夢と浪漫 「ドラフトキング」【LLR・福田恵悟】

よしもとドラマ部

よしもとドラマ部 (吉本興業所属のお笑い芸人)

吉本興業所属のテレビドラマ好きを公言しているお笑い芸人からなる。 現在は宮地ケンスケ・福田恵悟(LLR)・村上健志(フルーツポンチ)・大貫さん(夫婦のじかん)・りょう(小虎)らが所属。

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夢と浪漫 「ドラフトキング」【LLR・福田恵悟】

<プロフィール>
福田恵悟(LLR)
1979年11月9日生まれ、東京都出身。NSC東京校 7期生。2002年に伊藤智博とともにLLRを結成。コンビでの活動の傍ら、ドラマ好きとして「よしもとドラマ部」でのライブを約10年、回数として実に100回以上開催している。


物語といたしましては、すご腕スカウトマンの郷原(ムロツヨシ)と、元プロ野球選手である若手スカウトマン神木(宮沢氷魚)の二人が、将来の「ドラフトキング」たちに迫っていき、時に寄り添い、時に労い、そして時にぶつかり合う、スカウトマンと若き選手たちのアツいドラマである。とまあ、そんな所なんですが、はて?

「ドラフトキング」とは?

と、ほとんどの方がそう思われたと思います。その説明には、まずドラフトについて軽く触れておく必要があるでしょう。ドラフトとは「プロ野球で、新人選手獲得の際、抽選によって交渉権を各チームに与える制度」となっています。

流れとしては、各球団が1番目に交渉したいという選手を一人ずつ発表していき、全球団の選手が出そろった時に、他の球団とかぶっていなかったら交渉権獲得、もしかぶっていたら抽選、という流れの後、2巡目以降は、最下位球団から順に選手を指名できるシステムです。

そして球団から1番目に交渉したいと指名された選手が、「ドラフト1位」、通称「ドラ1」と呼ばれ、その1位指名を一番多くの球団から受けた選手がその年のドラフトの目玉選手となるわけです。

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しかし、そのドラ1の選手が必ずしも活躍するとは限りません。プロでは通用しない選手もいれば、怪我に泣く選手、大人になっていく過程でのメンタルの崩壊など、さまざまな理由があるでしょう。長い目で見てみればドラフト2位以下で指名された選手の方が活躍したり、どの球団も注目していなかった選手が大活躍したりする事などが多々あるのです。

このように、その年のドラフトの指名順位など関係なく、その年のドラフトによってデビューした選手たちの中で、最終的に一番活躍をした選手が、

「ドラフトキング」

と呼ばれるのです。長々とすみません(笑)。しかし、このドラマの説明にはまずこの「ドラフトキング」というものをより深く理解していただくのが一番かと思いまして、丁寧に説明させていただきました。

要するに、その年の「ドラフトキング」は10年後、もしかしたら20年後まで誰かは分からないのです。そんな遠い未来の結果を求めて、今を奮闘する夢と浪漫にあふれるスカウトマンたちの物語...。それだけでもうわくわくしませんか?

そして、天性の眼力で「ドラフトキング」にいち早く目をつけ、多くは語らない無骨な男・郷原とその剛腕に魅せられて、郷原についていく純粋でアツい男・神木。

これぞ王道バディー!

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さらに、若き将来の「ドラフトキング」たちの苦悩や、チームメイトとの団結、野球への愛。

そして、やっぱり甲子園って最高のギミック!

どうでしょう?もう、オーバーキルじゃないですか?見たくてたまらないんじゃないですか?

それでは、トドメいきましょう。

でんでんさん、良い味出してます!

どうだ‼‼見ずにはいられないでしょう!!

1話30分でサラッと見られるので、そこも良い感じですね。ただ、30分じゃ物足りなくなる危険性はありますが...。野球好きな方はもちろん、そうでない方も十分に楽しめると思います!

ぜひご覧下さい!

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