コメディエンヌ・多部未華子の愛らしさとおじさん家政夫・大森南朋に癒やされる「私の家政夫ナギサさん」【フルーツポンチ・村上健志】
国内ドラマ 連載コラム
2026.10.15
仕事はできるが、家事と恋は苦手な28歳の独身女性が、おじさん家政夫を雇うことに!多部未華子・大森南朋・瀬戸康史らが送るハートフル特盛ラブコメディー。仕事、家事、恋愛。とっても優しくて癒やされるドラマ!
物語の主人公・相原メイ(多部未華子)は製薬会社のMR(医薬情報担当者)としてバリバリ働くキャリアウーマン。仕事もプライベートも完璧に見える彼女。しかし彼女は、家事が全くできない生活能力ゼロの女性だった。足の踏み場もない散らかった部屋、食事はゼリーばかり。そんな彼女が、ある日、家に帰るとエプロンをつけたおじさんが現れる。メイの生活を見かねた妹が家政夫を手配したのだった。彼は料理、掃除、洗濯など、どんな家事でもこなすスーパー家政夫・鴫野(しぎの)ナギサ(大森南朋)。「おじさんが家にいるなんて嫌だ」というメイだったが、次第におじさん家政夫の存在に安らぎを感じていくことに。そしてライバル製薬会社の田所(瀬戸康史)も現れて...。

(C)四ツ原フリコ/シーモアコミックス (C)TBSスパークル/TBS
■がんばれメイ
仕事はできるが家事の苦手な女性・メイが、まぁーーー、愛らしいです。仕事の時は、できますオーラ満載のキャリアウーマン、家ではグータラ人間といった二面性があるキャラクターではなく、「仕事ができる」の延長線上に「家事ができない」があるのです。夜、家での時間で、営業先の医師との会話を盛り上げるために、医師の好きな漫画を読む、プレゼンのための資料を作る。仕事に誠実だからこそ、溜まってしまう家事。仕事の能力が高く、人柄も優しく同僚にも慕われている。そんな完璧そうな女性に少しは「フンッ」と嫌な気持ちを抱いてしまいそうだが、メイには全く嫌味がない。あまりの家事のできなさに、「甘えんなや、みんなやってんだよ」という苛立ちも全く起きない。なぜだ?なぜこんなに愛らしいのだ?多部さんが演じているからだ。
■コメディエンヌ・多部未華子の魅力
「親しみやすさ」
今、日本におけるトップクラスのコメディエンヌ・多部未華子さん!「"さん"なんて堅苦しい呼び方はここまでにして、いつもの呼び方で多部ちゃんと呼ばせてもらうね」じゃないんですが、ちゃん付けにしたくなる親しみやすさがある。普通、俳優の名前を会話に入れるときは呼び捨てだと思います。例えば、長澤まさみ、綾瀬はるか。敬意を表していないのではなく遠い存在としての呼び捨て。ドラえもんやサザエさんと同じように、とまで書いてサザエさんが「さん付け」なので後悔していますが、なんとなく気持ちは伝わってますでしょうか。それで言うと、長澤まさみ、新垣結衣と書こうとしていたのですが新垣結衣さんがガッキーと呼ばれていて、多部未華子はちゃん付けしたくなる説が薄まることを恐れ、名前を外させて頂いていました。話はそれましたが、多部未華子さんの魅力は多部ちゃん(もしくは、チャンタベ)と呼びたくなる親しみやすさだという話です。ちなみに、未華子っちとは一度も呼んだことはありません。

(C)四ツ原フリコ/シーモアコミックス (C)TBSスパークル/TBS
■普通っぽさ
「普通とは何?」という問いにはいつか向き合うとして、多部ちゃんの普通っぽさについて。全然、普通ではないんですが、すごく普通。日常に居そうとか平均的ということではなく、普通っぽいが実にしっくりくる。サザエさんが現実にいたらきっと普通ではないけれど「サザエさん」の世界ではごく当たり前な存在のように、多部未華子さんが演じる役はその世界で普通っぽさを獲得している。そのキャラクターは実に愛らしく、目で追ってしまう魅力に溢れているんです。
かわいさにあざとさがなくて、おしゃれで、頑張り屋さん。彼女の心が動くと一緒になって、うれしくなったり悲しくなったりする。独り言が全然不自然じゃなくて困り顔がキュート。おじさん家政夫に癒やされるという一風変わったラブコメでも、違和感なく成立させてしまうのがコメディエンヌ・多部未華子なのです。

「私の家政夫ナギサさん 新婚おじキュン!特別編」(C)四ツ原フリコ/シーモアコミックス (C)TBSスパークル/TBS
■癒やされる
大森南朋さん演じるナギサさんをはじめ、登場人物がみんないい人です。このドラマはとても明るくて癒やされます。お仕事系ドラマとしても楽しめるハートフルラブコメ。ぜひ。
【プロフィール】
村上健志(フルーツポンチ)
1980年12月8日生まれ、茨城県牛久市出身。
2004年にNSC東京校10期として入学。在学中に、同期の亘健太郎とともにフルーツポンチを結成。特技の俳句で、MBS「プレバト!!」にて日常の風景を切り取る独自の才能を発揮し、永世名人の称号を獲得。2021年には「フルーツポンチ村上健志の俳句修行」と題し、句会での様子を書籍にして出版している。よしもとドラマ部に所属。ドラマ好きが高じて、多数ドラマ出演経験あり。
よしもと
ドラマ部
(吉本興業所属のお笑い芸人)
吉本興業所属のテレビドラマ好きを公言しているお笑い芸人からなる。 現在は福田恵悟(LLR)・村上健志(フルーツポンチ)・大貫さん(夫婦のじかん)・りょう(小虎)らが所属。
よしもと
ドラマ部
(吉本興業所属のお笑い芸人)
吉本興業所属のテレビドラマ好きを公言しているお笑い芸人からなる。 現在は福田恵悟(LLR)・村上健志(フルーツポンチ)・大貫さん(夫婦のじかん)・りょう(小虎)らが所属。



