年近く第一線で書き続けている、いわばバケモノです。朝ドラ、大河、民放各社、はたまたWOWOWまで、様々な場所でドラマを書きまくっているとんでもない人物。
もちろん、作品は色々ありますが、昨今このドラマ業界、恋愛もののドラマが激減している中、しっかりとラブストーリーを描いてくれるのがありがたいです。それもドッシリとして真正面からくるやつを書いて頂けるので、思わず「ごっつぁんです!」と言いたくなります。
恋愛ドラマエキスが不足しているあなた、韓国ドラマも良いですが、大石静ドラマを今一度見返すのもオススメします!
【プロフィール】
福田恵悟(LLR)
1979年11月9日生まれ、東京都出身。
NSC東京校 7期生。2002年に伊藤智博とともにLLRを結成。コンビでの活動の傍ら、ドラマ好きとして「よしもとドラマ部」でのライブを約10年、回数として実に100回以上開催している。
よしもと
ドラマ部
(吉本興業所属のお笑い芸人)
吉本興業所属のテレビドラマ好きを公言しているお笑い芸人からなる。 現在は福田恵悟(LLR)・村上健志(フルーツポンチ)・大貫さん(夫婦のじかん)・りょう(小虎)らが所属。
よしもと
ドラマ部
(吉本興業所属のお笑い芸人)
吉本興業所属のテレビドラマ好きを公言しているお笑い芸人からなる。 現在は福田恵悟(LLR)・村上健志(フルーツポンチ)・大貫さん(夫婦のじかん)・りょう(小虎)らが所属。



