ベイスターズ・度会隆輝が語る「プロ3年目の自覚と覚悟」

ベイスターズ・度会隆輝が語る「プロ3年目の自覚と覚悟」

〜第二十回 プロ野球愛宣言!現役選手編〜

 明るいキャラクターが持ち味の〝ハマの元気印〟。3年目の今季は心身ともに成長し、チームに欠くことのできない選手になった。今なにを思うのか、真摯に語る。

――3年目の今季、規定打席数にも乗せチームの中心として活躍していますが、ここまでを振り返っていかがですか?

「シーズンも残りわずかですが、本当にこの1年間、充実した毎日を送れています。過去2年とは違い、自分としても成長できている部分はあると感じています」

――後半戦は、スタメンで1番を任されることが多くなりました。リードオフマンとして心掛けていることは何でしょうか?

「筒香(嘉智)さんや宮﨑(敏郎)さん、牧(秀悟)さんなど、後ろにはすごいバッターがたくさんいるので、とにかく出塁することにこだわっています。もちろん完璧なヒットを打つことができれば、後ろにいいイメージや流れを持っていけると思うので、自分の良さをしっかり生かしたいと考えています」

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――今季は例年に比べてバットが振れている印象で、得点圏でも強みを見せています。打撃において成長した部分はどこでしょうか?

「一番は、良い時と悪い時の波が小さくなったことだと思います。常に良い状態をキープできるようになりました」

――その要因は何でしょうか?

「事前の準備にはこだわっています。試合前はもちろんですが、試合後もしっかりと明日の準備をする。練習ではティーバッティングのドリルをいろいろとやっていて、それを毎日こなせているのが良い方向に繋がっていると思います」

――3年目となり、一皮むけた印象がありますが、見える風景は変わってきましたか?

「年齢的にはまだ若い方ですが、プロ3年目なのでしっかりと自覚と責任を持って日々過ごそうと考えています。まだまだ理想には程遠いですけど、自分が描いている一番のカタチを表現できるように努力したいと思っています」

――打撃状態がよくてもチーム事情によりベンチで出番を待つときもありますが、そういう時はどのようにメンタルを保っていましたか?

「とにかく、自分がやるべきことをやる、ということだけを考えていました。代打で出ることもあれば、試合途中から守備に入る可能性もあります。その時、後手にならないように心身ともに常にいける準備をしておく。試合に出られない時は、そういうことを常に意識していますね」

――高校からの先輩である筒香選手からは「やるべきことをやりなさい」とアドバイスを受けているそうですね。度会選手にとって筒香選手はどのような存在ですか?

「長年ベイスターズをけん引している、憧れの人ですね。同じ横浜高校出身ということもあり、なにかあると指導やアドバイスをしていただき、大事なことに気づかせてくれる偉大な先輩です。本当に感謝しかありません」

――度会選手といえば明るいキャラクターでファンや子どもたちに元気を与える存在ですが、最近は言動に落ち着きが感じられます。

「自分も3年目で、後輩が入団してきているので、やはり手本になれるような選手になりたいと考えています。え、成長を感じるところですか? いやー、自分じゃ分からないです(笑)」

――お父さまは、ヤクルトなどで活躍された元プロ野球選手の博文さんですが、やはりその存在は大きいですか?

「そうですね。僕は3歳から野球を始めたのですが、一番大きな影響を受けたのが父と兄でした。小さい時から父には『自分を信じて頑張れ!』と言われていて、プロになった今もその言葉を大切にしています。調子が悪い時は、自分のなかに迷いが生じてしまうこともあるのですが、そういう時ほど父の言葉を思い出し『自分なら大丈夫!』と思うようにしています」

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――「プロになりたい」と思ったのはいつ頃ですか?

「野球を始めた時からずっとプロになりたいと口にしていました。プロになれると実感できたのは、ドラフト会議で名前を呼ばれた時なのですが、それまでずっと自分の中では、きっとプロになれる、プロにならなきゃいけない、と思いながらプレーをしていました」

――千葉県出身ながら以前からベイスターズファンということですが、幼い時の一番の思い出は?

「中学校1年の時に友だちと横浜スタジアムに観戦に来た時、筒香さんのホームランを生で見て、すごいなって衝撃を受けたんです。いつか自分もこういった場所でプレーしたいなって強く思いました」

――縁あって入団したベイスターズですが、どんなチームですか?

「チーム内の雰囲気もすごく明るいですし、勢いに乗ったときの破壊力は12球団の中でもトップクラスだと思うので、シーズンも残り少ないですが、チーム一丸となって頑張っていきたいと思います」

――度会選手自身、どのようなところに注目してもらいたいですか?

「自分は元気よく、ハツラツとプレーするのがセールスポイントなので、そこを見ていただけたらうれしいです。チームとしても最後まで諦めることなく戦っていきたいと思います!」

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Profile
'02年10月4日生まれ。千葉県出身。横浜高校から社会人のENEOSを経て23年のドラフト1位でDeNAに入団。24年のプロ1年目の開幕戦では、12球団最速となる初本塁打を放つなどド派手なデビューを果たす。3年目の今季は規定打席をキープするなどチームの中心選手として活躍。明るいキャラと、チャンスに強いセンス抜群の打撃が持ち味。

取材・文/石塚隆 撮影/中川容邦

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