『呪術廻戦』五条悟の最強ボイスに震える!声優・中村悠一の魅力が際立つアニメ5選
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2026.02.19
「声優アワード」にて、最も活躍した声優に贈られる「MVS」を2年連続で受賞した中村悠一。甘さの中にピリッとした鋭さを宿す低音ボイスで、数々の作品に強烈な存在感を刻み込んできた。今回は、中村が演じる"個性"や"実力"が際立つキャラクターが登場するアニメ5作品を紹介する。
■『呪術廻戦』シリーズ

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
全世界シリーズ累計発行部数1.5億部を突破した、芥見下々の同名漫画原作。人間の負の感情から生まれる"呪い"と、それを払う"呪術師"たちの死闘を描くバトルアクションアニメだ。ごく普通の高校生活を送っていた少年・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、呪いの王・両面宿儺(りょうめんすくな)の指を食らったことをきっかけに、呪術の世界へと引きずり込まれていく。

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
中村が演じる五条悟は、死刑を宣告された虎杖の後ろ盾となり、彼を呪術高専へ導く現代最強の呪術師。軽薄でマイペース、つかみどころのない言動が目立つ一方、その裏には圧倒的な実力と絶対的な自信を秘めた存在だ。そのキャラクター性に中村の声が重なることで、説得力が一層際立つ。常に話題の中心にいる彼だが、現在放送中の第3期「死滅回游 前編」では公式サイトのキャラクター紹介にその名は見当たらない――その答えをアニメで確かめるとともに、物語の行方を見届けてほしい。
■「葬送のフリーレン」シリーズ

(C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
勇者ヒンメル率いるパーティーによって魔王が倒された"その後"の世界が舞台。勇者一行の一人で、千年以上を生きる魔法使い・フリーレンと、彼女が新たに出会う人々との旅路を通して、「時間」と「想い」の重なりを丁寧に紡いでいく物語だ。宝物のようなセリフの数々が視聴者の胸を静かに刺し、2026年1月からは第2期が放送されている。

(C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
ヒンメルの死をきっかけに「人間を知りたい」と思うようになったフリーレンは、かつての仲間の弟子たちと共に"魂の眠る地"を目指す旅へ。その道中で出会うのが、中村演じる僧侶・ザインだ。天性の才能と称される超高度な治癒魔法を操る実力者でありながら、冒険者になる夢を諦め、長らく足踏みを続けてきた人物でもある。酒好きが垣間見える軽妙さと、僧侶らしい落ち着き。その相反する魅力を同時に成立させる中村の声は、ザインというキャラクターに大人の余裕と人間味を与えた。短い登場期間ながら、自然とパーティーに溶け込んでいくザインの存在感は必見だ。
■「おそ松さん」シリーズ

(C)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会
赤塚不二夫生誕80周年記念作品として、昭和のギャグ漫画『おそ松くん』を原作に、大人になった6つ子たちを描く。20歳を過ぎてもクズでニートで童貞......それでもどこか憎めない彼らが繰り広げる、予測不能な日常を描くコメディー作品だ。2015年の放送開始以降、10年にわたり第4期まで制作され、若い女性を中心に爆発的な支持を集めてきた。

(C)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会
中村が演じるのは、太い眉毛がトレードマークの松野家次男・カラ松。常に自分の世界に浸り、全力でカッコつける言動は、中村のハードボイルドな低音ボイスをもってしてもなお"痛さ"が際立つ。だがそのナルシストぶりの裏には、6つ子の中でも屈指の優しさと気遣いが隠されている。だからこそふびんな目に遭うことも多いが、登場するだけで場の空気をかっさらう存在感はまさに唯一無二。作中には声優ファンなら思わずニヤリとしてしまう"中の人ネタ"も随所にちりばめられており、中村の新たな一面を知る上でも見逃せない一作だ。
■銀魂オンシアター2D 金魂篇

(C)空知英秋/集英社·テレビ東京·電通·BNP·アニプレックス
TVアニメ「銀魂」の人気エピソード『金魂篇』を再編集した映画作品。金髪ストレートパーマ&まっすぐな魂をもつ侍・坂田金時の営む「万事屋金ちゃん」は、金時に全幅の信頼を寄せる志村新八と、凶暴だが金時には従順な神楽の3人体制で数々の依頼をこなし、かぶき町の誰もから厚い信頼を勝ち取っていた。そんな日常に、ある日「坂田銀時」と名乗る銀髪天然パーマの謎の男が現れる。

(C)空知英秋/集英社·テレビ東京·電通·BNP·アニプレックス
人柄も実力も非の打ちどころがない、まさにパーフェクトな存在である金時を演じる中村は、その柔らかく人当たりのいい声色の奥に、拭いきれない違和感を忍ばせる。そのわずかなズレがあるからこそ、銀時の不器用さや、「銀魂」が積み上げてきた仲間との絆の重みが、より鮮明に浮かび上がる。物語の核心だけでなく、本編ラストに追加されたおまけ映像まで含めて、目も耳も離せない一本。中村の完璧すぎる最強キャラが、物語そのものを際立たせる好例と言える。
■「Dr.STONE」シリーズ

(C)米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会
最後に、中村が演じる最強のキャラクターとして外せないのが、「Dr.STONE」の獅子王司 (ししおうつかさ)だ。2026年4月から第4期第3クールを控える本作は、謎の現象によって全人類が一瞬で石化した世界を舞台に、超人的な頭脳を持つ科学少年・石神千空(いしがみせんくう)が、ゼロから文明を築き上げていくクラフト冒険物語だ。

(C)米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会
"霊長類最強の高校生"と称される司は、素手でライオンを倒すほどの圧倒的な武力を誇る存在。常に冷静沈着で理知的な彼は、純粋な若者だけで、既得権益のない理想の世界を作るべきだと考え、全人類復活を目指す千空たちと対立する。物腰は柔らかく、声も穏やか。それでも中村の淡々とした語り口は、司と相対した際の恐ろしさや、抗いがたい絶望感を強く印象づける。しかし物語が進むにつれ、その変わらない口調の奥に人間らしい葛藤や情がにじみ、冷静さはやがて頼もしさへと姿を変えていく。敵か味方か、その境界を超えて存在感を放ち続ける司に、中村の演技の幅と存在感を改めて感じることができる。
文/川井美波




