ウェイジャーミン(魏哲鳴)の一途な溺愛にキュン!契約結婚から始まる「この結婚は社内秘で」【熊江琉衣】

ウェイジャーミン(魏哲鳴)の一途な溺愛にキュン!契約結婚から始まる「この結婚は社内秘で」【熊江琉衣】

私は、中国ドラマの古装劇と現代劇を、だいたい半々の割合で見ています。現代劇は恋愛だけでなく、家族模様や人々の考え方、今の街並みなども描かれるので、さまざまな角度から中国を知ることができます。今回は、そんな現代劇の中から、幸せな気分に浸れる「この結婚は社内秘で」をご紹介します。

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知的でパーフェクト!メガネ男子ウェイ・ジャーミンの魅力

2024年の夏に中国でヒットした「この結婚は社内秘で」。主演のウェイ・ジャーミン(魏哲鳴)は、現代劇でCEOや教授など、地位のある役を務めることが多いです。そのほとんどでメガネをかけていて、中国で一番メガネが似合う俳優さんなんじゃないかと私は思っているのですが、知的な雰囲気が役にぴったり。本作で演じる紀昱恒(ジー・ユーホン)も、銀行の部長でメガネ男子です。

また、ウェイ・ジャーミンは俳優になる前に公務員として働いていた経験があるので、上司役や会社員役が似合うのかなとも思います。紀昱恒は、落ち着いていて真面目で、責任感があり、パーフェクトな男性。女性ならみんなが「この人がいい」と思うような人なのに、高校時代から10年もの間、ヒロインを一途に思い続けているという設定がすごくいい。いざという時は彼女を第一に考えてくれて、キュンキュンさせてくれるんです。

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10年越しの片思い!真面目男子が見せる溺愛のギャップ

中国では学歴競争が激しく、大学受験までは恋愛を禁止している学校もあります。高校生のうちは恋愛より勉強を優先し、大学に入ってから初めて彼氏、彼女ができるという人も多い。そうした背景もあって、紀昱恒のように一途に思い続けることが美徳とされるのだと思います。一途に思い続けた紀昱恒は、恋愛に関しては不慣れな一面もありますが、スイッチが入ると積極的に。嫉妬心があふれてキスしてしまうような場面もあり、普段の真面目さと彼女の前での溺愛系のギャップがポイントです。

ウェイ・ジャーミンは、こういう役が本当にうまいです。女性の願望がかなり入った溺愛ぶりですが、いい意味で現実から離れて「あぁ、幸せ」と思える。気付けば紀昱恒のことが好きになっているかもしれません。

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等身大のヒロインと秘密の契約結婚から始まるロマンス

ヒロインの涂篠檸(トゥー・シャオニン)を演じるチャン・ジャーニン(張佳寧)は、過去作では時代劇の「明蘭~才媛の春~」しか見たことがなかったのですが、本作の現代劇でも演技がうまいなと思いました。紀昱恒とのやりとりが自然で、いつの間にかその世界に引き込まれます。中国の現代劇には、仕事も恋愛も頑張るバリキャリの女性がよく出てきます。でも、涂篠檸は銀行の派遣社員で、正社員を目指しながらも、いつクビになるか分からない状況。中国ドラマとしては新鮮ですし、視聴者に近い等身大の女性だからこそ、感情移入しやすかったのかもしれません。

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物語は、7年付き合った恋人と別れた涂篠檸が、安定した生活を望む中、10年ぶりに再会した紀昱恒と契約結婚することから始まります。ただ、籍はすぐには入れず、二人で約束した"ノルマ"を達成してからと決めます。互いの親には結婚を喜んでもらっている手前、実は籍を入れていないと言い出せない。さらに、二人が勤める銀行では社内恋愛が禁止されているため、関係を隠さなければならない。その秘密がストーリーに適度なスパイスを加えています。

以前ご紹介した「星漢燦爛」もそうでしたが、このドラマも主人公の人生を追体験できる作品だと感じました。紀昱恒は初めから大好きだけど、涂篠檸はまだそこまでは好きではない状態から、徐々に恋心が育まれていく。やがて二人ともが結婚を意識し、感情が変わっていく。その過程で幸せを大きく感じられるのが、とても楽しかったです。

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中国ドラマならではの家族の絆と共感必至のサブカップル

それから、家族の絆の強さも本作のポイント。中国は日本よりも両親との距離感が近く、結婚してからも両親を含めて一つの家族という考え方が強いんです。中国文化をもっと知りたいという方には、ぜひ家族模様にも注目してほしいです。涂篠檸のご両親もかわいらしいんですよ。ツッコミとボケみたいなやりとりが楽しくて、この二人の話ももっと見たいくらいです。紀昱恒の家族に伴う展開には、涙なしには見られないシーンもあります。

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主人公カップルの他にも、涂篠檸の親友・凌惟依(リン・ウェイイー/演:コー・イン)と彼氏・斉郁(チー・ユー/演:ダイ・ユンファン)、紀昱恒の部下で涂篠檸の上司でもある饒静(ラオ・ジン/演:ワン・ジェンアル)と同僚の趙方剛(ジャオ・ファンガン/演:チョウ・チォンアオ)というサブカップルも描かれます。凌惟依はお金持ちのお嬢さんで、彼氏とは格差がある。お互い好きでも、経済的なことや考え方によるすれ違いがリアルで、「分かる!結婚と恋愛は違うんだよ」となりました。家族の結びつきが強いからこそ、親にも認めてもらえる相手でないと、幸せな結婚生活は難しいのかもしれません。

饒静はいわゆるバリキャリですが、家族関係の背景を知ると、すごく感情移入しました。それを趙方剛が分かってあげて、今まで仕事を頑張ってきた努力を認めてあげる。そこがすごくいいんです。二人はとてもお似合いなのに、なかなか関係が進まない。主人公カップルとはまた別のドキドキやキュンキュンがあって面白いです。

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仕事も恋愛も頑張るあなたへ!極上の溺愛ロマンス

主人公たちは、恋愛だけじゃなく仕事にも誠実に、一生懸命向き合っているカップルなので、仕事を頑張っている方にも刺さるのではないかなと思います。恋に落ちていく男女のロマンスで幸せな気分を味わいたいという方には、ぜひ見てほしい作品です。紀昱恒は10年以上も涂篠檸を思い続けているだけに、愛情表現もたっぷり。一途に愛されたい、もはや溺愛されたいという方は、ぜひ見てください!

【プロフィール】
熊江琉衣(くまえ・るい)
中国・四川省出身のモデル、タレント。「チャイナ娘くまちゃん」の名前でYouTuberとしても活動し、中国語講座や中国の生活や文化などについての情報を発信している。

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