声優・富田美憂さんロングインタビュー#2 「『誰かの日常の支えになれたら』表現の原点である『歌』への想い」
アニメ インタビュー
2026.10.23
「アイカツスターズ!」の虹野ゆめ役をはじめ、「メイドインアビス」のリコ役、「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」の伊井野ミコ役など数々の人気キャラを、その豊かな表現力と透明感の中にも芯のある声で、見事に演じ分ける富田美憂さん。この企画では全3回にわたって、その人となりをインタビュー。出演作品のお話とともに彼女の表現の奥底に宿る思いをひもときます。
■小さい頃から特別だった"歌"という表現

――アーティストとしてもご活躍されている富田さんですが、歌に興味を持ったのはいつ頃からですか?
「元々、子どもの頃から歌うのがすごく好きだったんです。勉強も得意じゃなかったし、運動も秀でてできるわけじゃできなかったけど、子どもの頃から唯一、褒めてもらえるのが歌でした。母が音楽やライブが好きだったこともあって、一緒によくライブに連れて行ってもらっていたので、昔から音楽は身近な存在でした」
――それだけ身近なものだったんですね。
「そう、"歌"っていうのが自分を表現する手段として、子どもの頃から、ちょっと特別なものだったんですよね。......じつを言うと、いまの事務所のオーディションに応募したのも審査内容に『歌』って書いてあったからなんですよ(笑)」
――え、そうだったんですか...!富田さんにとっては、表現の原点が"歌"だったんですね。
「そうですね。やっぱり私もアーティストの歌を聴いて、パワーをもらって『自分も頑張らなきゃ』って感じることが多いんです。とくに、キタニタツヤさんの『私が明日死ぬなら』という曲には、日々すごく助けられていて...!」
――たとえば、どんなときに?
「生きてれば『仕事に向いてないんじゃないか』『自分の代わりなんていくらでもいる』って落ち込んでしまうこと、だれにでもあるじゃないですか。そういうときに聴くだけで、『もうちょっと頑張ってみようかな』と思わせてくれるのがこの曲で。本当にすごい力のある歌だと思います」
――聴いてみます...!富田さんが感じている、"歌"という表現の魅力って、どんなところですか?
「歌になると、歌詞の言葉が、その言葉以上に心に直接響いてくる力があるような気がします。だからこそ、少ない言葉でもちゃんと元気がもらえたり、心が揺さぶられたりするのかなって」
――それはご自身が歌うときにも意識しているんですか?
「もちろん、私自身が聴き手として元気をもらっているからこそ、アーティストとして活動するときは『誰かの日常生活の支えになれたらいいな』という想いがずっとあります。だから、ファンの方々からいただくお手紙で『この曲のおかげで辛い仕事に行けました』とか『受験勉強を頑張れました』という言葉をいただけると、私も誰かにとってのそういう存在になれているのかなって思って、すごく嬉しくて...!」
――素敵な関係性ですね...!
「直接ライブでお会いできなかったとしても、CDやサブスクを通じて全国のみなさんに届いて、自分の知らないところで誰かの力になれることがあるんだと思うと、やっぱり音楽って素晴らしいなって思います」
――今後のアーティスト活動への意気込みもお聞かせいただけますか?
「富田美憂という、いちアーティストとしてステージに立つときは、私自身が表現したいことが表現できて、キャラクターというガワがないからこそ歌える曲もあって。でもそこでは、ファンの方々の存在ってすごく特別なものなんです。たまに作詞をする曲もあるんですが、やっぱり自分で考えた歌詞には、日頃ファンの方々との交流から生まれる想いが、たくさんこもるんですよ。これからも活動を重ねていくなかで、みなさんともいっぱい思い出を作って、そこから生まれる曲を大切に歌っていきたいなって思います」
■世界を巻き込む"異世界"旋風

――近年、とくに異世界ものの人気がすさまじいですが、富田さんはその理由ってどんなところにあると思いますか?
「やっぱり異世界に転生してすごく強くなったり、特殊な能力を持てたり、という設定が、自分の憧れや『こうなりたい』という願望を叶えてくれるような爽快感があるのかなと思いますね。なんとなく、日常生活の中で抱えているモヤモヤを、そういうところで発散していたりするんじゃないでしょうか」
――たしかに、そういう部分は大きそうですよね。富田さんもさまざまな作品に出演されるなかでその人気ぶりを肌で感じたりもしますか?
「かなり感じてますよ!とくに先日、お仕事でニューヨークに行かせていただいたんですけど、そこで現地のファンの方々と対面でサイン会をさせていただいたときに、異世界ものの出演作品の話をしてくれる方が多くて...!もはや、日本国内だけでなく海外でも、一つのジャンルとして受け入れられている、ジャパンカルチャーの一つなんだなって、実感しました」
――海外でもそんなに人気があるんですか...!
「『ISEKAI(イセカイ)』という言葉がそのまま通じるんですよ!あと『TSUNDERE(ツンデレ)』も(笑)。どちらも日本のカルチャーとして世界に浸透しているんだなと感じて感動しました」
――ツンデレまで輸出されてるとは...(笑)。
「そうなんです!しかも、イベントやサイン会で私たちがしゃべったことに対しても、通訳さんを介さずにノータイムですぐにリアクションを返してくれるんですよ!おそらく吹き替え版もあると思いますが、日本語音声に字幕をつけて観てくださっている方が本当に多いんだなって感じがしました。日本のアニメを通して、日本語を勉強してくださっている方も結構いるんじゃないかな。そういう空気を肌で感じられたので、すごく嬉しかったですね」
――そう考えると、これからも異世界人気は広がっていきそうですね...!
「そうだったらいいですね!声優の私からしても、日々のアフレコで『昨日はこの異世界にいて、今日はまったく違う異世界にいる(笑)』みたいな日があったりして、収録もすごく楽しいんです!それこそ人間だけじゃなくて、自動販売機に転生する作品があったりもするじゃないですか(笑)。それでも十分に多様ですけど、この先もっとジャンルとして進化していくんだろうなと思うと、『どうなってしまうんだろう...!』みたいなワクワクは大きいです」
――ちなみに、もし富田さんご自身が異世界に転生するとしたら、どんな姿になりたいですか?
「人はもういいかな(笑)。動物がいいですね、猫とか!」
――いいですね!どんな猫が?
「すごく強い人と一緒に行動して、いい生活したいかな。冒険するとしても、めちゃくちゃ強い勇者の肩にちょこんと乗せてもらう、みたいな(笑)」
■現場の空気感とテンポそのままの作品|「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」北杜やえか

――2026年春アニメの「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」(以下、「上伊那ぼたん」)では、ぼたんと同じ寮のメンバーの一人、北杜やえかを演じられていました。作品にはどんな第一印象を抱いていましたか?
「『すごく空気がきれいな作品だな』というのが第一印象でした」
――......男性キャラ、いなかったですしね(笑)。
「あはは!たしかに!(笑) ゲストで一度江口拓也さんが来られたくらいで、本当にほぼ女性キャストだけでしたからね...!それもあるかもしれないですけど、完成した映像を観たときに意外とBGMが入っていない場面が多くて、私たちがアフレコで掛け合った会話を、大事に大事にフィルムにしてくださっている作品なんだな、って思ったんですよね」
――たしかに!観ていても「丁寧な会話劇」が印象の作品でした。
「相手のセリフを聴いて返す。声優として日々お芝居をしているとあたりまえのことなんですけど、その"あたりまえ"の良さや、生っぽい会話の魅力をあらためて教えてもらえた作品でしたね」
――実際、現場はどんな雰囲気だったんですか?
「キャストのバランスが本当に良い現場だったな、と思います。第1話のときから感じていたんですが、みんなで示し合わせて『こうやろうね』って言わずとも、自然と会話が出る空気が最初からできあがっていて。どの寮メンバーと掛け合いをしても会話に入っていきやすかったし、多分その空気感とか、テンポがそのままアニメになっているんじゃないかな、っていうのはできあがりを観て感じました」
――富田さんが演じられた北杜やえかについては、どのような印象を持たれていますか?
「やえかは寮のメンバーの中では一番小柄で、ちょっとツンデレなところがあったりして、あかねとかに自分の気持ちをストレートに伝えられなかったりする、かわいらしい子......なんですけど、みんなでお出かけしようってなったときには、我先に『ここ行かない?』って提案する一面もあったり、意外と面倒見がいいところもある。小さいけど、どこかアネゴ肌、みたいな子ですよね」

(C)塀(秋田書店)/上伊那ぼたん製作委員会
――そういうギャップも魅力的な女性ですよね。富田さんのなかでのお気に入りのシーンはあったりしますか?
「特に好きなシーンでいうと、やっぱりあかねと一緒にバーで歌を歌うエピソードかなぁ」
――あぁ、『茜色の夕日』を二人で歌うところですね!あそこは胸熱なシーンでした...!
「ほんとですか...!?嬉しいです!実は、あのシーンは、アフレコとは別で歌の収録を事前にしてるんです。歌のシーンを二人で一緒にレコーディングすることって、なかなかないんですけど、あのシーンはあかね役の天海と二人でレコーディングをさせていただいて」
――そこでお二人で一緒に歌って?
「いや、当時は同じブースにマイクを2本立てて同時に歌うのが、どうしてもスタジオの構造上難しかったんですよね...!だから、私が歌っているときは天海がミキサーブースで見守って、逆に天海が歌っているときは私がブースで見守るっていうふうに、お互いのレコーディングを見合いながら交互に録る、っていうちょっと変わった手法でのレコーディングでした」
――別々だったんですか...!
「実は、そうなんです...!でも、別々で歌ってはいても、レコーディングしてると二人の歌の温度感がだんだん合っていく感じはあって。それがすごく心地よかったんですよね。天海ともそのレコーディングをきっかけにすごく仲良くなったので、いま振り返っても思い出深い収録です」

(C)塀(秋田書店)/上伊那ぼたん製作委員会

(C)塀(秋田書店)/上伊那ぼたん製作委員会
■番組収録で天海さんと二人、ベロベロに|「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」北杜やえか

――お酒がテーマの作品でしたが、声のお芝居で「酔う」を表現するときには、どんなことを意識されていましたか?
「やえか自身はそこまでベロベロに酔うシーンはなかったんですけど、『酔っ払った演技をしてください』って言われたときには、わざと滑舌を悪くしてみたり、すぐ近くにいるはずの人に、大きな声でしゃべりかけてボリュームをバグらせてみたり(笑)。ちょっとテクニカルな部分ですけど、そのあたりを意識していました」
――逆に言うと、普段意識してることをあえてそうしない感じ?
「そうですそうです!お芝居のセオリーみたいな要素をわざと外していく、みたいな。そのうえで、気分もちょっとご機嫌な感じにしてみたりとか」

(C)塀(秋田書店)/上伊那ぼたん製作委員会
――ちなみに、富田さんご自身はお酒は強いほうですか?
「それが、激弱です(笑)!『強そう』とかも言われるんですけど、全然飲めなくて。普段も打ち上げとかがないと、自分からはなかなか飲まないんですよね...!」
――何か失敗談があったり?
「お酒の失敗談、あったかな...!あ、一度、『上伊那ぼたん』の番宣番組の収録で、天海と二人で出演したときに、作中にも出てくる『百年の孤独』という焼酎を飲ませていただく機会があったんですけど、これがめちゃくちゃ飲みやすくて...!ボトルがコルク栓で見た目もおしゃれで、ちょっとスモーキーな風味がして...」
――飲んでみたいですね...!
「すごく美味しいんですよ!それで、『美味しいね!』とか言いながら二人で飲んでいたら、収録が終わって『お疲れ様でした!』って立とうとした瞬間に、二人とも足腰が立たなくて...(笑)。もう絵に描いたようなベロベロっぷりで、二人で現場から帰ったことがありました。あれはちょっとした事件だったなぁ(笑)」
――でも、なんか微笑ましいお話ですね(笑)。「上伊那ぼたん」チームはお酒好きな方は多いですか?
「遊佐あかね役の天海とかは飲みますけど、キャスト陣ですごく強い人はあんまりいない...かな(笑)。どちらかといえば、みんなで適度に『いいお酒を少しずつ飲みつつ...』って感じだと思います」
――大人だ...!
「あ、でも私の話なんですけど、最近、姉弟3人の一番下の子も20歳になって、全員でお酒が飲める年齢になったから、年末年始に実家に集まったときに『みんなでお酒を飲みながら桃鉄やろう!』っていう話になって...!」
――めちゃくちゃ楽しいやつ...(笑)。
「でも3人とも弱くて、みんなまったく同じ酔い方をしちゃって...(笑)。ちょっと飲んだら気持ちよくなってみんなすぐ寝ちゃって、そのまま爆睡。そのとき、血って本当に繋がっているんだな、としみじみ感じたお正月になりました(笑)」
■思えばオーディションから様子がおかしかった...|「追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。」ミラベル

――2026年10月から放送の「追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。」では、暗殺者として育てられたミラベルを演じられます。
「この作品は、放送を見ていただくとわかるんですが、ふつうのテンションの作品ではなくて、どこかずっと、様子がおかしい作品なんですよね(笑)。異世界ものという枠にちょっと収まりきらないテンション感があって。完成した映像を観た時に『すっごくおもしろいけど、この30分って結局何の話だったっけ?』みたいな(笑)」
――気になりますね...!
「独特なテンション感が、わりと毎週続いていくような作品なので、最近の"異世界もの"の中でも、また新しいジャンルを確立しているなって思っていました。コメディとシリアスに、どちらも全振りしてる感じというか(笑)」
――ますます気になる(笑)。
「ほかの現場だったら『それやりすぎなのでダメです』ってNGが出るようなお芝居も、この作品だったら『やってください』と言われるんです(笑)。キャスト陣もみんな、思い切り羽を伸ばして演じていましたし、私自身もすごく開放感を感じながらお芝居ができたと思っています」

(C)六志麻あさ・業務用餅・kisui・講談社/「チー付与」製作委員会
――富田さんが「この作品は、ふつうじゃないな」って最初に思ったのはどのタイミングだったんですか?
「いや、思えばもうオーディションの段階からちょっとおかしかったですね...(笑)。通常のセリフのオーディションに加えて、『OKと言うまで、ひたすら笑い続けてください』っていう謎の笑い声オーディションもあったり...」
――(笑)。
「ただ、そのときは『そんなオーディションあるの!?』って思ってたんですけど、後々アフレコが進んだときに『あの笑い声、これのためだったんだ!』って納得する瞬間もちゃんとありましたので、安心してください(笑)」
――その中で富田さんが演じるミラベルは、どんなキャラなんでしょうか?
「ミラベルは、『暗殺の母』という育ての親を持つアサシンなんですけど、作品の中で言うと数少ない常識人枠かなっていう自覚はありつつ...(笑)。一方で、作品全体として彼女の成長を考えたときには、いわゆる『毒親からの脱出』みたいなことが彼女自身のテーマとしてあったりするので、コミカルなシーンとお母さんのことで苦しんでいるシリアスなシーンとのお芝居の幅も、結構あって楽しかったです」

(C)六志麻あさ・業務用餅・kisui・講談社/「チー付与」製作委員会
――その毒親といわれる「暗殺の母」、キャスト発表では柴田理恵さんが演じる、ということでネットでもバズってましたよね(笑)。
「そうなんですよ...!発表はもちろんかなり後ですけど、アフレコ現場には柴田さんも私たち声優陣と一緒に並んでスタジオに入って、アフレコをしてくださって...!そのお芝居が、もう本当に素敵すぎるうえに、おもしろすぎる!現場でも、『柴田さんをキャスティングしようと思いついた制作スタッフさん、絶対に気持ちいいだろうね』って話になるくらい、お芝居が素晴らしかったので、ぜひ放送を観てもらえたら嬉しいです」
■一生懸命「大人をやろう」としてる姿がかわいい|「塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い」須藤凛香

――同じく2026年10月から始まった「塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い」では、須藤凛香を演じられています。凛香の第一印象はいかがでしたか?
「私、こういうラブコメ作品に出演させていただくときに、主人公にストレートに『好きです』って伝えられるキャラを演じる機会がなかなかなくて(笑)。私自身にそういう要素があるからなのかもしれないですけど、凛香もまた、自分に素直になれないタイプの女の子なんですよね。主人公のこはるたちより少し年下で、すごくマセてるんですけど、その一生懸命に大人をやろうとしている姿が、とてもかわいい子だなと思います」
――演じるときには、どんなことを意識されていたんですか?
「ふだんはツンツンしているけど、『ふつうの女の子なんだよ』っていうエッセンスだったり、かわいいギャップを日常会話の端々でつけられたらいいなと思いながら演じていました。とくに、人の恋愛相談にはしっかり答えるのに、自分の恋愛解像度は少女マンガレベルで止まってる、っていうかわいらしさもある子なので(笑)」
――自分のこととなるとわからなくなっちゃう、みたいな...(笑)。
「そうですそうです!初見はちょっとキツい子に見られがちなんですけど、じつは自分自身の恋愛経験があまりなくて、押しには弱かったり、すごく年相応にピュアな部分もある子なので」
――そんな凛香の気持ちに、演じていて富田さんご自身も共感する部分はありましたか?
「私も10代の頃は『大人ぶりたい』っていう気持ちが、すごくあったのでそこはすごく共感してましたね...!当時は、周りが大人の方ばかりだったので『舐められないように』じゃないですけど、大人っぽくしなきゃって。そんな気持ちで日々、過ごしていたのでちょっと虚勢を張っちゃう凛香の態度を見て、『わかるわかる!』って昔の自分を思い出したりもしてました」

(C)猿渡かざみ/小学館/塩対応の佐藤さん製作委員会
――結構、似てる部分も多いんですね。富田さんご自身もふだんから恋愛ドラマや少女マンガとかは観られるほうですか?
「人並みには読んできたと思いますね...!最近もっぱら、メイクさんと恋リア(恋愛リアリティショー)の話でめちゃくちゃ盛り上がったりしてますし(笑)。少女マンガでいうと、小学生の頃におこづかいで毎月『なかよし』を買っていたんですけど、私は完全に『しゅごキャラ!』世代で...!」
――そうなんですね!どのキャラが好きだったんですか?
「そもそも、『しゅごキャラ!』で女子が好きになるのは大体、唯世くんか月詠さんの二択なんですけど、私は当時から王道の王子様系よりもちょっと悪そうな大人の男性に惹かれがちだったので、月詠さんが私の初恋の人でした...!」
――「当時から王道系よりも...」っていうことは、その好みはいまでも変わってないですか?
「変わってない...かもしれないですね!どんな作品にもいるじゃないですか、ちょっと悪そうな感じのキャラ。少女マンガでも『いかにもヒロインと結ばれそうな男の子』よりも、『どこかで振られるんだろうなぁ』っていうポジションの男の子に惹かれがちで(笑)。あの"報われない感じ"も含めて、好きになっちゃうんですよね」

取材・文/郡司 しう 撮影/梶 礼哉



