NOAが語る、人生を変えたディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー『ハイスクール・ミュージカル』
映画 インタビュー
2026.08.18
ディズニー・チャンネルにて「特別編成『20周年記念!ハイスクール・ミュージカル 3夜連続放送』」が8月21日(金)~23日(日)18時から放送される。今回はディズニー作品をこよなく愛するアーティスト・NOAに、『ハイスクール・ミュージカル』との出会いや作品が創作活動に与えた影響、ディズニー作品の魅力などを語ってもらった。
――NOAさんの人生や活動に最も影響を与えたディズニー作品を教えてください。
「僕に大きな影響を与えてくれたのは『ハイスクール・ミュージカル』です。この作品を見て、歌ったり踊ったり、お芝居をしたりという"表現すること"に興味を持ちました。今のアーティスト活動にもつながっていますし、自分にとってのスタートラインになった作品ですね。いつ見ても初心を思い出させてくれて、原動力になっています」
――初めて『ハイスクール・ミュージカル』をご覧になったのは6歳頃だそうですが、当時はどのようなお子さんでしたか。
「人前に出ることが大好きな子どもでしたね。家でホームパーティーをすると、母の友達やその子どもたちが集まるじゃないですか。その途中で『ちょっと僕、踊るから見てて』と言って、みんなの前で踊っていました(笑)。『すごいね』と言ってもらえるのがうれしかったですし、踊ることや表現することは当時から大好きでした。家では洋楽がよく流れていたので、英語や洋楽にも自然と触れていましたね」

――『ハイスクール・ミュージカル』とは、どのように出会ったのでしょうか。
「最初はレンタルDVDショップでした。海外の男の子たちが『ハイスクール・ミュージカル』のDVDの前に集まっていて、気になって借りたことを覚えています」
――初めてご覧になった時の印象を覚えていますか。
「アメリカの高校生活や魅力的なお兄さん、お姉さんたちが歌って踊る世界に圧倒されました。みんな歌もダンスも上手で、本当にキラキラしていて。その印象は今でも強く残っています」
――それまで聞いていた洋楽とは違う印象だったのでしょうか。
「そうですね。それまでミュージックビデオをしっかり見ていたわけではありませんでした。でも『ハイスクール・ミュージカル』は、目と耳の両方で楽しめた感覚があったんです。映像と音楽が一体になって入ってきて、ものすごい情報量と刺激を浴びたような感覚でした」

――もし作中の生徒になれるとしたら、誰のグループに入りたいですか。
「絶対に主人公・トロイが所属するグループですね。バスケットボールチーム『ワイルドキャッツ』の部員になりたいです。第1作の『Get'cha Head in the Game』で、ワイルドキャッツのみんながバスケットボールを使って歌って踊るシーンがあるんですが、それを初めて見た時は『かっこよすぎて訳が分からない』と思いました(笑)。あのシーンは今でも一番印象に残っています。僕と同じくらい『ハイスクール・ミュージカル』を好きな友達がいて、よくその子とバスケをしながらシーンを再現していましたね」
――特に感情移入していたキャラクターはいましたか。
「トロイですね。自分と似ているというよりは憧れでした。トロイのソロ曲がすごく好きで、少し切なさや葛藤を描いた曲が多い印象なんです。トロイの感情をストレートに表現するところに憧れていましたね」
――友達になるとしたら、どのキャラクターがいいですか。
「やっぱりトロイの親友・チャドかな。当時、一緒に『ハイスクール・ミュージカル』に夢中になっていた友達が、まさにチャドのような存在でした。小さなiPodに『ハイスクール・ミュージカル』の曲をたくさん入れて、学校の裏庭でイヤホンを片方ずつ分け合って、曲を聞きながら踊ったりしていました」

――アーティストになった今も作品をご覧になりますか。
「自分の人生の分岐点で見返していることが多い気がします。韓国に住んでいた時期や、日本へ戻ってきたタイミングなど、不安や迷いがある時に自然と見たくなるんです。自分が目指したい場所や思い出したい感情がそこにあるからだと思います」
――大人になって改めて見て、新たな発見はありましたか。
「改めて曲の素晴らしさを実感しましたし、大人になって好きな曲も変わりましたね。トロイとガブリエラのラブソングも子どもの頃は歌詞の意味まで深く理解できていませんでしたが、大人になってから聞くと、曲の響き方がまったく違って『こんなにいい曲だったんだ』と感じるようになりました。
それから、『ハイスクール・ミュージカル2』の冒頭、『What Time Is It?』のシーンでチャドが"I majored in VACATION(僕の専攻はバケーション)"というメッセージ入りのTシャツを着ているんです。子どもの頃は気づかなかったんですが、大人になって『こんなところまで作り込まれているんだ』と驚きましたし、チャドらしさが表れていて印象に残っています」

――現在のパフォーマンスや楽曲制作にも影響を受けていますか。
「人の感情を動かす力や、思わず踊りたくなる、歌いたくなるようなパワーは、この作品から学んだことのひとつです。『ハイスクール・ミュージカル』の曲を聞くと、映像と一緒に景色が浮かぶんです。僕自身も曲を書く時には、聞いた人の頭の中に景色が浮かぶような作品を目指しているので、その部分は大きく影響を受けていますね。いつ聞いても古さを感じさせない楽曲づくりも、自分がアーティストとして大切にしているポイントです」
――本作をこれから初めて見る方へ、おすすめの楽しみ方を教えてください。
「まずは絶対に第1作から見てほしいです。そして、一度3作まで見終わると、きっともう一度最初から見たくなると思います。最初はストーリーを楽しんで、その次は『あの曲を聞きたいから見よう』と思ったり、トロイ目線、シャーペイ目線になってみたり、見るたびに違う楽しみ方ができます。登場人物の個性が本当に豊かなので、『誰が好き?』という話だけでも友達と盛り上がると思います。今なら"推し"を見つける感覚で楽しんでいただきたいですね」

――ディズニー作品がお家で見放題なら、休日はどんなラインアップで楽しみたいですか。
「『ピノキオ』や『ピーター・パン』『おしゃれキャット』などのクラシック作品を見返したいです。大人になって見ると子どもの頃とはまったく違うメッセージを受け取れるんですよね。物語から学ぶことも多いですし、当時の絵の雰囲気も本当に美しいなと改めて感じました。
友達も『トイ・ストーリー5』の公開に向けてシリーズを見返して大泣きしたと言っていて、『分かる!』と思いました。子どもの頃に見た作品を大人になって見返すと、新しい感動があります」
――ファンの皆さんと鑑賞会を開くなら、どの作品を選びますか。
「やっぱり『ハイスクール・ミュージカル』ですね。僕のファンの方も同世代で見ていた人が多いので、最近の応援上映みたいに、みんなで歌ったり盛り上がったりしながら見られたら、すごく楽しそうです」

――ディズニー作品が教えてくれた「人生を楽しく生きるヒント」は何だと思いますか。
「希望を持ち続けることの大切さです。ディズニー作品を見るたびに、それを思い出させてもらっています。活動を続けていると諦めたくなる瞬間や自分に負けそうになる時がありますが、そんな時にディズニーが『大丈夫、できるよ』と背中を押してくれるような感覚があるんです。作品を通して家族や友達の大切さもたくさん学びました。
僕の場合、『トイ・ストーリー』の影響もあって、子どもの頃からぬいぐるみが捨てられないんです(笑)。寝る時はベッドの周りをぬいぐるみで囲むのが習慣で、その頃のぬいぐるみは今でも持っています。ミッキーやプルート、グーフィーなど、"スタメン"のぬいぐるみは今も大切な存在です」
――最後に、もし1日だけディズニー/ピクサーのキャラクターになれるとしたら、誰になりたいですか。
「『カーズ』のライトニング・マックィーンですね。もちろん速く走ってみたいという気持ちもありますが、一番の理由は、作品に登場するルート66沿いの架空の町、ラジエーター・スプリングスで過ごしてみたいからです。あの街の雰囲気が子どもの頃から大好きで、海外のディズニーパークに再現されている場所にもいつか行ってみたいと思っています。マックィーンになって、あの憧れの街で過ごしてみたいですね」

撮影/宮崎雄亮 取材・文/水本晶子
衣装クレジット/カーディガン¥29,700(ターク)、パンツ¥55,000(マインドシーカー)、チェーンネックレス¥62,700(アイブイエックスエルシーディーエム)、パールネックレス¥7,700(オイル/すべてジョワイユ 03-4361-4464)、その他はスタイリスト私物




