阿部顕嵐の名演に阿久津仁愛も爆笑⁉「続・BLドラマの主演になりました」は「笑いの絶えない現場でした」

阿部顕嵐の名演に阿久津仁愛も爆笑⁉「続・BLドラマの主演になりました」は「笑いの絶えない現場でした」

TELASAで独占配信中の連続ドラマ「続・BLドラマの主演になりました」は、阿部顕嵐(あべあらん)と阿久津仁愛(あくつにちか)がW主演を務めるピュアラブストーリーだ。超人気BL漫画の実写化でW主演を務めることになった、ネクストブレイク第1位のイケメン俳優・赤藤優一郎(阿部顕嵐)と、元人気子役で今はパッとしない地味系俳優・青柳萌(阿久津仁愛)の恋模様を描く。

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待望の続編を記念して、今回は主演の2人にスペシャルインタビューを敢行。さらに、6月18日に行われたスペシャルトーク付きプレミア試写会の模様もレポートする。

「撮影が始まるまで円周率を唱えてたよね」

――前作の周りの反響はいかがでしたか?

阿部「ありがたいことに、多くの人に楽しんでいただけたと身をもって感じました。中でも、SNSには海外のドラマファンからもコメントが届いたりと、言葉の壁を越えていろんな人とつながっているんだなと実感しました」

阿久津「だから今回続編と聞いて、『待ってました!』という感じだったよね。現場のスタッフさん含めてみんなの念願だったので」

阿部「前回のラストで、『次も絶対に会えますように』と言って撮影を終えたので、本当にうれしいです」

――役には自然に戻れましたか?

阿部「すごく自然でしたね」

阿久津「この間まで撮影していたのかな?というぐらいにナチュラルに青柳になれて」

阿部「クランクインが第1話のサウナでのシーンで、コメディー色が強いけど大丈夫かな?と最初は不安でしたが、まったく問題なかったです」

阿久津「スタートするまでずっと円周率をブツブツ唱えていたよね」

阿部「あれ、覚えるのが本当に大変で。数字の羅列だから、ひたすら覚えるしかないという」

阿久津「あのシーンから始まったからすんなりいけたのかも。ちなみに青柳に関しては、撮影に入る前に前作を見直して、前作より付き合った後に見せる甘えた感じや心を開いているように演じたいという思いがあって...。なので、今回の青柳はちょっとあざといです」

阿部「青柳の方が恋に積極的になっているのが面白いよね」

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――本作はコメディーでありながらもシリアスな表情を見せたりと、幅広いお芝居が求められていますよね。

阿久津「それは感じます。コメディーのテンポ感がいいからこそ、セリフの温度的な部分をきちんと表現したいと思ったりして。2人の大切なシーンなどは感情を100%にしてバランスを見ながら演じています」

阿部「一辺倒ではない面白さを感じています。それが本作の面白さでもあり、続編ならではの楽しさでもあって。キャラクターがどんどん成長していくのが魅力的ですが、やり過ぎも良くないからバランス感覚も持ちつつ、よりパワーアップした姿をお見せできればと思っています」

――赤藤と青柳、それぞれの魅力はどこにあると思いますか?

阿部「赤藤だと、萌さんに見せる表情と他に見せる表情が全然違っていて。それは誰もが生きていればあり得ることなんですが、赤藤がより人間味を増すように感じます。完璧ではないところがすごく愛おしいというか、手を差し伸べたくなります」

阿久津「青柳は恋に一生懸命になるところがかわいいですね。こんなに突っ走るなんて想像もしてませんでしたから。そして今回はライバルも出てきて嫉妬もしちゃう。演じていても気持ちが動かされます」

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「カットがかかったらみんな大爆笑なんです」

――現場では誰がムードメーカーなのですか?

阿部「みんな明るいけど仁愛かな?」

阿久津「僕? いや全員でしょ。みんな和気あいあいとしているし。なんたって撮影中も笑い声が聞こえてくる現場なんだから」

阿部「笑えるシーンを撮っているときなんてすごいよね。カットがかかったらみんな大爆笑で」

阿久津「今回も耐えられなかったシーンがたくさんあったな。顕嵐くんの面白いシーン、本当に盛りだくさんだから」

阿部「笑ってくれると手応えを感じるのでうれしいですが、ただそこで調子に乗らないようにしようといつも心がけていて。赤藤は真剣だからこそのギャップで笑える部分も多いのですが、笑わせにいったらバレちゃうんですよ。そのあんばいが難しいというか。コメディーだからこその難しさを感じながら演じています」

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――赤藤と青柳は互いが互いにとって愛おしい存在ですが、お2人にとってこれは譲れないと思うくらい愛おしいモノを教えてください。

阿部「難しい~。観葉植物や盆栽などのマイブームはあるけど、赤藤にとっての萌さんというくらいの愛おしいモノってなかなかないよ。まぁ、野球は推しているかも。見るのもやるのも好きだし、日本も海外もチェックしていて。今、野球が一番楽しい季節なので楽しんでいます」

阿久津「僕はスシローのハンバーグ寿司かな。週に何回も行くぐらいハマってます(笑)」

阿部「僕はくら寿司のコーン寿司が好きだよ。前、1日で20皿食べたことある」

阿久津「それはすごすぎ! 最近、スシローはサイドメニューにケチャップが追加されたんだよ。僕、ハンバーグ寿司にはケチャップを付けたい派だから、それがうれしくて。僕のためにできたメニューなんだと思う。これからも食べに行きたいな」

阿部「みんなで行けるといいね。なかなかみんな忙しいからスケジュールが合わないけれど」

阿久津「第5、6話に登場する静岡・伊豆でのロケのときは、寝ていた押田岳くんを誘って一緒にファミレス行ったよね。あれは楽しかった」

阿部「やっぱり同世代が集まって何かを一緒にするって最高だよ。これからも仲良くしてください」

――最後にドラマの見どころを教えてください。

阿久津「本当に美しく撮っていただいているので、キュンキュンしつつクスクス笑えて感動して......。前作よりもパワーアップしているので、ぜひ楽しんでください」

阿部「僕たちはもちろん、関わっているスタッフさんの愛があふれている作品なので、フラットな気持ちで見ていただきたいです。軽い気持ちで見てもトリコになってしまうポイントはたくさんあるので、まずはこの作品に触れていただければうれしいです」

試写会イベントをレポート! 印象に残ったシーンは?

6月18日にはスペシャルトーク付きプレミア試写会が開催され、W主演の阿部と阿久津が登壇した。

会場に主題歌であるルイの「枕にキスした」が流れ、観客席の後ろの扉が開いて登場した阿部と阿久津。歓声が沸く中、観客の間を練り歩いて前方のステージに。

「先行上演を立ち見で楽しんでいた」という2人。役柄を聞かれて、「作品の中で暴れ回っています」と爽やかに答える阿部に対し、「コメディー担当だよね」と阿久津がツッコミを入れて笑いを誘った。

主題歌について聞かれて、「作品に花を添えていただけた」と満足そうな阿部。阿久津も「歌詞に今回の台本の中のセリフをピックアップしていただいたそうです。すごくテンポのいい作品だけどエンディング曲で綺麗に締まる感覚があったので、もう何回も聴いています」と大絶賛した。

その後、印象に残っているシーンを聞かれた阿部は、浜辺で撮影されたオープニングを挙げ、「前作の時はいろいろ試行錯誤したけど今回はスムーズに撮れました。僕らもそうですが、スタッフさんも含めて全員での息の合い方がすごく印象的だった」と説明。赤藤と青柳が一緒に倒れるシーンに阿久津は、「最初に説明されてもよくわからなかったけど、できたのを見たらすごく良かった」と納得の出来映えに満足げ。

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阿久津は本作のクランクインとなったサウナに入るシーンを挙げ、「前作から少し期間が空いたので少し不安もあったのですが、現場に入った瞬間、"昨日まで一緒に撮影していたんだっけ?"と思うほどの自然な空気が流れていて。顕嵐くんの最高のお芝居のおかげもあり、スッと青柳に戻れました」と笑顔。阿部は「いろいろ面白い描写が詰め込まれていたので、台本を超えなくてはと全身全霊を懸けて演じようと思いました」と、第1話に出てくる面白シーンを振り返った。

その後、監督を交えてトークを繰り広げたり、バックハグなどをしながらお題に沿った回答をするなどのクイズコーナーで盛り上がった2人。作品同様、仲のいい雰囲気に包まれていた。

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取材・文/玉置晴子 撮影/皆藤健治

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