「ウマ娘」6thイベントで初出走の石原夏織(アーモンドアイ役)&羊宮妃那(デアリングタクト役)が熱いデュエット「一緒で心強かった」
アニメ 見放題インタビュー
2025.06.03
名だたる競走馬の名前と魂を受け継いだ「ウマ娘」たちが織りなすクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』。彼女たちによる6度目のナンバリングイベント「ウマ娘 プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier」が5月24日に DAY1、5月25日にDAY2が、さいたまスーパーアリーナにて開催された。
DAY1は総勢28名のウマ娘が出走。アリーナの真ん中に設置されたステージに、今回のイベントのために仕立てられた新衣装「Trailblazer Bash!」に身を包んだキャスト陣が登場し、4周年記念楽曲「STARTING FORCE」を元気いっぱいにパフォーマンスした。
この日は、マヤノトップガン役の星谷美緒がベース、シーキングザパール役の福原綾香がギター、マチカネフクキタル役の新田ひよりがドラムを生演奏しながら、鮭をテーマにしたカオスソング「SHAKEROCK」を披露するなど、スペシャルなパフォーマンスも用意。初出走のメジロラモーヌ役の東山奈央やジェンティルドンナ役の芹澤優は、ソロ曲も披露。圧倒的なパフォーマンスで"トレーナー"(ファンの総称)を魅了した。同じく初出走のデアリングタクト役の羊宮妃那とアーモンドアイ役の石原夏織が名曲「Ms. VICTORIA」で熱いデュエットを聞かせ、会場を大いに沸かせた。
オグリキャップ役の高柳知葉によるオープニングテーマ曲「超える」のカバーを皮切りに始まったアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』ゾーンでは、第4話挿入歌「BRIGHTEST HEART」で、オグリキャップを支えるチームメイト、ベルノライト役の瀬戸桃子がシークレットゲストとして登場。エンディングテーマ曲「∞」では、互いに見つめ合いながら歌唱するなど、歌詞に沿ったドラマチックなパフォーマンスでトレーナーを感動の渦に巻き込んだ。
アンコールの「Shake The World!!」「うまぴょい伝説」を含めた全26曲を披露し、無事に走り切ったウマ娘たち。終演後にアーモンドアイ役の石原夏織とデアリングタクト役の羊宮妃那にインタビューを行い、初出走の感想などを聞いた。
――ウマ娘のイベントに初出走した感想をお聞かせください。
石原「トレーナーさんたちのエネルギーがすごくて、想像を超える力強さで圧倒されました。でも、とても温かく迎え入れてもらえたのが本当にうれしかったです。私たち初出走組のタオルを掲げてくださったり、緊張をほどいてもらえたような気がしました。すごく楽しかったです」
羊宮「自分の中で切り詰めて時間を使って練習してきてのライブだったので、『大丈夫かな』『どうしよう』と不安で涙がこみ上げる日もあったんですけど、無事に終えることができて、皆さんの笑顔も見ることができて、少しほっとしています」
――「Ms. VICTORIA」を披露した感想と、練習時のエピソードを教えてください。
石原「結構難しい曲だと思っていたのと、オリジナルの楽曲が複数人で歌われているのに2人で挑むことに、プレッシャーをすごく感じました。でも、妃那ちゃんが横に立ってくれて、一緒に振り付けを合わせて踊ったり、ユニゾンしてくれる流れがすごく心強くて。この2人でいい緊張感を持ちながら挑めたのが、本当に幸せな時間だったと思います」
羊宮「心強いのはむしろ私の方で、本番で顔を合わせた時は、言葉ではいい表せない感情がいっぱいこみ上げてきました」
――キャストとして参加する前は『ウマ娘』というコンテンツについて、どのような印象を抱いていましたか?
石原「私のマネージャーさんがとっても競馬が好きな人で、競馬ファンの皆さんをはじめ、いろんな人に刺さるコンテンツだなって思って見ていたので、こういったステキな作品に携わることができて本当にうれしいです」
羊宮「声優になる前に読んでいた声優雑誌に載っていたり、カラオケで友達とウマ娘の楽曲を歌って踊ったりしていたので、本当に今でも夢みたいだなと思います」
――熱い声援を送ってくれたトレーナーさんたちの印象をお聞かせください。
石原「『Ms. VICTORIA』の冒頭で、感動で崩れ落ちたトレーナーさんの姿を見て、『人はあんなきれいに崩れ落ちるのか』と思ったぐらい、その曲が大好きなんだということが伝わってきました。多分、アーモンドアイとデアリングタクトのデュエットということもあって、すごく喜んでくれたのかなと思います」
羊宮「『愛する』ってこういうことなんだろうなと思いました。時間をかけて会場に足を運んで、入場するのに並んで、スタンディングで応援してくれるのは全部、愛していないと無理だと思うんです。だからこそ、その熱量をお渡ししてもらえていることを、デアリングタクトちゃんのウマ娘として感じ取らせていただけたことが、すごく光栄だなって。私たち自身も精一杯、一生懸命向き合っていけたらなと改めて思いました」
取材・文/中村実香