ダメ男!?生田斗真のヘリクツで心がまとまるかも?「俺の話は長い」【小虎・りょう】

ダメ男!?生田斗真のヘリクツで心がまとまるかも?「俺の話は長い」【小虎・りょう】

これを見ている今、僕の周りは年末です。

この文章を読んでいる頃、皆さんはおそらく年明けです。

年末の僕は「今年も色々あったなぁ」と振り返って反省しています。年明けの皆さんは「今年は色々頑張るぞ〜」と熱を帯びたりしていることでしょう。

僕もですし、皆さんも一回このドラマを見て肩の力を抜きましょう。だって肩の力が入っていたら、上手くいくことも上手くいかないですからね。美味しいものを食べて、やれる時にやれば良いんです。最悪、やらなくて大丈夫です。

このドラマすごいです。小虎・りょうが「このドラマがスゴイ!」みたいな賞を勝手に与えられるなら、今すぐ贈りたいです。でも小虎・りょうのそんな賞以前に、向田邦子賞というドラマの最高峰の賞を獲っているので僕は黙ります。

さて、なぜいつもよりも、僕がこんなにだらだら回りくどく僕が書いているか。そんなドラマだからです。でも中身があります。岸辺満(生田斗真)には中身があります。

このドラマの紹介って難しいです。

人間が成長する話。といえばそれだけです。ただ僕はこのドラマが大好きなので、好きなところをすごく分厚めに「俺の話は長い」を紹介します。

■あらすじ

岸辺満(生田斗真)は、世間一般でいうダメ男。大学卒業後、コーヒーにはまって起業したものの失敗し、6年前から実家暮らしのニート生活をつづけています。なんとかしたい気持ちはあるものの、口ゲンカには誰にも負けないという特殊能力を持つ彼は、屁理屈を駆使して自分のダメさを誤魔化してきました。

夫が残した喫茶店を営む母に寄生していた満の人生は、マイホーム建て替えのため、一時的に転がり込んできた姉家族によって一変します。

弟の屁理屈を「単なる現実逃避」と一刀両断し、彼がこうなったのは母(原田美枝子)にも責任があると詰め寄る姉(小池栄子)。痛いところを突かれて動揺する母。はたして満はこの災難を乗り越え、自立することができるのでしょうか...?

■実は令和になかった見やすい構造

このドラマは1クールで全20話だ。
30分で1話毎週2話ずつ進んでいく。昭和ドラマや2クールまとめて放送することが当たり前だった時代もあったが、令和にこういったドラマは少ない気がする。

起承転結がハッキリしていて、30分×2のテンポが飽きることなく引き込んでくれる。

①事件が起こる【春海(清原果耶)が学校に行きたがらない】など
②(解決案)どうやって行かせるか?なぜ行きたくないか?
③(解決)説得の末、行く
④(団欒)最高のタイミングで関ジャニ∞ (現・SUPER EIGHT)「友よ」が流れる

「サザエさん」や「あたしンち」のような、ずっと見られる安心感がある。

260124orenohanashiha02.jpg

■見やすさの奥の見応え

このドラマ、見やすさが抜群だからといって、決して軽いものではない。脚本家・金子茂樹による、会話劇としてのせりふ回しが実に気持ち良い。このドラマの根幹は、どの家族にも有り得るような問題を取り扱っていること。

どうやってニートから脱却し、自立していくか?
娘から見た再婚後の父との関係性
子供の不登校と受験に悩む親
実家の売却をどうするか?
夢を追い続けて良いのか、諦めるべきか?
など...

そこら辺のドラマなら、「なんてベタなんだよ」で終わってしまう。ただ「俺の話は長い」は段違いかつレベル違いかつハイパー違いだ(!?)。役者陣と脚本家が、見応えしかないものにしている。

会話劇が秀逸だからこそ、小競り合いは他のドラマの倍面白いし、真面目な話し合いや本当の口論は現実に近く、他のドラマのそれよりしんどい。

作中でおそらく、全主要キャストに2人芝居のパートが存在している。詳しく言うと3世代の親子パートが存在している。

長男×母(生田斗真×原田美枝子)
長男×長女(生田斗真×小池栄子)
長男×姪(生田斗真×清原果耶)
長男×義兄(生田斗真×安田顕)

満(長男)を中心にするとこうなるが、

娘×義父(清原果耶×安田顕)
夫婦(安田顕×小池栄子)

など、これが全パターン。

また回りくどく書いたが、これは役のプロフィールが緻密に練り込まれていないと不可能な芸当だ。ワンシチュエーションで始まる会話だけの芝居では、視聴者は確実に飽きる。でもこれは飽きない。皆さんもワクワクする空間をたくさん見つけて欲しい。自分は(清原果耶×原田美枝子)がすごく好きだ。

話が進むに連れて
(生田斗真×杉野遥亮)
(生田斗真×杉野遥亮×間宮祥太朗)
など、とんでもなく興奮する芝居の殴り合いみたいな時間があるのでぜひ見進めて欲しい。

■音楽

会話劇や二人芝居など演劇作品寄りな言葉をたくさん並べたが、もちろんこれはドラマだ。ドラマにとても重要な劇中歌。リアルな日常会話(言葉に重きを置いているドラマは特に)の中に、ノイズにならない音が求められる。

得田真裕さんが劇中歌を担当している (MIU404、アンナチュラル、silentなど)。本当にすごい。この人が音楽の枠にクレジットされていると安心する。シチュエーションに応じた劇中曲はもちろんあるけれど、一切邪魔がなくただ必要な音が自然とそこにある。

音の力と役者陣と脚本でこんなにまとまりがあると、前述した見応えはそりゃ爆発する。

個人的には『目標さえ見つかれば情熱を持って突っ走れる子』という長過ぎるタイトルの音が好きだ。サブスクなどで聴けるのでぜひ聴いて欲しい。

同じく抜群のタイミングで流れる主題歌の『友よ』。SUPER EIGHT...泣ける。

自分は、勝負の日の朝などに聞くプレイリストに、必ず入っている。歌詞が作中の満と重なる。しかし、自分にも刺さるということは、自分も満と重なる部分があるのかもしれない。

■まとめ

いつもよりだらだら回りくどく書きました。満はもっとだらだら、もっと気持ち良い言葉回しで喋ってます。余談ですが、清原果耶の透明感と人間味が爆発しています。マシンガンズさんの入り待ちをするシーンがあるのですが(どんなシーン?)、そのシーンが良過ぎるので注目してください。

このドラマ一周して、もう一周して最終回見てください。なんかものすごく泣けます。SP版もあります。SP版ってがっかりすることもあるんですけど、このドラマはその後をそのままやってくれるので、早くseason2をやってください!としかなりませんでした。それくらい自由に見られるんです!長々と失礼いたしました!

    ぜ
    ひ
    見
    て
    く
    だ
    さ
    い
    !
 り
 ょ
 う

260124orenohanashiha03.jpg

よしもと<br>ドラマ部

よしもと
ドラマ部 (吉本興業所属のお笑い芸人)

吉本興業所属のテレビドラマ好きを公言しているお笑い芸人からなる。 現在は福田恵悟(LLR)・村上健志(フルーツポンチ)・大貫さん(夫婦のじかん)・りょう(小虎)らが所属。

連載一覧はこちら

よしもと<br>ドラマ部

よしもと
ドラマ部 (吉本興業所属のお笑い芸人)

吉本興業所属のテレビドラマ好きを公言しているお笑い芸人からなる。 現在は福田恵悟(LLR)・村上健志(フルーツポンチ)・大貫さん(夫婦のじかん)・りょう(小虎)らが所属。

連載一覧はこちら

放送日時:2026年1月31日 20:40~

チャンネル:ファミリー劇場HD

国内ドラマ

※放送スケジュールは変更になる場合がございます

国内ドラマ 連載コラム

もっとみる

国内ドラマ インタビュー

もっとみる