北山宏光が語る「変わらないために変わる」覚悟と、冠番組「北山宏光THE WORLD BEYOND」への思い

北山宏光が語る「変わらないために変わる」覚悟と、冠番組「北山宏光THE WORLD BEYOND」への思い

北山宏光がやってみたかったことに挑戦し、会いたかった人に会う番組「北山宏光 NEW WORLD」が、「北山宏光THE WORLD BEYOND」として帰ってきた。昨年、北山の冠番組としてフジテレビTWOにてスタートした「北山宏光 NEW WORLD」で新たなクリエイティブの扉を開いた北山。ライブツアー、ドラマ、舞台と大忙しの1年を経て、今の北山が見つめるものとは。40歳を迎えた現在のリアルな心境や、クリエイティブに対する思いについて聞いた。

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■40歳のリアルな心境は「意外と変わらない」

──昨年放送された「北山宏光 NEW WORLD」から今回の「北山宏光THE WORLD BEYOND」の間に、北山さんは40歳を迎えられました。今回の番組では年齢にちなんだ企画もあるそうですが、いざなってみていかがですか?

「意外と変わらないなと思いました。いざ自分が40歳になってみると『意外とこんなもんか』って」

──40歳になる前は、40歳や40代に対して何かイメージはありましたか?

「30代、40代でそれぞれ違う焦りがあると思うんですよ。理想の30代、理想の40代になれていない場合って。自分もそうだったから、何かを回収するように新しいことを始めようと思っていたんだけど......。いざなってみると何も変わらなくて。『もう誕生日は祝ってほしくない』とかそれくらいです(笑)」

──確かに「もう年齢は増えなくて大丈夫です」という気持ちになりますよね(笑)。

「そうそう(笑)。でもそう思うと、むしろ年齢を意識しなくなったかもしれません。40歳って、それまでにやってきた人とやってきていない人で差が出てくると思うんですよ。僕の地元の友達で、急に焼きそば屋を始めたやつがいたりして。会社をやってきた人が、会社が安定したから趣味で何かやってみようと思ったり。30代はそういう選択肢がたくさんあると思いますが、40代でそういう選択をしてもまだ遅くないと思いますね。だから自分もアンテナを張って、やりたいことにどんどんトライしていくという思考になっているのかもしれないです」

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■待望の第2弾!「THE WORLD BEYOND」で広がる新しい世界

──そんな北山さんが、やりたいことに挑戦し、会いたい人に会うという冠番組「北山宏光 NEW WORLD」。第2弾として「北山宏光THE WORLD BEYOND」の放送が決定しましたが、第2弾が決定したときの気持ちを教えてください。

「番組を続けたいと思っても、なかなか続けられないという現実をこれまでたくさん見てきました。その中で、第2弾の機会をまたいただけるというのは、前回見てくださって、喜んでくださった人たちがいたからだと思うので、率直にうれしいです」

──ご自身としては、前回「第2弾もやりたい」という気持ちはありましたか?

「やりたいからといってできる世の中じゃないということも分かっているので......。でも『できるのであればやりたい』とは思っていました」

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──昨年放送された「北山宏光 NEW WORLD」ではチームラボボーダレスに行ったり、鈴木おさむさんと対談されたりと、さまざまな企画が行われました。改めて振り返って、「北山宏光 NEW WORLD」はご自身にとってどのような時間だったと思われますか?

「興味のあることに挑戦したり、会いたい人と会えるというのは、とってもいい時間だなと思いました。あとは皆さんが、僕と交流があることは知っているけれど、どういう交流があるのかとか、興味があることは知っているけれど、どうして興味があるのかというものを形にできたということがうれしかったです。早くもネタ切れになりつつありますが(笑)」

──第2弾となる「北山宏光THE WORLD BEYOND」はどのような番組になりそうですか?

「引き続き興味のあることを形にしていくので、視聴者の人と同じ発見があるんじゃないかなと思っています。例えば......40歳になったのでオーダーメイドのスーツを作りに行くという企画の撮影をしたんですね。そこで、作ってくださる方がどんなこだわりを持っているのか、その方がここに至るまでのルーツはどんなものなのか、あとはもっとシンプルに『スーツはこうやって作るんだ』『裏の生地と表の生地でこんなに種類があるんだ』というようなことまで、この番組を通して知ることができる。そういう番組に、今回もなっていくと思います」

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──前回からパワーアップさせたことは何かありますか?

「引き続き、という感じですね。パワーダウンすることはないと思います(笑)。あっ、でも前回最後に花火が上がったので、今回はそれをどうするのかは考えないと(笑)」

──モチベーションとしては、前回と同じように、ご自身が興味のあることや会いたい人と会うと。

「はい。そこはブレずにやっていきたいと思っています」

■「変わらないために変わる」。クリエイティブへの揺るぎない信念

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──今回の番組もそうですが、北山さんは常にいろいろなことにチャレンジし続けている印象があります。チャレンジし続けられるのはどうしてなのでしょうか?

「結局、現状維持があまり好きじゃないんだと思います。現在に不安や不満があるわけではなくて、"変わらないために変わっていく"という感覚です。『時代に合わせる』というのもその一つで、この業界は移り変わりがとにかく早いから、自分から変わっていかないと、変えたくない部分まで変わってしまう気がして。僕の中では、変わらないこと=停滞という印象もあります。だから変わり続けているんです。『これは嫌いだからやらない』『変わるのが怖いから』と言っていると、その時代のものさしから離れていってしまうと思うので。もちろんそれはそれで良さもあると思いますが、僕としてはどんどんアップデートしていくほうが向いているのかなと思います」

──変わり続ける勇気というか。

「そうですね。だから手放す勇気も必要なんです。何かにしがみつかずに、変わるところはちゃんと変えて、どんどん新しいものを取り入れて、いろんなことに挑戦しながら動いていく。そういう感じですかね」

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──今のお話でいうところの"変えたくない部分"になるかもしれませんが、北山さんがコンサートや楽曲など、ご自身の作品をクリエイティブする際に大切にしていることは何ですか?

「エンタメであるということと、それが純粋なものであるということかな。組織が大きくなればいろんな人が関わっていくわけですが、お客さんに作品を発表したときに、何か新しいものを提供できているかということが僕の中では一番大切です。それに対して喜んでもらうということは、変わらずに大切にしていきたいです」

■最近の小さな挑戦は「SNSで流れてきた服を買ってみた」

──さまざまなチャレンジをする番組ということで......最近北山さんがした小さな挑戦を教えてください。

「Instagramで流れてきた服を買ってみました(笑)」

──それはどういった経緯で買うことに?

「ライブの衣装の方向性を考えるためにいろいろ調べていたら、いろいろな洋服のサイトが流れてくるようになって。『これ、衣装で着たらかっこいいかも』と思って、最初はスクショするだけだったんですけど、サイトに入っていくうちに『買ってみよう』という気になって。自分のカード情報とかも入れるから怖かったんだけど......ちょっと買ってみました(笑)」

──その挑戦をしてみていかがでしたか?

「意外とモノが良かった!(笑) たまたま当たりを引いたのかもしれないけど、レッスン着にしようかなと思っています」

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PROFILE

1985年9月17日生まれ、神奈川県出身。2023年9月17日にTOBEとともに新たなエンターテインメントへの挑戦を発表し、同年11月に1st 配信Single「乱心-RANSHIN-」でデビュー。以降、楽曲制作、ライブ演出、俳優活動など多方面で表現の幅を広げている。

取材・文/小林千絵 撮影/中川容邦

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