キム・ムヨル「鉄槌教師」で大ブレーク!『犯罪都市』の最狂ヴィランから愛妻家の素顔までギャップに沼る出演作4選
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2026.07.26
Netflixシリーズ「鉄槌教師」で世界的ブレークを果たしたキム・ムヨルは、これまでも作品ごとに演技変身をし、韓国では「信じて見る俳優」として期待を集めてきた。そんな彼の魅力が詰まった出演作4選を紹介する。
■自身初の1000万人動員映画!冷徹な殺人鬼を演じた『犯罪都市 PUNISHMENT』
本作は、日本で"マブリー"の愛称で知られるマ・ドンソクが、企画・制作・主演を務める『犯罪都市』シリーズの第4作。シリーズごとにヴィランが登場し、スター俳優の登竜門ともなっているのが大きな特徴だが、1作目はユン・ゲサン、2作目はソン・ソック、3作目はイ・ジュニョク、そしてこの4作目をキム・ムヨルが務めた。
マ・ドンソク演じる最強怪物刑事マ・ソクトがワンパンチで、マフィアの抗争や連続誘拐事件などを解決してきた本シリーズだが、『犯罪都市 PUNISHMENT』では近年、現実社会でも問題視されているオンラインカジノが題材だ。

『犯罪都市 PUNISHMENT』(C) 2024 ABO Entertainment Co.,Ltd. &
BIGPUNCH PICTURES & HONG FILM & B.A.ENTERTAINMENT
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キム・ムヨル扮(ふん)するペク・チャンギは、フィリピンでオンラインカジノの闇組織を動かすリーダー。人を殺しすぎて除隊させられた元特殊部隊傭兵という設定で、無表情で人を惨殺する殺人マシーンでもある。
「鉄槌教師」でもミュージカル俳優出身ならではの身のこなしでアクションを披露していたキム・ムヨルだが、本作でも機敏に立ち回る姿が目を引く。短剣や身の回りにある物を瞬時に凶器に変える「カリ(Kali)」というフィリピン武術を取り入れたアクションで、無駄な動きを排除した冷徹なナイフさばきに身の毛がよだつ。
本作は、キム・ムヨルにとって初の1000万映画(韓国では観客動員数1000万人を突破すると大ヒット映画の象徴)となった。ドラマ「未成年裁判」で穏やかな物腰の判事役を演じた俳優と同じ人物とは思えない、狂気をはらんだヴィランになりきり、強烈な印象を残している。
■マ・ドンソクと宿敵バディに!15キロ増量で挑んだ『悪人伝』

『悪人伝』(C)2019 KIWI MEDIA GROUP & B.A. ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED.
そんな『犯罪都市 PUNISHMENT』で共演したマ・ドンソクと、劇中で逆の立場の役を演じているのが『悪人伝』だ。マ・ドンソクが極悪人のマフィアのボスのチャン・ドンス、キム・ムヨルが悪党を捕まえるためなら何でもする荒くれ者の刑事チョン・テソクに扮している。
物語は、マフィアのボスであるドンスが、連続殺人犯に危うく殺害されそうになるところから動き出す。連続殺人事件を執拗(しつよう)に追うテソクは、犯人を特定するためにドンスに近寄る。やがて、刑事とマフィアのボスという真反対の立場にいる2人が、悪魔のような男を捕まえるために手を組む展開になっていくところが本作の真骨頂だ。
キム・ムヨルの本作での見どころは、何といってもアクション。『犯罪都市 PUNISHMENT』と同様に肌を褐色にし、大きな体のマ・ドンソクとバディを組むにあたり15キロ増量した肉体で、「鉄槌教師」での容赦ない鉄拳を彷彿とさせるパワフルなアクション演技を披露している。

『悪人伝』(C)2019 KIWI MEDIA GROUP & B.A. ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED.
刑事役を演じるために、実際に刑事へのインタビューも行ったとか。犯人を追うときの気持ちを話す刑事の表情や声、深刻な様子などを、テソクを演じる際に表現するよう努めたそうだ。
ドラマ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」シーズン2・3では熱量たっぷりの軍人、ドラマ「NO WAY OUT:ザ・ルーレット」では腹の内が見えない法的代理人と、毎回、まったく違う役柄を変幻自在に演じ切るキム・ムヨルだが、こうした役作りへのこだわりが、説得力のある演技を生み出しているのだろう。
■静かな野心と知略。心理戦で圧倒する美しき軍師を演じた「于氏王后」

「于氏王后」(C) TVING Co., Ltd, All Rights Reserved.
『犯罪都市 PUNISHMENT』『悪人伝』とは一転、時代劇「于氏王后(うしおうこう)」では軍師として才能を発揮する王の参謀ウル・パソを演じている。
舞台は、古代の高句麗。突然の王の死により、王位を狙う王子たちと権力の座を狙う五部族の標的となった王妃ウ・ヒが、24時間以内に新たな王を擁立するために孤軍奮闘する追撃アクション史劇だ。
本作で目を見張るのは、俳優陣の迫真の演技。時代劇初挑戦で王妃役を射止めたチョン・ジョンソ、王役のチ・チャンウクのほか、イ・スヒョク、パク・ジファンら、今見たい実力派俳優たちが数多く出演している。彼らの演技合戦が繰り広げられる追走劇と、三国時代劇らしい勇壮な戦場シーンが見ものだが、キム・ムヨルはアクションよりも心理戦で存在感を発揮している。

「于氏王后」(C) TVING Co., Ltd, All Rights Reserved.
王妃は、夜の闇の中、王位に就く人物を捜しに王宮を飛び出すが、キム・ムヨル演じるパソは王宮内に残り、一人策を巡らす。王亡き後、王妃に寄り添うように見えるパソだが、実は幼い頃から王や王妃と因縁があったのだ。静かに野心が見え隠れする知略家のパソを、キム・ムヨルが絶妙なバランスで演じる。
本作は、キム・ムヨルにとって5作目の時代劇。悪魔の甘いささやきのような声、静かな視線の運び、謎めいた微笑み、しなやかな所作と衣擦れの音......。黒の装束に身を包んだキム・ムヨルから目が離せなくなる。
■親友RAIN(ピ)との共演で愛妻家の一面を見せた「クレイジーツアー」

「クレイジーツアー」(C) KT ENA All rights reserved
映画やドラマで"キム・ムヨル沼"にハマった方は、ぜひバラエティー番組で素顔にも触れてほしい。
2026年放送の「クレイジーツアー」は、キム・ムヨルが初めてレギュラーとして出演した記念すべき旅バラエティーだ。キム・ムヨル×RAIN(ピ)×パニボトル(旅行YouTuber)×イ・スンフン(WINNER)が、世界中のさまざまな場所を旅し、ドーパミンが放出されるようなアクティビティーやミッションに挑戦する。
キム・ムヨルは、俳優界では"アクション職人"ともいわれるが、本作では"クレイジー職人"に。おしゃべり愛や筋肉愛などお茶目な姿も披露し、バラエティーに完璧に適応したと絶賛された。

「クレイジーツアー」(C) KT ENA All rights reserved
実は、共演したRAIN(ピ)とは、安養芸術高校の同級生で、長年の親友。バラエティー初挑戦を決めた理由も、RAIN(ピ)の存在があったという。RAIN(ピ)はキム・テヒ、キム・ムヨルはユン・スンアと、有名女優を妻に持つ2人が家庭の話や愛妻家としての顔を見せているのも、大きな見どころだ。
文/高山和佳




