チョン・ヘインの「ヌナ呼び」も!ロウンやパク・ソジュンら、恋人への呼び方がキュンを倍増させるラブロマンス3選

チョン・ヘインの「ヌナ呼び」も!ロウンやパク・ソジュンら、恋人への呼び方がキュンを倍増させるラブロマンス3選

相手との関係性が如実に表れる韓国ならではの"呼称文化"。立場の違いや年齢差に応じて正しく呼び分けることが礼儀とされているが、カップル間では可愛らしい響きに親密さがにじむ瞬間も...。

そんな韓国ならではの呼称文化に注目することで、さらに"キュン"が味わえる秀逸なラブロマンス3作を紹介。仲が深まるにつれ呼び方が変わる年の差カップルや社内恋愛カップルたちの何気ない会話にも注目してみたい。

■"綺麗なヌナ(お姉さん)シンドローム"も!/「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」

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約20歳差の純愛模様が話題となった「ラストノート」など、日本のエンタメ界でも"年の差ロマンス"は昨今のトレンドと言えるが、そんな"年上女性に憧れる年下男性"を描いたロマンスは韓国ドラマでも人気ジャンルの一つ。中でも、空前のヒットを巻き起こした代表作と言えば、ソン・イェジンとチョン・ヘインによる「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」(2018年)だろう。

ジナ(イェジン)とジュニ(ヘイン)は20年来の幼なじみ。それぞれが互いの姉や弟とも親友同士で、当の本人たちも姉と弟のような関係性だった。しかし、3年ぶりに再会した2人の間に今までになかった感情が芽生え始め、状況は一変する。「愛の不時着」直前だったイェジンの"綺麗なお姉さん"ぶりが支持を集め、それと同時にヘインを"国民の年下男子"とまで言わしめる存在へと押し上げた一作だ。

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この作品で連発されるワードが"ヌナ"。年下男性が親しみを込めて年上の女性に呼びかける"お姉さん"という意味の呼称だ。

年下女性から年上男性に使われる"オッパ"が恋愛のニュアンスを含んでいるのに対し、"ヌナ"はもっと家族的な響きを持っている。3年ぶりの再会シーンでジュニも、「気になる女の子はできたの?」とジナに聞かれて「あいにくヌナが一番だ」と憎まれ口をたたくなど、最初からジナを"ヌナ呼び"。

「あのさヌナ」「おごってくれる?」...年下男子が自然と安らぐ"ヌナ"呼びが、へイン自身のリラックスした表情を引き出しているようで、彼の態度は序盤から罪深いほどにメロい。

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しかし、恋愛対象ではなかったはずの"ヌナ"が徐々に気になる存在に...。気前よくおごってくれる"頼れるヌナ"と、小柄で抱きしめたくなる"可愛いジナ"のギャップが、ジュニを恋する男子に変えていく。肌寒い海辺で「あ~寒い。普通は男の人が上着を貸してくれるんじゃないの?」とご機嫌ななめのジナを体ごとコートでくるんで抱きしめ、「すっぽり収まるサイズだ」と愛おしそうにキスするジュニの"最高の年下男子"ぶりが堪能できる。

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中盤以降、ジナが勤める会社のハラスメント問題や、家柄を重視する旧態依然とした家族観など、韓国社会が抱える根深い問題に振り回され、2人を取り巻く環境はシリアス度が一気に増していくのだが、それでも主軸にあるのは、"年上彼女×年下彼氏"の関係性。終盤ではジュニが「昔みたいに姉と弟のように過ごしたいのか?」と"ヌナ呼び"からの脱却を決意。呼び方も変えて年下男子とは別の顔を見せる最終回まで見逃せない。

■"ソンベ(先輩)"呼びから突然の"名前呼び"にキュンが発動!/「先輩、その口紅塗らないで」

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一方、同じ"年下男子×年上女子"でも、これに社内恋愛の要素が加わると、また別の味わいが生まれてくる。韓国のオフィスでは、"社長"や"部長"、"チーム長"といった役職や"先輩"を敬称代わりにつける習慣があるからだ。

そんな、オフィシャルな場での呼び方がキュンポイントになっている作品が「先輩、その口紅塗らないで」(2021年)。「偶然見つけたハル」や「恋慕」で日本でも高い人気を誇るロウンと、「ただ愛する仲」や「僕を溶かしてくれ」といったロマンス作品で知られるウォン・ジナが主演のオフィスロマンスだ。

コスメブランドのマーケティングチームで働く1年目のヒョンスン(ロウン)は、2年先輩のソンア(ジナ)に片想い中。ある日ヒョンスンは、ソンアがチーム長のジェシン(イ・ヒョヌク)とこっそり付き合っていることを知る。だが、ジェシンには別の女性の影も...。ヒョンスンは、真っ赤な口紅を塗ってジェシンに会いに行こうとするソンアを引き留め、「先輩、その口紅塗らないで」とアプローチを開始する。

初対面から、ソンアを"ソンベ(先輩)"と呼び続けるヒョンスン。「先輩が好きです」「先輩、キスしてもいいですか」...。2人の関係がどこまで行っても、ヒョンスンの"先輩呼び"は変わらない。

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だが途中、ヒョンスンがソンアを名前呼びする瞬間が訪れる。後輩と思っていたヒョンスンが突然見せた別の一面にソンアが「ちょっと!」と戸惑うと、ヒョンスンは「今ドキッとしたでしょ?」とニヤリ...。一貫して「先輩」と呼び続けるヒョンスンが、ここぞとばかり先輩・後輩の関係からわざと一瞬はみ出してみせる恋の駆け引きには、見てるコチラも"キュン"が加速。

じれったい先輩・後輩関係を続けていた2人が、やがて恋人関係に発展し、関係に薄々気付いている同僚たちの目を盗んで繰り広げる甘々なやり取りも含め、その結末をぜひ見届けてほしい。

■付き合い始めたら"オッパ"呼びは必須?/「キム秘書はいったい、なぜ?」

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お互いを役職で呼び合う韓国ならではのオフィスラブコメの代表作としてもう一つ注目したいのが「キム秘書はいったい、なぜ?」(2018年)。「梨泰院クラス」以前、当時は"ラブコメの神"と呼ばれていたパク・ソジュンがツンデレなナルシスト御曹司イ・ヨンジュンに扮し、韓国のラブコメ女王パク・ミニョンが敏腕秘書キム・ミソを演じた大ヒットラブコメディだ。

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大企業の副会長・ヨンジュンは、容姿、頭脳ともに完璧だが自分大好きなナルシスト。そんな彼を完璧に支えてきた秘書・ミソは、9年間の勤務を経て突然、退職を宣言する。ミソがいなくなることなど想像もしていなかったヨンジュンは突然の宣言にショックを受け、彼女の存在の大きさに気づいていく。

自分にしか興味がないヨンジュンと、職務から逸脱することは絶対にないプロフェッショナルなミソ。長らく互いを「副会長」「キム秘書」と呼び合ってきた2人だが、ヨンジュンの必死のアプロ-チが実り、ストーリー中盤で2人は恋愛関係へと突入する。

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ここからが2人の"呼び方"に変化が生じてくるポイントだ。晴れてミソにOKをもらったものの、固い口調を崩さないミソにヨンジュンは「今日から恋人同士だよな?」「これは恋人同士の会話?」と不安顔。

「会社ではお互いの立場があるから気をつけたくて。それが裏目に出たようです。寂しい思いをさせてすみません、副会長」
「これからは"オッパ"と呼べ。俺も名前で呼ぶよ、ミソ。さぁ、さぁ」

年上彼氏の呼び名の定番"オッパ"呼びをさせようと迫るヨンジュンも可愛らしいが、あんなに完璧だったミソが「オ、オ、オ...ゆ、ゆっくり改善しましょう」と一気にしどろもどろに...。完璧秘書の仮面もはがしてしまう韓国の呼称文化に、思わずニヤニヤさせられてしまう。

ここに挙げた3作以外にも、カップル内の呼び方の変化が、まるで"キュン"の時限装置のような役割を担っている韓流ロマンスは多数。そんな何気ないカップルたちの会話に注目しながら、作品世界を楽しんでみては?

文/酒寄美智子

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