「ドラえもん」といえばタイムトラベル!「時間」にまつわる印象的なエピソード5選
2026.09.01
国民的人気キャラクターのドラえもんの誕生日が9月3日ということで、テレビ朝日では毎年9月上旬にアニメ「ドラえもん 誕生日スペシャル」を放送している。今年は、9月6日(日)に「ドラえもん 誕生日スペシャル『コンコン大混乱!容疑者はドラえもん!?』」を放送。無実の罪を着せられたドラえもんが時空を超えた大逃走劇を繰り広げる。
そんな「ドラえもん 誕生日スペシャル」の新作の放送を記念し、テレ朝チャンネル1 ドラマ・バラエティ・アニメでは、9月3日(木)から5日(土)の3日間にわたり「大逃走セレクション」と題して、新作のストーリーにちなんだエピソードをセレクトして放送。
今回は、放送される「大逃走セレクション」の中から、"時"にまつわる5作品をピックアップして紹介する。

「タイムマシンがなくなった!!」(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
■太古の昔で冒険を繰り広げる鉄板エピソード
「タイムマシンがなくなった!!」
ママから「何でも使いっぱなし、開けっ放しで、だらしがない」と注意されたのび太は、ドラえもんから借りていた伝説の怪物たちが出現する『モンスターボール』から龍を出し、ママを驚かせて自室に避難。だが、怒ったママが追いかけてきたため、とっさに『タイムマシン』に隠れてやり過ごす。にんまりするのび太だったが、ブレーキをかけ忘れたため、『タイムマシン』がどこかへ消えてしまう。困ったドラえもんは『タイムマシン』を探すため、場所は移動できないが時間旅行ができる『タイムベルト』を巻いて、のび太と共に超空間へ。2人は『タイムマシン』の行方を追い、1886年前の弥生時代に降り立つ。
古事記のエピソードとリンクしながら、落語のようなオチがハッピーエンドを際立たせなんとも心地良い。

「大むかし漂流記」(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
「大むかし漂流記」
『タイムマシン』の入り口が無くなってしまったドラえもんとのび太は、一億年前の、まだ人類がいない時代の海に浮かぶ小島の上で、言い合いを始める。そもそもの始まりは、学校の裏山で貝と魚の化石を見つけたのび太が「大昔、貝や魚は陸の生き物だった」と言い出し、ドラえもんから「一億年前の日本は大陸と陸続きで、ほとんどの部分は海の底だった」と笑われるが、どうしても信じることができず、『タイムマシン』で一億年前の裏山へと向かったのだが、着いたのは海。その後、「せっかく来たのだから」と海を満喫していたところ、魚竜のモササウルスに襲われ、『タイムマシン』の入り口を見失ってしまったのだった。
絶体絶命のピンチに見舞われて、イチかバチかの賭けに出た2人の結末に、ほっと胸を撫でおろすドキドキ感が癖になる。

「未来の町にただ一人」(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
■ファンタジー要素が色濃い未来の世界も
「未来の町にただ一人」
夏休みにしずかちゃんもジャイアンもスネ夫も家族旅行に出かける中、一人だけどこにも行く予定のないのび太は、ドラえもんに頼んで、誰も行ったことのないようなところへ連れていってもらおうと考える。しかし、ドラえもんは「それどころじゃない!」と慌てた様子で未来に帰ってしまう。未来で何があったのか興味が湧いたのび太は、自分も『タイムマシン』で2125年の東京に行ってみることに。すると、たどり着いた未来の町はガランとしていて、人も車も見当たらず、店にいるのもロボットだけだった。
「未来では人類は失われてしまったのか...」とゾクリとさせられる展開に目が離せなくなるストーリーは必見。

「メルヘンランド入場券」(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
「メルヘンランド入場券」
物置の片付け中、小さい頃に大好きだった絵本を見つけたのび太は、「本の中に出てくる動物たちを友達のように感じていた」と懐かしそうに話す。それを聞いたドラえもんは『メルヘンランド入場券』を取り出し、「『メルヘンランド』は、みんなが動物に変身して楽しく遊ぶことができる22世紀のレジャー施設なんだ」とにっこり。さっそくしずかちゃんを誘ったのび太は、ちょうど通りかかったスネ夫とジャイアンに「俺たちも行くぜ」と押し切られ、5人で「メルヘンランド」に向かうことに。中に入ると、ドラえもんはタヌキ、のび太はカメ、しずかはウサギ、スネ夫はキツネ、ジャイアンはサルにそれぞれ変身する。
動物になったのび太たちがなんともかわいく、それぞれのキャラクターにフィットした動物に変身しているところがにくい。さらに、昔話や童話からインスパイアされたストーリーもエモーショナルだ。

「『時』はゴウゴウと流れる」(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
■"時"を止めるひみつ道具も登場
「『時』はゴウゴウと流れる」
授業中に先生の話も聞かず、居残り授業でも課題をやらないのび太は、帰り道に会ったスネ夫から「貸した本を返してほしい」と要求される。「2、3日待ってよ」と頼むが、スネ夫の隣にいたジャイアンに「次は自分が借りるから」とすぐに探すよう迫られる。帰宅すると、ママから「宿題が終わったら、隣町のおばさんのところにおつかいに行ってほしい」と頼まれてしまい、「時間がいくらあっても足りないよ」と嘆く。ドラえもんが「それは大変だ...」と同情する中、のび太は「こんなことで慌てないのが、僕の偉いところなんだ」と言って昼寝を始める。数時間後、目覚めたのび太は『タイムマシン』で時間を遡ろうとするが、修理に出していることが判明。さらに、時間の流れを止めることができる『時門』も『逆時計』も『マッドウォッチ』もないと言われ、のび太は頭を抱える。そんなのび太に、ドラえもんは『タイムライト』で時間の流れを見せ、「流れ去った時間は二度と帰ってこない」と諭す。そして、反省するのび太に、「今度だけ助けてあげよう」と言って四次元ポケットから『むだ時間とりもどしポンプ』を取り出す。
自分だけの時間の中でタスクをこなすのび太が、最後に魅せる"頑張り"に思わず感動させられる。
数あるエピソードの中でも、"時"にまつわるストーリーは短い放送時間の中でもファンタスティックな冒険活劇が展開される"神回"だらけ。忙しない現実から離れて、ファンタジーの世界へ"時間旅行"してみるのも一興ではないだろうか。
文/原田健



