ディンユーシー(丁禹兮)が名探偵なのに時々白猫に変身!「大理寺日誌」で見せるギャップがたまらない

ディンユーシー(丁禹兮)が名探偵なのに時々白猫に変身!「大理寺日誌」で見せるギャップがたまらない

ラブ史劇でのツンデレ男子ぶりがハマるディン・ユーシー(丁禹兮)は、クールな表情と、ふとした瞬間に見せるキュートな姿のギャップで、多くのファンを魅了してきた。そんな彼が主演を務める「大理寺日誌~謎解く少卿には秘密がある~」は、これまでのラブストーリーとは一味違う謎解きブロマンス史劇だ。本作で彼は、知的でクールな名探偵でありながら、実は時々白猫になってしまう大理寺少卿・李餅(りへい)を演じる。猫の習性が顔をのぞかせる意外な一面から、仲間たちとの絆まで、李餅という人物の多彩な魅力に迫る。

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時々猫になる"半人半猫"の名探偵が生むギャップ

2017年、本名の丁舟傑(丁舟杰)名義で映画に出演し、俳優としてのキャリアをスタートさせたディン・ユーシー。2020年には、ツンデレ貴公子を演じた「花の都に虎われて~The Romance of Tiger and Rose~」や、子犬系ツンデレ作家を演じた「月光変奏曲~君とつくる恋愛小説~」が立て続けにヒットし、一躍スター俳優となった。その後も、「今宵、若様は恋におちる」のツンデレ若様、「七時吉祥~エンドレス・ラブ~」の愛を知らない最強戦神、「永夜星河~シークレット・ラブミッション~」のイジワルな妖怪ハンターなど、クールな外見を生かしながら、さまざまなキャラクターを演じてきた。

そんな彼が本作で演じる李餅は、恋愛よりも事件や友情、自身の過去、そして正義と向き合う人物。類まれなる分析力と観察力に加え、"猫並み"の嗅覚まで駆使して事件を解決する名探偵だ。しかし、そんな知的な李餅には、時々白猫になってしまう"半人半猫"という秘密がある。その秘密を知っているのは、兄を探して神都(しんと)にやって来た陳拾(ちんしゅう/演:ジョウ・チー)だけ。李餅は陳拾の力も借りながら、捜査チーム・明鏡堂の仲間たちと難事件に挑む一方、自身の秘密と3年前に惨殺された父親の死の真相にも迫っていく。

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"猫顔イケメン"が見せる、思わず頬が緩むしぐさ

本作でひときわ目を引くのが、李餅の知的で凛々しい姿と、ふとした瞬間に顔を出す猫らしいしぐさの落差だ。どんな敵にもひるまず「あなたが黒幕だ」と真実を突き付け、冷静に謎を解いていく姿は、まさにカリスマ少卿。ところが、人間の姿のまま爪を研いだり、丸い球を見ると遊び始めたり、生魚の匂いに引き寄せられたりと、突然猫の習性が現れる。

気持ちよさそうに伸びをしたり、棒であごを掻いているうちに恍惚(こうこつ)とした表情を浮かべたり、本物の猫と顔を突き合わせて「私は猫ではない!」と言い聞かせたり。普段の凛々しい姿からは想像できない無防備な振る舞いに、思わず頬が緩んでしまう。大きな瞳を持つ"猫顔イケメン"ディン・ユーシーだからこそ、こうした猫らしいしぐさにも説得力がある。鋭い推理力で事件を解決する名探偵と、猫の本能に振り回される姿。その振り幅が、李餅を唯一無二の主人公にしている。

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孤独な名探偵が仲間たちと築いていく固い絆

李餅の魅力は、"半人半猫"という設定だけではない。彼が率いることになる捜査チーム・明鏡堂の面々との関係性も、本作の大きな見どころだ。口のうまい王七(おうしち/演:フォン・マン)、力自慢の孫豹(そんひょう/演:チャン・イーツォン)、災いを呼ぶ崔倍(さいばい/演:ディン・ジアウェン)、お金持ちの阿里巴巴(アリババ/演:クードウスージアン・アイニーワーアル)、そして見習い中のお人好し・陳拾(ちんしゅう/演:ジョウ・チー)。個性も能力もバラバラな5人は、まるで男子校のようににぎやかで、突然やって来た上司・李餅を初めは戸惑わせる。

しかし、共に事件を追ううちに、少しずつ信頼を深めていく。李餅が危機に陥れば、「少卿はいつも一人で背負いすぎる」と心配し、力を合わせて支えようとする仲間たち。そんな彼らに振り回されながら、李餅もまた少しずつ心を開いていく。一人で事件を背負っていた名探偵が、仲間を信頼し、チームを率いる存在へと変わっていく。その過程は、事件の謎解きとはまた違う本作の楽しみの一つだ。冷静な李餅の内側にある、人とのつながりを求める一面も浮かび上がってくる。

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ライバルのはずだった将軍との複雑な関係に注目

そして物語の後半、大きくドラマを動かしていくのが、敵対組織の将軍・邱慶之(きゅうけいし/演:ウェイ・ジャーミン)との関係だ。初めは李餅の前に立ちはだかるライバルのように見える邱慶之。しかし、物語が進むにつれて明らかになる二人の過去によって、その関係性は単純な対立では語れないものへと変化していく。終盤で明かされる真実を知った後には、それまでの彼らの会話や視線さえも違って見えてくるはず。互いに複雑な感情を抱えながら向き合う二人の姿は、本作のブロマンスを語るうえで欠かせないポイントだ。

"半人半猫"という秘密が生む意外性、事件に挑む知性、仲間たちとの絆、そして邱慶之との複雑な関係性――。「大理寺日誌~謎解く少卿には秘密がある~」には、ディン・ユーシーのさまざまな表情が詰め込まれている。クールな名探偵かと思えば、猫の習性に振り回され、仲間たちとの出会いを通して少しずつ変わっていく。さらに、邱慶之との関係から見えてくる繊細な感情。これまでのラブ史劇とは異なる役柄だからこそ引き出された、ディン・ユーシーの新たな魅力を堪能してほしい。

文/酒寄美智子