何度見ても笑える!ライブも人気のお笑い芸人5選
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2024.10.25
バラエティー番組などテレビで見ない日のない、人気お笑い芸人たち。軽快なトークや漫才・コントで、お茶の間を大いに沸かせてくれるが、彼らの"本当の姿"を見られるのがライブだ。テレビのサイズでは決して収まりきらない、ネタの尺と攻めた設定。そんな人気お笑い芸人からえりすぐりの5組を、J:COM STREAM(見放題)で視聴されているライブとともに紹介する。
■バイきんぐ
キングオブコント(以下、KOC)の2012年王者として名をはせる「バイきんぐ」。切れ味鋭いツッコミの小峠英二、狂気じみたボケが光る西村瑞樹のコンビからは、KOC優勝後すぐの、まだまだ興奮冷めやらぬ彼らの姿を生々しく映し出した2012年の単独ライブ「King」、2013年の「エース」を紹介。テレビ出演が増加し、ファンも増えて、まさに脂の乗りまくっているバイきんぐの珠玉のコントが楽しめる。特に「King」でKOC優勝ネタ「卒業生」を披露した際の、観客の待ってました感の熱量は圧倒的。「エース」では冒頭のコントから、小峠の「サイコが来た!」というセリフも納得の西村の狂気さが、見る者の心をわしづかみにする。
■東京03
KOCの2009年王者「東京03」。しかし、それ以前から熱狂的なお笑いファンからは一目置かれる存在だった。マニアをうならせていたのは、まさにライブ。地道に新ネタを作り、全国をツアーする活動を続け、いつしかチケットの争奪戦が繰り広げられるほどの実力者となっていた。日常の一部を切り取った絶妙な設定に乗る、角田晃広の大ボケ、豊本明長による味のある小ボケに、飯塚悟志のツッコミ。テレビでは味わえないライブならではの尺と緊張感、おのおのが役者としても名をはせる確かな演技力が相まって、まるで短編映画を見ているかのような世界観を生み出す。東京03のあふれ出すコント愛を存分に堪能できるライブは必見だ。
■ナイツ
M-1グランプリ2008で第3位、浅草の星「ナイツ」は、漫才協会会長、M-1グランプリ審査員を務めるボケの塙宣之と、ツッコミの土屋伸之からなるコンビ。代名詞となった「ヤホー漫才」で一世を風靡(ふうび)した"ザ・漫才師"ともいえる彼らだが、独演会「主は今来て今帰る。」はコントからスタート。また中盤には、落語家風に小ばなしも。こういったサプライズもまた、ライブの醍醐味(だいごみ)といえる。得意の時事漫才、野球漫才も、テレビでは触れにくいエッジの立ったネタが多い。ヒリヒリした毒のある漫才は、客席の大きな笑いとともに加速。芸能ゴシップ、師匠イジリほか、何が飛び出すか分からない先読み不可能なネタは、どこまでが台本で、どこまでが脱線しているのか分からない場面も。
■バカリズム
お笑い番組への出演だけでなく、音楽やゲーム番組まで数々のバラエティーでMCを務め、昨年話題となった「ブラッシュアップライフ」など、ドラマや映画で脚本家としても高く評価されているバカリズム。その引き出しの多さは、ライブでこそ発揮される。一人芝居や得意の絵を駆使したモニター芸、シュールすぎるネタなど、ライブ「fiction」や「信用」でのコロコロと変わるネタの切り口を見れば、その才能に感動すら覚える。
■吉住
女芸人No.1決定戦 THE Wの2020年王者、R-1グランプリ2024準優勝という輝かしい経歴を誇る吉住。演技力にも定評があり、女優としても輝きを放つ彼女だが、第6回単独公演「ティーカップを、2つ」では、おはこの憑依(ひょうい)芸がさく裂。時に激しく、時に静かな狂気を秘めたキャラを見事に演じ分け、映像や音響などの特殊効果に頼らず、1人だけの空間で最後まで見せる様はまさに名人芸といえる。
※対象期間中(2024/7/29~2024/8/25)にJ:COM STREAM(見放題)で視聴された世帯数(シリーズ単位/週あたり平均)を元に、本記事用に独自に作成したランキングを利用(※J:COM LINK利用、J:COM STREAM(見放題)ご契約世帯のデータが対象)
文/松岡良和