小野大輔が「黒執事 -寄宿学校編-」イベントでセバスチャン役への情熱を語る「黒執事が完結するまで僕は執事でい続けたい」

小野大輔が「黒執事 -寄宿学校編-」イベントでセバスチャン役への情熱を語る「黒執事が完結するまで僕は執事でい続けたい」

「黒執事 -寄宿学校編-」のスペシャルイベント『アニメ「黒執事 -寄宿学校編-」AFTER the MIDNIGHT TEA PARTY ~A Return to Weston College~』が、12月8日に千葉・幕張国際研修センター シンポジウムホールで開催された。ステージには、主演の小野大輔(セバスチャン・ミカエリス役)のほか、作中で寄宿学校の4人の監督生(プリーフェクト)・通称"P4(プリーフェクト・フォー)"を演じた渡部俊樹(エドガー・レドモンド役)、榎木淳弥(ロレンス・ブルーアー役)、武内駿輔(ハーマン・グリーンヒル役)、橘龍丸(グレゴリー・バイオレット役)、さらに諏訪部順一(葬儀屋(アンダーテイカー)役)が登場。当日行われた2公演のうち、昼公演の模様をレポートする。

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イベントはスペシャル生アフレコからスタート。「寄宿学校編」の第1話の"P4"の登場シーンから第9話の真夜中のお茶会までのシーンがダイジェストで流れ、キャスト陣がアドリブを交えながら迫真の演技を披露した。

約20分の生アフレコを終えたキャスト陣が再登場すると、小野は"P4"の4人のアドリブについて「セバスチャンをやる時は今でも緊張する」とキャスト陣を驚かせると、シエル・ファントムハイヴ役の坂本真綾がいるとホッとするのか「(喉が)潤ってくるんだよね」と明かし、笑いを誘った。一方、アドリブ満載の生アフレコを披露した"P4"が、アドリブをしようと思ったのは過去の「黒執事」のイベントを見習ったことなどを話すと、アドリブを入れたことについて、榎木は「1回オンエアされているから、今日はスペシャルなものをお届けしたい」と発言。すかさず小野からも「昔のイベントで同じようなことを言っているキャストがいた!」というエピソードもあり、再び笑いが巻き起こった。

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続くゲームコーナーでは、小野、渡部、榎木がセバスチャンチーム、諏訪部、武内、橘が葬儀屋チームに分かれて実施。シチュエーション当てゲームで若手4人の熱演に回答者が翻弄(ほんろう)される中、3問正解した小野が諏訪部に一歩リードすると、諏訪部のリクエストで小野もなぜか演じる羽目に。しかし、後輩からの「勉強させていただきます」という熱いまなざしに気合を入れると、迫真の演技でセリフを披露。しかしまさかの言うセリフを間違えるという失敗をしてしまい、「恥ずかしい」と赤面する姿に観客からエールの拍手が送られた。最終的に正解数は各チーム同数となったものの、得点パネルでマイナスを引き当てたセバスチャンチームが負ける結果に。勝者の葬儀屋チームの3人にはスタッフが本場イギリスで仕入れてきた紅茶などの定番お土産セットが贈られた。

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その後は生アフレコの後半が行われ、「寄宿学校編」の緊迫したクライマックスシーンをキャスト陣が卓越した演技で披露し、終了後の会場内からの温かい拍手に小野は「僕にとって諏訪部さんが演じる葬儀屋は永遠の敵でありラスボスです。全身全霊でぶつかったのを軽くいなしてくれて、役者冥利(みょうり)に尽きると言いますか、演じていていつも心が引き締まる思いで感無量です」と感謝。その思いに諏訪部は「小野君との掛け合いも楽しいですし、セバスチャンとのバチバチ感も演じていて楽しいので、これからもバチバチしていきたいです」と話した。

イベントも終盤、続編となる「緑の魔女編」が2025年4月に放送決定したことや新キャストの発表などが行われると、現在進行しているというアフレコの雰囲気について小野は「落ち着いていますね。すごく優しいし柔らかい空気が流れています」と答え、「『寄宿学校編』は若いキャストも多く、にぎやかだったな~」と回顧。「『緑の魔女編』はストーリー自体が重くて暗いので、演者たちが一丸となって立ち向かっています」と現場の様子を伝えた。

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最後に、諏訪部は「楽しいイベントでした。みなさんが引き続き作品を応援してくださると、再び葬儀屋になれる日がくると思うので、よろしくお願いします」とコメント。榎木は「"P4"はどうなったのか気になっているので、続編もアニメ化し続けてほしいなと思います」と期待を膨らませると、小野は「『豪華客船編』で実はやり終えた感じでいたんですけど、また演じさせていただけるのは皆さんのおかげです。正直、今回のシリーズに入る時は緊張感と不安でいっぱいでした。でも(坂本)真綾ちゃんがいてくれて、うるさかったと言ってしまったけど"P4"がいてくれてよかったです。現場を盛り上げてくれて、一番僕がリラックスさせてもらえたと思います」と感謝。そして「今思うことは、これから先、黒執事が完結するまで僕はセバスチャンを演じ続けたい」と宣言し、作品の変わらぬ応援をファンに呼びかけて、イベントを締めくくった。

取材・文/永田正雄

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