新垣結衣&星野源が不器用な男女の恋愛を描く「逃げるは恥だが役に立つ」など、2010年代のヒューマンドラマ&ラブストーリー5選!
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2025.02.27
2010年代のドラマ界では、最高視聴率40%超えの「家政婦のミタ(NTV)」や最終回に視聴率42.2%を記録した「半沢直樹(TBS)」、"恋ダンス"も話題となった「逃げるは恥だが役に立つ(TBS)」など、家族の絆や人間模様を描いた感動作から心ときめくラブストーリーまで、視聴者の心をつかんだ作品が数多く誕生した。そんな2010年代のヒューマンドラマ&ラブストーリーから、J:COM STREAM(見放題)で人気の5作品を紹介。
■逃げるは恥だが役に立つ(2016年)
海野つなみの同名コミックを新垣結衣&星野源でドラマ化。大学院を出ながらも就職難で求職中の森山みくり(新垣)と、恋愛経験のない独身サラリーマン・津崎平匡(星野)の"契約結婚"から始まる新婚生活を描く。斬新な結婚の形を提案しつつ愛や仕事の本質に迫り、個性豊かな登場人物たちとの人間関係も交えて、笑いあり涙ありの新感覚ドラマとして大きな話題を呼んだ。主演である新垣の魅力が存分に発揮され、星野のユニークな演技がドラマに深みを与えている。また、星野が手掛けた主題歌「恋」に合わせて出演者が踊る、"恋ダンス"は社会現象に。韓国で活躍して日本に帰国した大谷亮平が本作でブレイクするなど、藤井隆、宇梶剛士、富田靖子、古田新太、石田ゆり子ら共演者の個性的な演技も見どころ。
■とんび(2013年)
重松清のベストセラー小説を原作に、内野聖陽と佐藤健が親子役で共演したドラマ。不慮の事故で妻を亡くした、ヤスこと市川安男(内野)が、不器用ながらも息子の旭(佐藤)を懸命に育てる姿を描いた感動作。旭を、それぞれの年代ごとに演じた子役たちの好演も話題を呼んだ。妻・美佐子役の常盤貴子をはじめ、吹石一恵、加藤貴子、野村宏伸、麻生祐未、柄本明ら実力派キャストが脇を固める。スタッフ陣には、プロデューサー・石丸彰彦、監督・平川雄一朗、脚本・森下佳子という「JIN-仁-」「世界の中心で、愛をさけぶ」を大ヒットさせた名手が再結集し、温かな親子の絆を丁寧に描き出す。ヤスの不器用ながらも息子への真っすぐな愛情と、そんな彼を支える周囲の人々の温かさが胸にしみる。
■コウノドリ(2015、2017年)
原作は、講談社漫画賞を受賞した鈴ノ木ユウの人気コミック。産婦人科医であり、謎の天才ピアニストでもある、綾野剛演じる主人公・鴻鳥サクラを軸に、妊婦やその家族の物語を描く。医療ドラマとして、出産をテーマに「命」の尊さと誕生の奇跡を真正面から捉え、医療従事者と患者、さらには家族の絆を温かく映し出すことで、原作の世界観を見事に再現。連続ドラマ単独初主演となった綾野は、優しさあふれるまなざしと繊細な演技で高く評価された。また、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋、江口のりこら実力派俳優たちが共演し、作品にさらなる深みを与えている。人気を受け、2017年には続編も放送された。
■空飛ぶ広報室(2013年)
人気作家・有川浩のベストセラー小説をドラマ化。テレビディレクター・稲葉リカ(新垣結衣)と、航空自衛隊の元戦闘機パイロット・空井大祐(綾野剛)という異色コンビが、「人生の壁にぶち当たっている」という共通点から惹かれ合い、成長する姿を描く。主演2人の好演に加え、航空自衛隊広報室の個性豊かなメンバーが、衝突を乗り越えながら仕事に打ち込む群像劇としても見応えがある。要潤、水野美紀、ムロツヨシ、高橋努らが共演し、特に広報室長・鷺坂を演じる柴田恭兵の卓越した交渉術で部下を支える頼もしい上司像を見事に体現した名演が光る。航空自衛隊の全面協力の下で撮影が行われ、ブルーインパルス隊員をはじめ現役自衛官もエキストラとして多数出演。リアリティーあふれる映像と人間ドラマが融合した作品となっている。
■下町ロケット(新春ドラマ特別編)(2019年)
池井戸潤の人気小説「下町ロケット」シリーズを原作に、2015年に阿部寛主演で放送されたドラマが大ヒットを記録。2018年に続編、2019年に佃製作所のその後を描いた「新春ドラマ特別編」が放送され、シリーズは完結を迎えた。特別編では、過去に数々の困難を乗り越えてきた佃製作所が再びピンチに陥る。取引先の帝国重工の業績悪化により、佃製作所は絶体絶命の状況に追い込まれ、企業存続を懸けた大きな転換期を迎える。阿部寛をはじめ、土屋太鳳、竹内涼真、安田顕といったおなじみのキャストに加え、吉川晃司、杉良太郎、神田正輝、尾上菊之助、立川談春、古舘伊知郎、恵俊彰らシリーズを彩った豪華キャストたちが登場。シリーズ完結にふさわしい、緊迫感あふれるシーンの連続に目が離せない。
対象期間中(2024/11/25~2024/12/22)にJ:COM STREAM(見放題)で視聴された世帯数(シリーズ単位の週あたり平均)を元に、本記事用に独自に作成したランキングを利用(※J:COM LINK利用、J:COM STREAM(見放題)ご契約世帯のデータが対象)
文/渡辺敏樹