このドラマ◯◯×3です 「100万回 言えばよかった」【LLR・福田恵悟】
国内ドラマ 連載コラム
2024.12.11
よしもとドラマ部 (吉本興業所属のお笑い芸人)
吉本興業所属のテレビドラマ好きを公言しているお笑い芸人からなる。 現在は宮地ケンスケ・福田恵悟(LLR)・村上健志(フルーツポンチ)・大貫さん(夫婦のじかん)・りょう(小虎)らが所属。
よしもとドラマ部 (吉本興業所属のお笑い芸人)
吉本興業所属のテレビドラマ好きを公言しているお笑い芸人からなる。 現在は宮地ケンスケ・福田恵悟(LLR)・村上健志(フルーツポンチ)・大貫さん(夫婦のじかん)・りょう(小虎)らが所属。
<プロフィール>
福田恵悟(LLR)
1979年11月9日生まれ、東京都出身。NSC東京校 7期生。2002年に伊藤智博とともにLLRを結成。コンビでの活動の傍ら、ドラマ好きとして「よしもとドラマ部」でのライブを約10年、回数として実に100回以上開催している。
1000万回だと多すぎるし1億回なんて現実味が無さすぎる、かと言って10万回だとなんかショボく感じちゃう。頑張ればもしかしたら届くかもしれない。そんな迫力を表すのに本当にちょうど良い回数。
「100万回」
そんな100万回がタイトルに入っているこのドラマ。やっぱり迫力があって本当にちょうど良い感じの、頑張れば届くかもしれないドラマになっております。
お互いを運命の人だと確信していた幼なじみが突然行方不明になる。刑事と一緒に幼なじみを探すのだが、なんとその刑事が驚くべき発言をしてくる。自分にはその幼なじみの幽霊が見えており、そして自分を通して言葉を伝えて欲しいと言っているというのだ...。
まあ、ザックリ言うとこんな話です。
なので幼なじみとの恋愛を綴る=「恋愛」
一体幼なじみはどこに行ってしまったのか?果たして本当に死んでいるのだろうか?を巡る=「サスペンス」
そして、幽霊がでてくる=「SF」
とさまざまな要素が絡み合うことによって、かなり奥の深いドラマとなっております。しかし、こんなことを言うとなんだか難しいドラマなのでは?と思うかもしれません。ご心配なく。全く難しくありません。むしろ頭じゃなくて気持ちで見てもらいたいドラマです。つまるところ、最高です。
さらに最高なお知らせです。井上真央さんはこの手の連続ドラマには2年〜3年に1回位のペースでしか出演しないので、僕たちドラマファンからするとなんだかプレミア感があるんですよね。そして、佐藤健さんもこの手のドラマにはなかなか出演しない。なので、この二人の共演はまさにプレミア中のプレミア!もしかしたら、もう死ぬまでに見られないかもしれない究極タッグとなっているのです。
それだけでも「ぜひモノ」なのですが、そこに昨今、稀代のバイプレイヤーとして大活躍中の松山ケンイチさんが脇を固めるとなると、この化学反応はもう想像を逸脱した、とんでもない物になっています。このドラマの内容に興味が無いという方もこのプレミア中のプレミアな組み合わせは一見の価値があると思います!
まあ、このように色々な要素があるのですが、とにかくまず第1話を見ていただきたい作品となっております。そしてこのドラマ、1話を見終わったときあなたはがくぜんとして、2話以降を見ずにはいられなくなるでしょう...とだけお伝えしておきます。
「ストーリー」「キャスト」、そしてドラマを構成する上でもう一つめちゃくちゃ大事なのが、「音楽」。特に主題歌はかなりドラマの雰囲気を左右してくるポイントだと思っているんですが、このドラマの主題歌「リンジュー・ラヴ」(マカロニえんぴつ)。これは控えめに言って最高です。
もちろんドラマに寄せて作ってくれてる曲なんだと思いますが、ドラマを見た後にこの曲を聴くと、何だかドラマの答え合わせをしているかのような、そんな気持ちに浸れます。
そして主題歌の一番大事な所、それは「イントロ」です。もちろんイントロが無い曲でも入りが良ければそれも同様なのですが、この「イントロ」がドラマの終盤の一番良いシーンの所で、
来るのか?
来るのか?
来るのか?
キターーーー!!
と、なるのが僕の中でドラマを見てる時に最高に悦に浸れる瞬間なのですが、この「イントロ」が心に刺さらないと正直言って主題歌としては失格だな...と思ってしまいます。その点、この「リンジュー・ラヴ」、100点です。ドラマの良いシーンの増幅度がとんでもないです!1回このラストを見たら、次からはこのイントロ待ちになること間違いなし!僕の経験上、神ドラマは絶対にこの部分が傑出しています。
「ラブ・ストーリーは突然に」「SAY YES」「Lemon」
この「リンジュー・ラヴ」次回から並べてみても良いんじゃないでしょうか。
ストーリー最高。キャスト最高。主題歌最高。最高×最高×最高なドラマになっております!ぜひご覧になってみて下さい!このハードルを余裕で超えて来ますのでご注意して下さい!