ゲームに勝つのは、亀梨和也?渡部篤郎?それとも...?「ゲームの名は誘拐」【LLR・福田恵悟】

ゲームに勝つのは、亀梨和也?渡部篤郎?それとも...?「ゲームの名は誘拐」【LLR・福田恵悟】

広告代理店勤務の佐久間駿介(亀梨和也)は、自分がリーダーで進めていたプロジェクトを、クライアントの副社長・葛城勝俊(渡部篤郎)によって一蹴されてしまう。失意と苛立ちの中、佐久間はひょんなことから、家出しようとしている葛城の娘・葛城樹理(見上愛)に出会う。そして、彼女は佐久間に自分を誘拐してくれとお願いしてくるのであった...。

こちら、あの東野圭吾さんの同名小説をドラマ化したもなのですが、なんとこの小説自体は2002年に書かれたものということで、それを20年の時を経てドラマ化したというのは少々驚きです。

タイトルにもある通り、「誘拐」が鍵になってくるドラマで、その設定を現代に寄せていくのはなかなか難しかっただろうと思うのですが、全く違和感がなく、しっかりとした緊迫感が出ていました。

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そして、やはりこのドラマ"東野圭吾作品"ということで、しっかりと一筋縄では行きません!まあ、それはこの「東野圭吾」という名前を見ただけで、みなさま想像に容易いことかと思いますが、衝撃の瞬間が訪れます。

原作を読んでいる人にも朗報です。なんとこのドラマ、ラストは原作とは違う作りになっているみたいですよ。なんでも、原作のラストのその後を描いてくれてるみたいです。こんなの、原作を読んでいる方は見ないわけにはいかないですよね!20年以上の時を経て、止まっていた時間が動き出すなんて、なんともオシャレな話じゃないですか。納得するラストなのかどうか、ご自分の目でお確かめ下さい。

このドラマ、ストーリーにリアル感を出すのは、かなり難しいと思います。やはり、設定としては少しぶっ飛んでいますので。しかし、その違和感をしっかりと払拭し、没入させてくれるのは、ひとえに役者の技量かと思います。

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誰が「善」で、誰が「悪」なのか。
はたまた「善」でも「悪」でも無いのか。
それとも「善」でも「悪」でもあるのか...。

この辺りの表現が、亀梨和也さん、見上愛さん、渡部篤郎さんの御三方が抜群でした。

渡部篤郎さんは、歴戦の名俳優なので言うまでも無いのですが、亀梨さんは歳を重ねて、円熟味を増した「シブさ」がかなり見えました。終始クールな立ち回りの中に、少し見え隠れする無骨な優しさ。ただカッコいいだけの男性ではない、本格的なカッコよさを感じました。

そして、このお二人に負けず劣らず、いや、なんなら今回一番目を見張ったのは、見上愛さんです!今回の役にベストマッチしていたんではないでしょうか?

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あの、なんともいえないミステリアスな感じ、そして子供っぽい表情をすると思ったら、いきなり妙に色っぽい目つき。最高でした。

亀梨さん演じる佐久間以上に、ドラマを見ている僕が翻弄されました。

間違いなくこのドラマの鍵を握っている人物なので、目を離さずに一つ一つの仕草を見逃さないようにしておいてください!

全4話のこの作品ですけど、多分みなさん一気見すると思います。止まれません!なので、お好きなドリンクとお菓子を用意して、ぜひご覧下さい!

【プロフィール】
福田恵悟(LLR)
1979年11月9日生まれ、東京都出身。
NSC東京校 7期生。2002年に伊藤智博とともにLLRを結成。コンビでの活動の傍ら、ドラマ好きとして「よしもとドラマ部」でのライブを約10年、回数として実に100回以上開催している。

よしもと<br>ドラマ部

よしもと
ドラマ部 (吉本興業所属のお笑い芸人)

吉本興業所属のテレビドラマ好きを公言しているお笑い芸人からなる。 現在は福田恵悟(LLR)・村上健志(フルーツポンチ)・大貫さん(夫婦のじかん)・りょう(小虎)らが所属。

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