【松井咲子が語る】「推しの殺人」(4~6話) 堕ちて、なお輝く
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2025.11.13
毎週木曜深夜の"推し活"が今の楽しみ、松井咲子です。
さて、4話、5話、6話と物語がかなり進み、もう誰を信じれば良いのやら...。人間不信になりそうです。早速ですがざっくりと振り返ってみましょう。
4話はベビスタのメンバー、イズミ(林芽亜里)が逮捕されるという衝撃のシーンからスタートでしたね。
ついにバレたか...とルイ(田辺桃子)とテルマ(横田真悠)、それからテレビの前の私たちも闇に飲み込まれそうになったその時。
てってれー!実はこれ、テレビ番組の逮捕ドッキリでしたー!!というオチ...。はあドキドキした。
こちらは原作にもあるシーンなのですが、ドラマだとよりリアルに描かれていて。ドッキリだと分かっているのに、あれ?もしかしてドラマ版だと、まさかここで本当に逮捕されてしまうの?と思うほどの迫真の演技。思わず手に汗握りました。
しかし、このドッキリはベビスタにとって初のテレビ出演。売れたい。でももう後には戻れない。そんな中、新たな問題が。
ルイ不倫疑惑!?!?!?
「殺人」に「不倫」、とんでもないことになってきたぞ。
マーケティング会社社長の河都(城田優)が、ベビスタのプロデューサーに就任することが決まった5話冒頭。どうやら逮捕ドッキリの番組に推薦したのも河都らしい。彼について行けばベビスタ爆売れなるか!?
フォロワーも増え、3人のモチベーションも上がってきた最中、とある訪問者が。弁護士の矢崎(増田貴久)と河都の妻(加藤ローサ)だ。
「ルイさん、あなた不倫してますよね?河都さんと」
テルマとイズミからも不審がられ、不倫疑惑写真もネットに拡散。ルイは謝罪配信をし、事務所のビルを出た瞬間、ファンに襲われてしまいます。このファンずっと怪しかった!絶対連続殺人事件の犯人!と思っていたのにまさかの無実。推しに対する愛情が大きすぎる故の行動でした。いつだって正義と狂気は紙一重。
こうして見ていると、このドラマは"正義"と"守ること"を軸に、愛情や信頼の裏にある、危うさのようなものを描いている気がします。特にこの4話から6話で『守りたい』がいつの間にか『支配』や『歪み』に変わっていきました。
グループを守ると言いながら自分を犠牲にするルイ。
ルイを守ると言いながら彼女の行動を監視する河都。
推しを守ると言いながらストーカーしてしまうファン。
純粋さは、ときに残酷である。
ていうかこの時点でもう感情ぐわんぐわん。まだ5話だよ?そうして始まった6話。河都がルイに言う。「君たちがやったんだね?」
終わった。ついにバレた...。
しかもネットに拡散されてしまった不倫写真は、なんとルイ本人がアップしたものだったのだ!全てはベビスタのために。
本性を現した河都とルイたちの直接対決。消えた河都。河都が関わっているクラブガーデンに関する告発動画を、ネットにあげるルイ。世間を味方につけて、東京進出が決まったベビスタ...。いやもう情報量多すぎ!!!ていうかルイ策士すぎ!!!
これで全て終わるのか、と思いきや3人の元に「お前たちの罪を忘れるな」という手紙が。これは果たして...。
そして、結局ふり出しに戻ってしまった未解決連続殺人事件と、クラブガーデンの謎もまだまだ目が離せません。個人的には、原作にはいなかった弁護士の矢崎がかなり重要なキャラクターなのではないかと期待しています。考察しながら楽しめるドラマって楽しい〜!
ベビスタ東京進出おめでとう!ずっと見守ってるよ!!














