中村カンナ&石川界人が「歴史に残る悪女になるぞ」の世界に転生したら...「巻き込まれたくないです!」

中村カンナ&石川界人が「歴史に残る悪女になるぞ」の世界に転生したら...「巻き込まれたくないです!」

前世での記憶を持ち、自分のいる世界が「前世でプレイしていた乙女ゲーム」だと知っている悪役令嬢・アリシア。歴史に残る悪女になるために日々努力を重ねる彼女の成長と、アリシアに思いを寄せるデュルキス国の第一王子・デュークの恋模様を描く、人気ライトノベルが原作のTVアニメ「歴史に残る悪女になるぞ」。今回、主人公のウィリアムズ・アリシアを演じる中村カンナ、シーカー・デューク役の石川界人にインタビューを行い、作品への思いなどを聞いた。

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(C)大木戸いずみ・早瀬ジュン/KADOKAWA/ 「歴史に残る悪女になるぞ」製作委員会

――原作をお読みになっての第一印象をお聞かせください。

中村「オーディションを受ける際に初めて読ませていただいたのですが、アリシアの意思が明確なのもあって、とてもサクサク読めた印象があります。次はどんな悪女らしい行動をしていくのか、続きが気になる展開ばかりで、あっという間に最新刊まで追いつきました」

石川「文章がとても華やかでありながら分かりやすく頭の中に入ってきて、作品の世界観にすぐに取り込まれてしまいました。斬新な設定なのに理解しやすく、どんな方も楽しんで読める作品だと感じました」

――「歴史に残る悪女になるぞ」という作品に感じる魅力をお聞かせください。

中村「アリシアのすがすがしいほどの行動力を、デュークや彼女の従者・ジル、尊敬しているウィルといった人たちは信じていて、何かあった時にはしっかり支えてくれて、その関係に安心感があるからこそアリシアはどんどん成長して、どんな時もひるまず前に進むんですよね。その姿が、彼女を応援したくなる要素でもあり、作品の魅力につながっていると思います」

石川「悪女として生きようとするも、アリシアがもともと持ち合わせている人間性で尊敬を集めていく姿には、思わずほほ笑ましくなりつつも「こうありたいな」と思わせてくれる気品があったように思います。理想を実現するには、現実の問題にも目を向けなくてはならないと教えてくれる作品だと思います」

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(C)大木戸いずみ・早瀬ジュン/KADOKAWA/ 「歴史に残る悪女になるぞ」製作委員会

――主人公・アリシアの魅力についてお聞かせください。

中村「アリシアが目標のために努力して有言実行してくれること、ジルやウィルたちのアドバイスも真摯(しんし)に受け止める誠実さ。自分に正直に、芯を持って行動や発言できるところが、人としてとても憧れます」

石川「最初は「何を言っているんだ」と思ってしまう場面もありましたが、さまざまなハードルを乗り越えるための努力や、効率的な物事の考え方にどんどん尊敬が増しました。理想論ではなく現実論で、最大の幸福を追い求める姿は本当にかっこいいです」

――デュークの魅力についてもお聞かせください。

中村「無口だけど、想像以上にアリシアに対するアプローチがすごくて、びっくりしました(笑)。初っぱなからダイヤモンドのネックレスをプレゼントするなんて...。でも、自分の気持ちに正直で好き嫌いがはっきりしていて、意思の強いところがアリシアと似ていて、そこに惹かれたのかなと思いました」

石川「キャラクターデザインを見たときは、クールで気位の高いキャラクターなのかなと思っていましたが、実際は全く印象が違いました。幼いころからアリシアを見守っていて、ストレートに自分の気持ちを言葉にできる、心根の温かい人で、演じていて優しい気持ちになれました。たまにストレートになり過ぎてしまうところも、魅力の一つだと思っています」

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(C)大木戸いずみ・早瀬ジュン/KADOKAWA/ 「歴史に残る悪女になるぞ」製作委員会

――お互いの演技をそれぞれ初めて耳にされた際のご感想を教えてください。

中村「乙女ゲームの攻略対象キャラということもあり、無口なキャラの中にもキラキラ感のあるお声で、乙女ゲームらしい決めゼリフ、キスシーンなどのリップ音や息遣いがとても秀逸で、幾多の経験を経てきた石川さんの巧みな技術に感動しました!」

石川「中村さんの張りのある声が、アリシアの高飛車なところと気品のあるところに絶妙にマッチしていて素晴らしかったです。作中にもあるミニキャラによる脳内会議では、3キャラクターを演じ分けるという妙技を見ることができ、尊敬しました」

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(C)大木戸いずみ・早瀬ジュン/KADOKAWA/ 「歴史に残る悪女になるぞ」製作委員会

――もし「歴史に残る悪女になるぞ」の世界に転生したら、どのポジションでどのように活躍されたいですか?

中村「学園でアリシアのクラスメートとしてお近づきになって、なんとなく仲良くなって影で支えたいです! でも、大変なことには絶対に巻き込まれたくはないので、凡人として雑務を任されて、端の方で上手に静かに過ごしていきたいです(笑)」

石川「街のパン工房とかの従業員になって、彼らのてん末を遠巻きに見届けたいです。彼らが巻き込まれていることは自分には重責過ぎるので、第三者的な目線で見守りたいですね。読者や視聴者でいることが一番の楽しみなのかもしれません(笑)」

――最後に、ファンの方へメッセージをお願いします!

中村「毎話、アリシアは悪女を全うすべく、いろいろな行動に出ます。その中でいろんな人に会ったり、国の実情や問題に気づいたり。そして、信頼している人たちのために犠牲をいとわない、そんな彼女を最後まで見届けていただけたらと思います。最終話まで応援のほどよろしくお願いいたします!」

石川「アリシアの努力の幅がどんどん大きくなり、その実力が高くなるほど、のしかかる問題も大きくなっていきます。それらをどのように乗り越えていくのか、ぜひ今後ともご注目ください!」

取材・文/中村実香

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