「アオのハコ」オーディション秘話!上田麗奈の一言で、鬼頭明里「手応えを感じた」

「アオのハコ」オーディション秘話!上田麗奈の一言で、鬼頭明里「手応えを感じた」

「週刊少年ジャンプ」で連載中の三浦糀による人気マンガ原作のアニメ「アオのハコ」が10月より放送開始。それを記念して東京ミッドタウン日比谷の日比谷ステップ広場にて"ブルー"カーペットアライバルが行われ、メインキャストの千葉翔也(猪股大喜役)、上田麗奈(鹿野千夏役)、鬼頭明里(蝶野雛役)、小林千晃(笠原匡役)、内田雄馬(針生健吾役)ら5人がステージに登場。作品の見どころなどを語った。

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「アオのハコ」は、中高一貫スポーツ強豪校・栄明高校を舞台に、男子バドミントン部の猪股大喜が、女子バスケットボール部の先輩・鹿野千夏に恋をする青春部活ラブストーリー。等身大のキャラクターたちが、それぞれの思いを胸に部活に打ち込むひたむきな姿と、"誰かを好きになった時"の心の機微を繊細に描く。

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みんなの思いやりが刺さる高校生のバイブル

青一色に染まる階段を降りてきたキャスト陣は、ブルーカーペットを歩きながらファンたちとの交流を満喫。真っ青なセットアップに身を包んだ千葉は「いい天気も相まって空に溶けだすような気持ち」と開口一番に声に出すと、「シックな雰囲気だと聞いていたので、キメるなら今日だと思って今までで一番"青"です」と衣装を披露した。一方、落ち着いた青の衣装を取り入れた小林は「メガネも青なんですよ」と話すと、「炎天下で暑い中、地面が青いのでちょっとだけ涼しい気分で歩けました」と感想を口にした。

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キャラクター紹介の中で上田が「ギャップが多い女の子」と話す役柄との共通点について、鬼頭は「話してみると、けっこうさらけ出して話してくれたり、独特な空気感があるところ」と似ている部分に触れると、千葉は「上田さんの一言って説得力があって、深く聞いちゃいますよね。この間も『どんな音楽を聴いているんですか?』って聞いたら、ピアノのインストを聴いてて、すごいなって」と上田とのエピソードを明かした。

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原作の印象について、登場人物たちの機微が丁寧に描かれていることに触れつつ「お互いに思い合っていて、応援したくなる温かさを感じます」と話す上田に、内田も「このマンガを自分が若い頃に読んでいたら、もっと人に優しくできたかもなって思うくらい、みんなの思いやりがすごく刺さります」と共感。学校の図書室に置いてほしいという声が上がると、司会者からの"高校生のバイブル"という言葉に「なると思いますね」と笑顔で答えた。

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好きっていう気持ちを強く肯定してくれる作品

またこの日、東京・TOHOシネマズ日比谷にてワールドプレミアも行われ、千葉、上田、鬼頭、小林の4人が登壇。その中で上田は役作りについて「運動部ならではのさばさば感を出しつつ、胸キュンシーンではあざとさがないよう心掛けました」と回顧。一方、鬼頭は不安だったことを打ち明け、「オーディションの時に(上田)麗奈が『めちゃくちゃ良かったよ』って言ってくれて、初めて手応えを感じました」と自信を持てたことを明かした。

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アフレコ現場の雰囲気は、スタッフから笑い声が聞こえる現場と言われているとおり「めちゃくちゃ話す現場だと思います」と千葉。上田も「ムードメーカー気質な人が多くて話しがすごくお上手だし、作中と同じように思いやりがあるメンバーがそろっているので、笑顔が絶えないです」と楽しそうに話すと、その後のクイズコーナーでも笑いが絶えなかった。

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最後に、鬼頭は「アフレコ現場でもみんな違った意見が出てくる作品なので、共感したり分からないときは話し合いながら見るのも、この作品の面白いところだと思います」と、みんなで一緒に楽しむことをお勧め。千葉は「新しさがあるのにどこか懐かしさを忘れさせない作品で、いろんな好きという気持ちを強く肯定してくれる作品だと思うので、楽しみにしてください」と話し、イベントを締めくくった。

取材・文/永田正雄