守山アニキが語るパチンコを楽しむ極意「全力でぶつかるから面白い!」

守山アニキが語るパチンコを楽しむ極意「全力でぶつかるから面白い!」

「ジェイコム マガジン」で毎年、その年に放送・配信された優れた番組を表彰する「"勝手に"オブ・ザ・イヤー」。MONDO TVで放映中の「パチンコ激闘伝!実戦守山塾」が、2年連続の受賞を果たした。初心者からベテランまで、パチンコの「必勝立ち回り術」と「勝つパチンコ」の奥義が分かる番組として、高い人気を誇る同番組。その塾長でもあるパチンコライター・守山アニキに、受賞の感想や番組への思いなどを聞いた。

――このたびは「"勝手に"オブ・ザ・イヤー」2年連続受賞、誠におめでとうございます。

「うれしいですね。昔、別な賞をいただいたこともありますが、それからだいぶ時がたって、こうやってまた賞をいただけて、非常にうれしいです。長いことやってきて良かったなと思います。 本当にありがとうございます。年齢的な問題もあるので、いつまで番組を続けられるか分からないんですけど。ファンの皆さんはもちろん、スタッフの方々が支えてくださっているから頑張って続けていけるので、非常にありがたいです。励みになります」

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――J:COM TVで多くのパチンコ番組を放送している中、たくさんのファンに視聴いただいていることに関して、お気持ちをお聞かせください。

「本当にありがたいですね。支えてくださっている皆さんのおかげで、長寿番組になりました。皆さんに楽しんでいただけるように、私もちゃんと自腹で打つことで、負ける時はもうきっぱり負けるし、本当に参ったするし、泣くし、笑うし、喜ぶし、という感情を表現するように努力しています。ただ、それが年々通用しなくなって(笑)。過去9割がた勝っているんですけど、ここ5、6年でいうと年間勝率は5割くらいなので、厳しいです。ただ、そういうのも全てお見せして『でも、こういう努力ができるんじゃないのか』という提案ですね。私のやり方を参考にしてもらえたらと、いつも思っています。

――守山さんがパチンコライターになったきっかけを教えてください。

「雑誌『パチンコ必勝ガイド』で攻略大賞をいただいたのがきっかけです。当時、編集長だった大崎一万発さんが賞金として100万円くれたんですけど(笑)。その後は、自然と仕事がもらえるようになりました。パチンコ雑誌さんからお仕事をいただいたり、漫画で取り上げられたり、2001年にTVチャンピオン「パチンコ王決定戦」 に出演したことで番組も持てるようになりました。大学卒業後の3年間は、ゴルフメーカーに就職していたんですけど、脱サラしてパチプロになりました。昼はパチンコ、夜はマージャンを朝までやって昼に起きて、またパチンコに行く生活を続けていたら、もう働けなくなりました(笑)。 そんな感じの生活を送っていたら、パチンコライターになっていました」

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――MONDO TVで「守山塾」は19年間も続く長寿番組となりましたが、番組の方向性や考え方として、開始当時から変わらないもの、変わったものは何でしょうか?

「こんなに長寿番組になるとは思っていませんでした。当時はパチンコもどうなるか分かりませんでしたし、もっと変わるんじゃないかなと思ってたんですけど、思ったほど変わってないですね。毎年最後だと思って先のことは一切考えずに、目の前の今日の実践を勝てるように頑張っています。今の環境がとてもいいので、このまま続けられたらいいなと思います」

――番組と一緒にパチンコ業界の変遷を肌で感じてきた守山さんから見て、パチンコを取り巻く環境について思うことはありますか?

「間違いなく庶民の遊びではなくなっていると感じます。1円パチンコはあるんですけど、ちょっとレートが高すぎますよね。日本の物価高に対して、パチンコだけ上がっているような感じがします。1円パチンコを打てば問題ないのかなと思いますけど、4円パチンコは今のニーズに合ってなくて、ギャンブル性が高くなりすぎている気がしますね」

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――守山さんが一番好きな台は何ですか?

「羽根モノ(盤面にある羽根のような仕掛けに玉を入れて大当たりを狙うタイプ)の『Pポチッと一発!おだてブタ2』をプライベートでもよく打っています。過去の台では『ミルキーバー』も好きでした。『大工の源さん』は苦手でしたけど、よく打ちましたね」

――今後、実戦守山塾でやってみたいことや、企画などはありますか?

「過去にもやったことがあるのですが、みんなでパチンコを打つような企画ですね。以前は、アシスタントの安藤遥ちゃんと競う形で視聴者さんも参加いただいて、パチンコの後は懇親会で盛り上がる会を毎年やっていたんですけど、コロナ禍以降やっていないので、ぜひ復活したいです。そして、地方でも視聴者参加型で収録したいですね」

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――ファンの方へメッセージをお願いいたします。

「できる限り私も全力で、パチンコに対してぶつかります。皆さんも、自分のできる範囲内で勝ちを目指すことを諦めないでほしいです。なんでも全力でやらないと面白くないですし。パチンコに限らず何でもそうですけど、全力でやればやるほど面白くなります。全力でやったからといって勝てるわけではないですけど、全力で取り組むことの楽しさを知ってもらえたらうれしいです」

取材・文/谷口誠 撮影/中村実香