小西克幸が語るスロットカー愛と推し活の魅力「いくつになっても楽しい」

小西克幸が語るスロットカー愛と推し活の魅力「いくつになっても楽しい」

多くのファンから、熱烈に推される側である「推しメン」たち。彼ら自身が推すものを探る、オリジナル声優バラエティー番組「推しメンの推し活」の新作が放送される。今回は、「鬼滅の刃」宇髄天元(うずいてんげん)役などで知られる声優・小西克幸をゲストに招いて、プライベートと魅力に迫る。そんな新作の収録に密着し、収録の感想も聞いた。

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小西克幸の推し活、スロットカー愛が止まらない!

案内役のお笑いコンビ・天津の天津飯大郎と共に、小西が最初に訪れたのは、東京・銀座の博品館TOY PARK 4Fにある「博品館 RACING PARK」。スロットカーと呼ばれるマシンを走らせることができる都内有数のレーシング場で、小西は何度もここを訪れ、レースを楽しんでいるという。そんな小西の推しトークに押されつつも、「スロットカーって、そもそも何?」と尋ねる天津に、小西は「何年生きているんですか!?」と大反発。子どもの頃にはやっていたものの、「こんな高級なものは手に入らない。大人になったらやりたいな」と憧れていたと熱く語った。

そして、200台超というコレクションから、今日の収録のために持参したお気に入りのスロットカーを次々と披露。その熱い語り口に、天津が「『推しメンの推し活』史上、一番圧が強い」と思わず口にする場面も。その後は、2人で実際にレースを体験。経験者の小西が圧倒的有利ながら、初体験の天津もコントローラーを巧みに操り、手に汗握る好勝負を展開した。

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美食とともに小西克幸が語る、もう一つの推し!

少年のように瞳を輝かせながら、スロットカーを満喫した2人は、東京都内にある日本酒と創作料理のペアリングが楽しめる完全予約制のレストランへ。初めて口にする極上の日本酒と、その味わいをさらに引き立てる料理のマリアージュに、終始うなっていた。お酒と食事が進む中で、小西はスロットカー以外に推しているという、女子プロレス団体・スターダムの魅力を熱く語り出すなど、ほろ酔い気分の2人の「推し活」は夜遅くまで続いた。そして、収録後の2人に本日の感想を聞いた。

――とても息の合ったトークを展開していましたね。

小西「実は僕たち、マンガ仲間なんです。最初は、天津さんが女性声優と共演する番組が多かったので、『なんで男性声優と一緒に番組やらないんだよ!』と(笑)。それを覚えていてくださって、今ではマンガを紹介する番組で共演させていただいています」

天津「それがきっかけで『マンガのこと、もっとしゃべりましょう!』というので、ご飯にも行って、そこでもマンガのことをしゃべったり」

小西「お笑い芸人の吉川きっちょむさんと3人で3時間くらい、マンガのことだけ話して、お互いに情報交換して、その場で薦められたマンガを100冊くらいオンラインで買って帰るんです」

天津「100冊くらい買って読んで、また集まって感想を語り合おう、みたいな会を不定期で開催しています」

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――天津さんは、今回の「推しメンの推し活」のゲストに小西さんがやって来るとお聞きになった際、どう思われましたか?

天津「マンガの会で会っていることもあったので、きっとマンガ推しでくるんだろうなと思っていたらスロットカーだったので、小西さんって多趣味なんだなと感じました。そして、僕が初心者として楽しめる推し活を紹介していただいたので、めちゃくちゃ楽しかったですね」

小西「僕は推しているものが少なくて、マンガ、ウマ娘、女子プロレス団体・スターダム、そしてスロットカーくらいなんですよ。その中で、打ち合わせの際に『スロットカーが面白そうですね』という話が出て、僕も大好きなので『じゃあ、ぜひやりましょう!』という話になり、今回のロケを用意していただきました」

天津「今日、実際に体験してみたら『こんなおもろいんや』と思って。しゃべっているとスロットカーを見逃してコースアウトしてしまうので、マジでしゃべるのやめようかと。それくらい熱中しました」

小西「いやー、楽しんでいただいて良かったです。スロットカーは僕が子どもの頃にはやったんですよ。それ以降、日本ではブームが来て去ってを繰り返しているんですけど、海外ではずっと人気で。皆さんにその魅力を再認識していただければ、日本でももっとスロットカーを楽しめるようになるので、ぜひ多くの人に遊んでもらいたいですね」

――小西さんのオフは、主にスロットカーでリフレッシュされているのですか?

小西「オフも台本チェックしたり、出演作品の原作小説やマンガを読んだり、家でもやることが多いですね。声優の仕事はスタジオに行って収録する以外にも、原作を読んでいろいろ調べていると結構時間がかかり、家でやる仕事も多いので、空き時間はそちらに時間を費やしていますね」

――そんな小西さんが今まで演じてきたキャラクターの中で、天津さんのお気に入りは誰ですか?

小西「『ポプテピピック』のベーコンムシャムシャくんですか?」

天津「ベーコンムシャムシャくんではないことは確かです(笑)」

小西「意外と人気あるんですけどね(笑)」

天津「最近で言うと『逃げ上手の若君』の足利尊氏ですね。真っすぐだけどクレイジーっていう深みのある演技に、やっぱり小西さんはすごいなと。先ほどもおっしゃっていましたけれど、しっかり原作を読み込んでいるからこそ、あの演技が聴けるんだなと思いました」

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――最後に、放送を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。

天津「なかなか普段見ることのできない、推しの『推し活』という瞬間を収録しています。その情熱が少しでも伝わって『じゃあ、私もやってみようかな』『大人が楽しんでいる姿って、こんなに見ていて気持ちいいんだな』と、感じていただければ幸いです」

小西「今回は、スロットカーとペアリングレストランを紹介させていただきました。何かに夢中になるのは、いくつになっても楽しいことだと思います。アニメや漫画、声優さんなどでも『推し』ができると、朝起きた時の景色や温度感がきっと変わってくると思うので、皆さんもぜひ『推し』を見つけてみてください」

取材・文/中村実香 撮影/永田正雄

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