「心配無用ノ介 天下御免」安田淳一監督、田村ツトムらが語る撮影秘話

「心配無用ノ介 天下御免」安田淳一監督、田村ツトムらが語る撮影秘話

7月14日に東京・池袋のシネマ・ロサにて、映画『侍タイムスリッパー』のスピンオフ作品となる連続時代劇「心配無用ノ介 天下御免」(BS-TBSで放送中、J:COM STREAMの見放題でも配信中)の記者発表会見が行われ、田村ツトム、沙倉ゆうの、井之上チャル、安田淳一監督、ゲストの横山剣(クレイジーケンバンド)が登壇。作品の見どころや撮影裏話などを披露した。

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同イベント後に田村ツトム、沙倉ゆうの、井之上チャル、安田淳一監督にインタビューを実施し、会見では語りきれなかった作品への思いを存分に語ってもらった。

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――「心配無用之介 天下御免」、待望の勧善懲悪時代劇の新ヒーロー登場です!

田村「何がうれしいって、映画『侍タイムスリッパー』の劇中劇『心配無用ノ介』が勢いあまって飛び出しましたというドラマだということです。ファンのみなさんの一声一声が力になった作品なので、その気持ちも背負いながら一生懸命撮影に挑みました」

安田「僕も、『侍タイムスリッパー』を応援してくださったお客さんに何かご恩返しをしたいという気持ちがありました。本当にうれしいし、幸運だと思っています」

沙倉「心配無用ノ介は、愛されキャラですよね。クスッと笑える時代劇で、家族みんなで楽しめる作品になっているところがいいなと思います」

田村「僕が理想にしたのは、2枚目と3枚目の間ぐらい。庶民の身近な味方です」

井之上「僕は本作からの参加ですが、30分の時代劇に監督のこだわりが詰まった傑作ですよね。監督の演出は、結構ミリ単位ぐらいの繊細さがありますから」

沙倉「監督は構図にはこだわりますよね。私がたくさんの人に追いかけられるシーンでも、カメラに向かってこう曲がって...ちょっとずれたからって何回も走りましたよね」

安田「追いかけてるおっちゃんたちが、リアルにバテてたね(笑)」

田村「けど、完成した画がすごくきれいで、いつも納得するんですよ。だから、1ミリ、2ミリとか言われても、はい、はいって動くんです」

安田「構図ハラスメントですかね(笑)」

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井之上「田村さんもこだわっていましたよ。悪人に向かってビシッと口上を言うときは、瞬きしてなかったでしょう」

田村「分かった?ここは決めないといけないと思っていましたから。僕は、時代劇は所作や立ち回りもあって、苦手意識があったんですが、撮影所のスタッフさんが、本当に親切で、基礎の基礎から教えていただいたので、僕の中では宝になりました」

沙倉「私も立ち回りに挑戦しました。日本のハリウッドって呼ばれる太秦に時代劇が来て、100年っていう節目の年。 映画村のリニューアルのオープンとともに、この作品を公開撮影ができたっていうのが、私自身すごく幸せでした」

井之上「30年くらい前の公開撮影は、お客さんはずっと遠かったです。今回はとても近くて、撮影の合間にみんなでお客さんとお話したりしましたよね」

安田「朝から夕方まで、何百人ものお客さんが撮影を熱心にご覧になった。スタッフさんもみんなニコニコと誇らしげに仕事をしてはったそうです。僕は、そのお客さんたちの眼差しを見て、そうだ、心配無用ノ介は、昔の時代劇みたいに声なき庶民の代弁者でなければならないと強く感じたわけです。これも公開撮影の手ごたえですね」

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――豪華ゲストやクレイジーケンバンドのテーマ曲「心配無用節」も話題です。

安田「映画の主演の山口馬木也さん、ライバル役の冨家ノリマサさん、ゲストで本田博太郎さん、竹中直人さんにも関わっていただけましたし、第2話の演出は、『碁盤斬り』などを手掛けた白石和彌監督に担当してもらえまして、本当にうれしかったです」

井之上「横山剣さんは、会見にもサプライズで出てくださって、作品を楽しんでくれていましたね」

安田「『心配無用節』は、昭和的な、ちょっと演歌っぽい感じのロックで僕の希望通りの曲で感激でした」

田村「ドラマのエンディングで流れると、ノリノリで見終わって、お客さんが『ああ、今日のドラマも良かったな』って言ってくれる気がします」

沙倉「曲も家族みんなで楽しめますよね」

井之上「テンション上がっちゃうね(笑)」

安田「僕は脚本を書きながら、自分で突っ込みを入れていたんですが、時代劇と言いつつ、現代劇になったり、映画では助監督役だった沙倉さんが、なぜ、お庭番になったかまで描きますから、一筋縄ではいかない展開を見せます。BS-TBSさんはじめ、製作委員会が本当に僕の好きなようにやらせてくれたから、できたんですよ(笑)」

田村「ここが面白かったとか、驚いたとか、みなさんの声を聞きたいですよね」

井之上「面白いよと広めていただけたら、もっとうれしい」

安田「公開撮影のお客さんには『皆さんを宣伝マンとして使う計画でございます』と言いました。シリーズ化も狙っているので、どんどん見て反応していただきたいです!」

文/ペリー荻野 撮影/中川容邦

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