庄司浩平が『40までにしたい10のこと』で見せた俳優としての真価
2026.04.05
今、日本のドラマファンをじわじわと魅了している俳優がいる。『魔進戦隊キラメイジャー』や『仮面ライダーガヴ』に出演した庄司浩平だ。彼の人気をさらに押し上げたのは、2025年放送のドラマ『40までにしたい10のこと』である。本作が日本映画専門チャンネルで4月に放送されるこのタイミングに合わせ、物語の見どころとともに俳優・庄司浩平の魅力を探っていきたい。

左から風間俊介、庄司浩平
■上司と部下の距離が縮まる、不器用で愛おしい「やりたいことリスト」
物語は、会社員として働く39歳の十条雀(風間俊介)が、ふと思い立って40歳になるまでにしたいことをリスト化するところから始まる。「タコパ」「シーパラ」「デパ地下のケーキ全制覇」、さらには「キス」「誕生日を恋人と過ごす」など、10年以上恋愛から遠ざかっていた雀の本音が浮き彫りになっていく。
どうすればこれをかなえられるか悩む雀に対し、リストを偶然目にした部下の田中慶司(庄司浩平)が、一緒にリストの内容を実行しようと提案する。こうして上司と部下を超えた関係性が始まっていくが、若さゆえの勢いがある慶司に、雀は戸惑いを隠せない。最初のタコパでは、いつのまにか2人きりになるなど、スピーディーな展開が視聴者をひきつける。

■クールな外見とギャップのある献身。庄司浩平が演じる「理想のパートナー」
一見クールな慶司だが、実は優しく気遣いができる性格で、奥手な雀をリードする頼もしさも持ち合わせている。過去に雀に贈ったキーホルダーのことをよく覚えているなど、パートナーとして理想的な記憶力の良さも魅力だ。
性格が正反対ともいえる2人だからこそ、互いに影響し合い、バランスの良い関係を築いているように見える。だが一方で、「本当にうまくやっていけるのだろうか」という不安要素も同居しており、それが物語を見進めたくなるポイントとなっている。

■スーツからラフな私服、そして「泥臭い涙」まで。俳優・庄司浩平の振り幅
慶司のバリバリと仕事をこなす普段のクールな姿も魅力的だが、雀を見つめる優しいまなざしとのギャップに"沼る"視聴者も多いはずだ。物語が進むにつれてあらわになるのは、彼の意外な大胆さである。自分の気持ちを言葉にして告げ、迷う雀をアシストする姿は、年下ながら非常に頼もしい。

また、慶司が見せるさまざまなビジュアルも本作の欠かせない要素だ。会社でのスマートなスーツ姿に対し、私服は意外にもラフなスタイルで、その振り幅にキュンとさせられる。
物語が進み、2人の関係が深まるにつれて避けられない「気持ちのすれ違い」も描かれる。余裕の消えた慶司が、切羽詰まった表情で感情をあらわにする姿は新鮮だ。思いきり涙を流す一面には、年下らしい素顔が垣間見え、安心感を覚えさせる。最後まで見て感じるのは、庄司浩平には強さともろさといった相反する要素が見え隠れする、独特の吸引力があるということだ。

日本映画専門チャンネルでは、ドラマ本編だけでなく、風間と庄司が真剣に演技に向き合う姿や、仲むつまじく過ごす舞台裏を捉えた「大ヒット記念『40までにしたい10のこと』全リスト裏も表も大公開スペシャル」、さらには庄司が本作をはじめとした出演作やプライベートについても語る特別番組「SPインタビュー 庄司浩平」などが4月に放送される。
俳優だけでなく、モデルや執筆活動も行う多才な庄司浩平。この春は、彼の魅力に思う存分浸ってみてはいかがだろうか。まずは雀と慶司の物語を最後まで見守り、彼の演技の熱量を感じてほしい。

文/伊藤万弥乃




