劇場版『進撃の巨人』公開!梶裕貴&石川由依が語る、エレンたちとの10年の絆とファンへの感謝

劇場版『進撃の巨人』公開!梶裕貴&石川由依が語る、エレンたちとの10年の絆とファンへの感謝

巨人の脅威にさらされた人間の死闘を描くダークファンタジー「進撃の巨人」。そのシリーズ最後となる「劇場版『進撃の巨人』完結編 THE LAST ATTACK」が11月8日に公開。それを記念した舞台挨拶が11月9日に都内で開催され、梶裕貴(エレン・イェーガー役)、石川由依(ミカサ・アッカーマン役)、林祐一郎監督が登壇。作品への思いなどを語った。

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本作は、2023年にシリーズの締めくくりとしてテレビ放送された「『進撃の巨人』The Final Season 完結編」の本編をブラッシュアップして再構築した劇場版。巨人と戦う調査兵団が、世界を滅ぼそうとするエレンを止めるべく、最後の戦いに挑む姿が描かれる。

最後の劇場版公開で明かす、作品への思いとアフレコ秘話

梶が最後の劇場版公開を迎えて感慨深い思いがあると打ち明けると、公開初日に映画館に足を運んだという石川は「演じてもいますし(内容も)知ってはいるんですけど、全然違いました。最初から鳥肌がすごかったですし、目と耳と心にダイレクトに来て"進撃を浴びたな"っていう感じでした」とこれまでにない衝撃を受けたことを伝えた。

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アフレコは1年以上前。風邪を引きながらも奇跡的に当日だけ声が出て、次の日は声が出せなかったと話す梶は、自身のボロボロの状態が逆に映画とリンクしたと振り返ると「アルミン役の井上麻里奈さんとのやりとりは、いまだに鮮明に心に焼き付いています。あそこで本当の意味でエレンの人間性を理解できたというか、自分の思っていたエレンと10年かけて一つになれた感じがありました」と言葉を詰まらせながら答えた。

その話を聞いた石川も「アフレコ前はまだ、どんな気持ちになるか分からなかったんですけど、実際にアフレコをするとエレンもこの作品自体も、ミカサの行いによって終わってしまう悲しさや寂しさとか...。全部がアフレコ中に急に心にきて、涙が止まらなくなってしまった自分に驚いたり。でも、それだけミカサと共にここまで演じてきたんだなって感じました」と作品が終わることへの実感と、アフレコ現場で感じたことを打ち明けた。

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林監督への誕生日サプライズ&ファンへのメッセージ

イベント終盤、会場ではこの日に誕生日を迎えた林監督に誕生日ケーキが贈られるサプライズも。キャストや観客からの拍手に林監督は「偶然ですけど、まさか待望の劇場公開後に誕生日っていうのは運命を感じます」と感激し、「劇場公開が実現したのはファンの皆さんの応援があったからだと思うし、これだけ熱量を持って見てくださる作品に携われたことは、自分にとって最大の誇りです」と感慨深げに語った。

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最後に、石川は「(昨日)劇場で、進撃の巨人が大好きな皆さんが始まる前にソワソワして、終わった後は『泣いた~』『面白かった』って湧き立っている感じを見て、この空間に集まってくださっていることが、本当に貴重だなと胸がいっぱいになりました」と感謝。梶は、劇場公開されたのは応援してくれたファンのおかげだと明言すると「エレン・イェーガーという一人の人間を演じさせていただくことができて、本当に幸せでした。またこうして皆さんとお会いできることがあると信じて、これからも"進撃"していきたいと思います」と語って、イベントを締めくくった。

取材・文・撮影/永田正雄

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