高橋藍、山田二千華らが1日限りのドリームチームで対決する「MUFG SVリーグ オールスターゲーム 2024-25 石川」
スポーツ 生中継
2025.01.23
バレーボールのSVリーグは1月25日(土)、26日(日)に、「MUFG SVリーグ オールスターゲーム 2024-25 石川」を開催する。今回のオールスターゲームはポジションごとのファン投票とリーグ推薦によって選ばれた男女各28名が出場。「世界最高峰のリーグ」を目指して昨年10月に開幕したSVリーグを代表する、まさに国内トップレベルの顔ぶれが一堂に会する。
(C)SV.LEAGUE
まず25日に行われる女子は、「TEAM NICHIKA」の山田二千華(NECレッドロケッツ川崎)と「TEAM KOTONA」の林琴奈(大阪マーヴェラス)という、昨年のパリ五輪出場の2人がキャプテンを務める。
「TEAM NICHIKA」は齋藤真由美監督(群馬グリーンウイングス)の現役時代から人気を博した明るい人柄に惹かれるかのように、とりわけアウトサイドヒッターは黒後愛(埼玉上尾メディックス)、佐藤淑乃(NEC川崎)、野中瑠衣(Astemoリヴァーレ茨城)、中島咲愛(SAGA久光スプリングス)といった笑顔が光る面々がそろった。(※チーム分けはキャプテンがドラフトにて選定)
(C)SV.LEAGUE
さらにリーグきっての実力派選手も勢ぞろい。ブラジル代表のオポジット、ロザマリア・モンチベレル(デンソーエアリービーズ)や、ミドルブロッカーでは昨季ブロック賞とスパイク賞の個人二冠を獲得した蓑輪幸(大阪MV)、パリ五輪でも活躍が光った宮部藍梨(ヴィクトリーナ姫路)らは最高峰のパフォーマンスを披露するだろう。
対する「TEAM KOTONA」はキャプテンの林を筆頭に、堅実かつお手本のようなプレーを見せる選手が各ポジションでそろった印象。サーブレシーブ成功率の日本人選手記録を持つリベロの西村弥菜美(SAGA久光)、トスしたボールから仲間への想いが溢れ出るセッターの岩崎こよみ(埼玉上尾)、鋭い反応で相手の攻撃を阻むミドルブロッカーの荒木彩花(SAGA久光)らはまさに"専門職"をまっとうする面々だ。
また国際色も豊かで、昨年末の皇后杯全日本バレーボール選手権大会優勝の立役者となったアウトサイドヒッターのチャッチュオン・モクシー(姫路)やタイ代表のミドルブロッカー、タットダオ・ヌクジャン(PFUブルーキャッツ石川かほく)らが名前を連ねる。
(C)SV.LEAGUE
そして26日に行われる男子は、「TEAM MASA」の柳田将洋(東京グレートベアーズ)と「TEAM TOMO」の小川智大(ジェイテクトSTINGS愛知)という、リーグきっての人気を誇る2人が大将役を担う。
「TEAM MASA」は"リーグの顔"として今季のシーズン開幕戦でもキービジュアルに採用されたアウトサイドヒッターの高橋藍(サントリーサンバーズ大阪)とオポジットの西田有志(大阪ブルテオン)がチームメートになった。それだけでも十分にインパクトがあるわけだが、他にも迫力満点のパフォーマンスを繰り出す面々がそろった。
時速130キロ超の弾丸サーブを放つオポジットのニミル・アブデルアジズ(ウルフドッグス名古屋)や目にも止まらぬ高速バックアタックが代名詞のアウトサイドヒッター、トリー・デファルコ(STINGS愛知)のパフォーマンスは強烈の一言。そこに、ミドルブロッカーでは高橋健太郎(STINGS愛知)や西本圭吾(東レアローズ静岡)、リベロの山本智大(大阪B)といった激しい感情表現が魅力の選手が並ぶ。
対する「TEAM TOMO」は選手間の関係性がチームの強さにつながることが予想される。キャプテンの小川からすれば、昨季まで所属していたWD名古屋の高梨健太や傳田亮太に加えて、今季のチームメートであるセッターの関田誠大やオポジットの宮浦健人は日頃から一緒に過ごしているメンバーたち。
また新人選手ながら即戦力級の活躍を披露している水町泰杜(WD名古屋)と後藤陸翔(東京GB)は中学時代からの仲であり、そんな2人がチームメートになるのもオールスターゲームならでは。
そんな今回の「MUFG SVリーグ オールスターゲーム 2024-25 石川」は令和6年能登半島地震の復興支援も兼ねており、会場ではバレーボール教室や出場選手も参加しての募金活動が実施される予定。リーグを代表する選手たちの熱きプレーが、現地の石川にエネルギーをもたらす2日間となりそうだ。
※高橋藍及び高橋健太郎の「高」は正しくは「はしご高」
文/坂口功将