Paramount 作品 完全ガイド

「マーシャルズ:イエローストーンストーリー」シーズン1の見どころを徹底解説!キャスト紹介&人物相関図付き

「マーシャルズ:イエローストーンストーリー」シーズン1の見どころを徹底解説!キャスト紹介&人物相関図付き

「イエローストーン」のケイシーを主役にした新たな物語

世界的ヒットメーカー、テイラー・シェリダンの代表作「イエローストーン」から、新たな物語が幕を開ける「マーシャルズ:イエローストーンストーリー」。主人公は、ダットン家の三男として牧場を守ってきたケイシー。ネイビーシールズ出身という経歴を生かし、連邦保安官(マーシャル)として家族や仲間を守る男の生きざまを描く、待望のスピンオフ作品だ。

見どころ

家族や友人を守るため、モンタナ州の連邦保安官として戦う

260831_marshals_02.jpg

日本では7月より配信中の「マーシャルズ:イエローストーンストーリー」は、ケビン・コスナーが第80回ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門(ドラマシリーズ)で主演男優賞に輝いた大ヒット西部劇「イエローストーン」のその後を描いたスピンオフ。本作で主人公を務めるのは、末息子のケイシーだ。

260831_marshals_03.jpg

「イエローストーン」最終シーズンで、先祖が愛し、父が守り抜こうとしてきたモンタナ州最大のイエローストーン牧場を、先住民が暮らす居留地へ譲渡したケイシー。多くの混乱と感謝、そして敵意に包まれる中、彼はネイビーシールズで培った戦闘能力を生かし、家族や地域の人々を守るため、モンタナ州の連邦保安官の精鋭部隊として新たな戦いに身を投じていく。

260831_marshals_04.jpg

本作では、テイラー・シェリダンが原案・製作総指揮を担当。新たにショーランナーに任命されたスペンサー・ハドナットは、デヴィッド・ボレアナズ主演のドラマシリーズ「SEAL Team/シール・チーム」で脚本・製作総指揮を務めてきたベテランだ。同作でアメリカ海軍特殊部隊の精鋭対テロ部隊「ブラボー・チーム」の活躍を描いてきた手腕を生かし、ケイシーたち連邦保安官チームによる迫力のガンアクションを圧倒的な臨場感で描き出している。

260831_marshals_05.jpg

そんな本作で最大の見どころとなるのが、家族愛と正義感を胸に、一人の父親として成長したケイシーの姿だ。「イエローストーン」でも、家族を守るためなら手を汚すことをためらわない一面を見せていた彼だが、本作ではその守るべき存在が、居留地に暮らすネイティブアメリカンの友人たちへと広がっている。さらに、どこかぎこちなかった息子テイトとの親子関係にも変化が。ある大きな出来事を経て、2人の絆はより深く、愛情に満ちたものになっていく。作中で1年という月日を経て、父親としての自覚を強めたくましく成長したケイシー。彼を演じるルーク・グライムスの熱演にも注目したい。

260831_marshals_06.jpg

もちろん、「イエローストーン」を象徴する雄大なモンタナ州の風景も健在だ。そして本作では、シリーズファンなら気になる場所も登場する。「イエローストーン」で、ジョンの野望を阻む者たちを始末したリップが、遺体を捨てる場所としてたびたび訪れていた「駅」が、ついにその全貌を明らかにする。月明かりすら吸い込んでしまうような不気味な場所として描かれてきた「駅」の知られざる姿も、シリーズファンなら見逃せないポイントだ。

260831_marshals_07.jpg

さらに、ケイシーのもう一つの居場所となる連邦保安官チームの仲間たちとの友情や、強い信頼で結ばれているからこそ可能になる連携プレーも見逃せない。息の合ったチームワークから生まれる、手に汗握る迫力の戦闘シーンも大きな見どころの一つとなっている。「イエローストーン」で描かれた家族の愛憎や土地を巡る争いを受け継ぎながら、現代アメリカで起こる犯罪に立ち向かう連邦保安官・ケイシーの活躍を描く本作。馬を駆り、カウボーイハットをかぶるどこか懐かしいスタイルと、ネイビーシールズ仕込みの圧倒的なガンテクニックを併せ持つ"現代の保安官"が、モンタナを舞台に正義を執行していく。

おなじみのキャストと新たな面々による見事なケミストリーに注目!

260831_marshals_08.jpg

「イエローストーン」から引き続きケイシーを演じるのは、「ブラザーズ&シスターズ」などのドラマで知られるルーク・グライムス。先祖代々受け継いできた土地を守ることに執着する父ジョン・ダットンの息子という呪縛から解放されたケイシーは、ネイティブアメリカンの妻モニカと息子テイトと共に、新たな人生を歩み始めていた。しかし、穏やかな暮らしを送っていた彼には、この一年の間に大きな喪失が生まれていた。

「イエローストーン」では、どこか不安定で、「テイトの父」である以上に「ジョンの息子」という役目を背負っていたケイシー。本作では、何があってもテイトを守るという覚悟を胸に、一人の父親として大きく成長している。グライムスは、落ち着きを増した表情やテイトに向ける愛情に満ちたまなざしを通して、ケイシーが手に入れたたくましさと安定感を繊細に表現している。

260831_marshals_09.jpg

そんなケイシーの息子テイトを演じるのは、前作から続投となるブレッケン・メリル。モンタナ州知事にまで上り詰めた祖父ジョンに溺愛される一方、イエローストーンに縛られ続ける父ケイシーの苦悩を、ネイティブアメリカンの母モニカと共に見つめてきた少年だ。地域の支配者であるダットン家と、彼らに土地を奪われたネイティブアメリカン。その両方の血を引くテイトは、まさに両者をつなぐ存在でもある。

居留地の学校に通っていたことからネイティブアメリカンの友人も多く、第5話では、そんなテイトだからこそ見つけることのできた、ある事件の解決への糸口が描かれる。祖父や先祖代々の牧場、そしてかけがえのない存在を失いながらも、それでも父を支えようとするテイト。メリルは、どこか憂いを帯びた瞳で、その健気な姿を好演している。

260831_marshals_10.jpg

ケイシーのアフガニスタン時代の戦友であり、保安官チームを率いるピート・カルバン役を務めるのは、「DARK BLUE/潜入捜査」のローガン・マーシャル=グリーン。ケイシーの能力を高く評価するピートは、ダットン家の末息子を仲間として受け入れることに慎重なメンバーたちにも、戦地を共に生き抜いたケイシーがいかに信頼できる存在なのかを根気よく伝える、頼れるリーダーだ。

マーシャル=グリーンは、豊かな表情とダイナミックなアクションでピートの頼もしさを体現。一方で、幼い頃に離ればなれになった娘が働くバーに通い、絆を取り戻そうとする健気な姿や、誰にも明かせない傷を薬で抑え込む痛々しい側面も印象的だ。力強いリーダー像とのギャップが、彼が抱える深い苦悩を際立たせている。

260831_marshals_11.jpg

居留地出身の連邦保安官チームのメンバー、マイルズ・キトル役を演じるのは、映画『オーパス』のタタンカ・ミーンズ。ダットン家が居留地にもたらした影響もあり、当初はケイシーに良い感情を抱いていなかったキトルだが、現場で彼の見事な仕事ぶりを目の当たりにしたことで、次第に尊敬の念を抱くようになる。そんなキトルの心境の変化を、ミーンズは繊細な表情の演技で説得力たっぷりに表現している。

260831_marshals_12.jpg

保安官チームのメンバーで分析力に優れたベテラン、ベル・スキナー役を演じるのは「レスキュー:ハイ・サーフ」のエミリー役で知られるアリエル・ケベル。ケイシーとは昔からの知り合いのようだが、結婚前の名前や経歴を明かしたがらないミステリアスな女性だ。過去にバイカー・ギャングへの潜入捜査を行った経験を生かし、居留地から行方不明になった少女たちを救う第6話では、ベルの知られざる一面が明らかに。ケベルが披露する大胆な変身ぶりも見逃せない。

260831_marshals_13.jpg

強気で歯に衣着せぬ発言が魅力の保安官アンドレア・クルス役は、「アメリカン・ホラー・ストーリー:黙示録」のアッシュ・サントス。警察官だった父を失った痛みを抱えながらも、仕事に打ち込む芯の強い女性を熱演している。保安官チームが仕事の後に立ち寄るバーでは、そのルックスから多くの男性に声をかけられるクルスだが、彼らを撃退する方法は実に鮮やか。その痛快なやり取りには、思わずスカッとさせられるはずだ。

260831_marshals_14.jpg

260831_marshals_15.jpg

また、「イエローストーン」からの続投キャストとして、居留地のリーダー、トーマス・レインウォーター役のギル・バーミンガムと、その補佐役であるモー役のモー・ブリングス・プレンティも登場する。牧場の土地を破格の値段で譲渡する際、血の誓いによって兄弟となったケイシーとレインウォーター。スピンオフでも続く2人の強い絆が描かれる場面は、「イエローストーン」から見続けてきたファンなら、胸を熱くすること間違いなしだ。

あらすじ

息子や友人たちを守るため、連邦保安官という新たな道を選ぶ

260831_marshals_16.jpg

父ジョン・ダットンと、先祖代々受け継がれてきた牧場を相次いで失い、深い喪失感に沈むケイシー(ルーク・グライムス)。イエローストーンを離れ、息子テイト(ブレッケン・メリル)と静かに暮らそうとしていた彼だったが、ネイビーシールズの一員としてアフガニスタンで培った戦闘能力と捜査能力を買われ、かつての戦友であり、連邦保安官チームを率いるピート・カルバン(ローガン・マーシャル=グリーン)からチームへの参加を求められる。

260831_marshals_17.jpg

父ジョンの息子としてではなく、一人の父親として新たな人生を歩もうとしていたケイシー。しかし、家族や友人たちを守るため、再び危険な現場に身を置くことを決意する。ダットン家の末息子という彼の出自に複雑な思いを抱く者もいる中、居留地出身のマイルズ・キトル(タタンカ・ミーンズ)、分析力に長けたベテランのベル・スキナー(アリエル・ケベル)、現場経験豊富なアンドレア・クルス(アッシュ・サントス)ら個性豊かな仲間と共に、過酷な任務へ挑んでいく。

260831_marshals_18.jpg

そんなケイシーたちに与えられた初任務は、ブロークンロック居留地を狙う爆弾犯の追跡。捜査を進める中でケイシーは、兄弟の契りを交わした居留地のリーダー、トーマス・レインウォーター(ギル・バーミンガム)や、父の命を奪った男を探す際にも力を貸してくれたモー(モー・ブリングス・プレンティ)らの協力を得る。そして、事件の背後に反政府系武装民兵の影があることを突き止める。

260831_marshals_19.jpg

しかし、事件を追うほどに、ケイシーは自らの中にある二つの顔と向き合うことになる。軍人として任務を遂行するための冷徹な判断力と、ダットン家の一員として土地や家族に抱いてきた強い感情。その間で揺れ動きながら、彼は連邦保安官として守るべきものを見つめ直していく。

260831_marshals_20.jpg

果たしてケイシーは、息子テイトや仲間たちを守りながら、事件の真相にたどり着くことができるのか。そして、ダットン家の一員として背負ってきた過去から解放され、新たな人生を歩むことができるのか――。家族を守るために戦ってきた男が、今度は"マーシャル"として正義と向き合う。

文/中村実香

人物相関図

人物相関図