沢田研二、キャンディーズらが全力で走って笑って歌う!昭和の伝説的バラエティ「ビッグスペシャル」がよみがえる
2026.08.21
ザ・ドリフターズをはじめ、沢田研二、天地真理、小柳ルミ子、キャンディーズ――。昭和を代表するトップスターたちが毎週顔をそろえた伝説のバラエティ番組「ビッグスペシャル」が、放送から半世紀の時を経てホームドラマチャンネルでCS初放送される。1970年代を彩った人気スターたちが全力で走り、笑い、歌う姿を収めた本番組は、映像ソフト化されていない貴重な作品。当時を知る世代には懐かしく、若い世代には新鮮な驚きに満ちたエンターテインメントとして楽しめるはずだ。

記念すべき第1回!スター総出演の大運動会
「ビッグスペシャル」は、1973年10月から約1年間にわたり、NET(現在のテレビ朝日)系列で毎週月曜夜8時の特別番組枠として放送されたバラエティ番組。ザ・ドリフターズを中心に、その時代を代表するスターたちが毎回出演し、多彩な企画に挑戦した。歌番組ともコント番組とも異なる、人気者たちの夢の競演だからこそ実現したスケール感が最大の魅力だ。今回のCS初放送では、数ある放送回の中から厳選した10タイトルをセレクション放送。映像ソフト化されていない番組だけに、この機会を逃す手はない。

8月23日に放送されるのは、1973年10月1日放送の記念すべき第1回「激突!ドリフ対抗秋の大運動会」。ザ・ドリフターズのいかりや長介率いる「長介組」と、芦屋雁之助率いる「雁之助組」が激突し、小柳ルミ子、天地真理、小松政夫、なべおさみ、レッツゴー三匹ら人気者が勢ぞろいする。司会を務めるのは伊東四朗だ。
選手宣誓を担当するのは、当時人気絶頂だった小柳ルミ子と天地真理。数々のヒット曲でお茶の間を魅了していた2人が、真剣な表情で競技に臨む姿は、それだけでも見応え十分だ。競技は短距離走や中距離走だけでなく、「電車競争」「スター発掘レース」「ボール運び競争」「ムカデ競争」など、運動会でありながら笑いにあふれたユニークな種目が続々登場。スターたちが短パンにランニングシャツ姿で本気になって駆け回る光景は、令和ではなかなか見られない。チーム戦に加え個人賞も用意されており、それぞれの活躍にも注目したい。
競技だけでなく、歌唱シーンも本番組の大きな見どころ。小柳ルミ子が「十五夜の君」、天地真理が「恋する夏の日」を披露するほか、大信田礼子の「愛のくらし-同棲時代-」、愛田健二の「東京ブルース」など、当時のヒットナンバーが続々と登場する。バラエティと歌番組が自然に融合した1970年代らしい贅沢な構成も、本作ならではの魅力だ。

人気歌手が競演!歌と笑いが融合した名物企画
8月30日に放送される「熱戦!ドリフ対抗美人歌手大会」では、ザ・ドリフターズをはじめ、真理アンヌ、欧陽菲菲、ジュディ・オング、アグネス・チャン、奥村チヨ、山口いづみ、前野曜子ら人気歌手が出演。イントロクイズやリクエスト歌合戦など、音楽とゲームが一体となったにぎやかな企画を繰り広げる。
リクエスト歌合戦では、「赤とんぼ」「ひなげしの花」「他人の関係」などジャンルを超えた名曲を披露。前野曜子が「夜はひとりぼっち」を歌っている最中にも出演者がところてん競争を繰り広げるなど、歌とバラエティが同時進行する自由な演出は実にユニークだ。さらに、ジュディ・オングの「花嫁の耳かざり」、欧陽菲菲の「恋は燃えている」、奥村チヨの「風の慕情」、アグネス・チャンの「草原の輝き」など、1970年代を彩った名曲の数々も堪能できる。

沢田研二も登場!9月放送も豪華スター競演
8月放送分だけでも十分に見応えがあるが、9月放送分も注目回が続く。9月6日放送の「強敵出現!まけるなドリフターズ」には、牧伸二、岡崎友紀、南沙織、殿様キングスらが出演。「栗拾い競争」や熱々のおでん早食いなど、体当たり企画で番組を盛り上げる。歌のコーナーでは、岡崎友紀の「白い船で行きたいな」、南沙織の「色づく街」、殿様キングスの「北の宿」などが披露される。
9月13日放送の「熱烈!ドリフの花嫁花婿大会」では、天地真理、アグネス・チャン、浅田美代子、あべ静江らが華やかなウエディングドレス姿で登場。さらに、デビュー間もないキャンディーズもミニスカート姿の花嫁衣装で出演し、「あなたに夢中」を披露する。そして9月27日放送の「白熱!ドリフをジュリー組が撃破!?」では、"ジュリー"こと沢田研二がゲームでも歌でも圧倒的な存在感を発揮。番組後半では華やかな衣装で「魅せられた夜」を熱唱し、トップスターならではのオーラで番組を締めくくる。

ザ・ドリフターズや沢田研二、天地真理、小柳ルミ子、南沙織、そしてデビュー間もないキャンディーズまで、昭和を彩ったスターたちが全力で笑い、真剣に競い、美しい歌声を響かせる姿は、令和のバラエティではなかなか味わえない魅力にあふれている。テレビ黄金時代ならではのスケール感と熱気、そして出演者たちの飾らない表情が詰まった「ビッグスペシャル」。半世紀の時を経ても色あせない"昭和エンターテインメントの原点"を、この貴重なCS初放送でぜひ体感してほしい。
文/田中隆信



