ロウン、28歳のバースデーを「ありえないぐらいすごく特別な誕生日パーティー」で祝う

ロウン、28歳のバースデーを「ありえないぐらいすごく特別な誕生日パーティー」で祝う

韓国エンターテインメント界に新たな光をもたらした新星、ロウン。アイドルとして輝かしい経歴を持ちながら、俳優としての才能も開花させ、今や次世代を代表するトップスターとして、その存在感を際立たせている。

ロウンは、現在28歳。K-POPグループ・SF9のセンターとして2016年10月にデビューした。「恋するレモネード」(2017年)のイシュー役で俳優としてのキャリアをスタートさせ、マンガの中のモブキャラの世界を描いた初主演ドラマ「偶然見つけたハル」(2019年)で一躍注目を浴びた。特にヒロインのキム・ヘユンとの30センチもの身長差(ロウンの身長は190センチメートル)と、その整った顔立ちで、視聴者から「マンガから現実世界に飛び出してきたイケメン」と絶賛された。彼の人気は所属グループの人気にも繋がり、ドラマ放送後にリリースした「Good Guy」は、SF9初の音楽番組1位を獲得するという快挙を成し遂げた。

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そんなロウンが俳優として大ブレークを果たしたのは、時代劇ロマンスドラマ「恋慕」(2021年)だ。双子の兄の身代わりとなり男装して世子になったヒロイン、パク・ウンビンとの切ないロマンスは、視聴者の心を掴んだ。このドラマは、Netflixの日本ランキングで1位を獲得し、さらにグローバルでも4位という驚異的な人気を博した。その卓越した作品性は国際的にも認められ、韓国ドラマ史上初の快挙となる「国際エミー賞」受賞という栄誉を手にした。

2023年からは俳優業に専念。その後、ラブコメディーからラブロマンス、さらにはヒューマンドラマまで、多彩なジャンルで次々とヒット作を生み出している。日本では「恋慕」の大成功を契機に、ソロファンミーティングを定期的に開催。その人気は凄まじく、毎回1会場1万枚ものチケットが瞬く間に完売するという驚異的な盛況ぶりを見せている。

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そんなロウンが今年、28歳の誕生日である8月7日に東京ガーデンシアターで1日限りのファンミーティング「ROWOON Special Fanmeeting 2024 "Crazy Birthday Party"」を開催。タイトルとなっている"Crazy"は、彼の口癖。その言葉通りの"ヤバい"誕生パーティーとなった。

ファンミーティングは圧巻のライブパートで幕開け。今回のステージでは、生バンドの演奏に乗せて、ロウンの多彩な音楽性が存分に発揮された。『僕が大好きなアニメ「呪術廻戦」の主題歌』と紹介された「青のすみか(キタニタツヤ)」を皮切りに、「日頃よく聴いている大好きなJ-POP」として「水平線(back number)」や「まちがいさがし(菅田将暉)」を披露。さらに、韓国語バラード「Trace(Lee Juck)」や「25,21(紫雨林)」、そして「僕のソウルソング」と称した「メロディー(玉置浩二)」まで、ジャンルを超えた幅広い選曲で観客を魅了。約50分間、全9曲に及ぶソロステージは、ロウンの音楽への情熱と才能を如実に示すものとなった。

イベント後半は、ファンとの距離を縮めるトークとゲームで盛り上がった。現在撮影中という新作時代劇ドラマ「濁流」に関する先だしトークで観客の期待を高めると、ロウンのファンミーティングではおなじみとなった出演作品の再現コーナーが展開された。「もうやるシーンがないのでは?」と冗談めかして心配するロウンをよそに、「偶然見つけたハル」、「先輩、その口紅塗らないで」、「恋慕」、「この恋は不可抗力」、「婚礼大捷」など、彼が主演を務めたラブロマンス作品の胸キュンシーンをMCの古家正亨氏を相手役に再現。照れながらも真剣に演じるロウンの姿に、会場は歓声に包まれた。さらに、ロウンのプライベートや価値観を垣間見ることができる2択クイズなど楽しいコーナーが続き、会場は熱気に包まれた。

クライマックスは、誕生日にふさわしい感動的なシーンで飾られた。客席のペンライトをろうそくの炎に見立て、ロウンが息を吹きかけると、まるでウェーブのように、会場の端から順に「炎」が消えていく幻想的な光景が広がった。特大のろうそくを前に、ロウンは子供のような無邪気な喜びを全身で表現し、会場中を魅了する最高の笑顔を見せた。

ロウンの多彩な魅力が凝縮されたファンミーティングが、9月29日(日)にフジテレビTWOで放送される。番組では、未公開の独占インタビューもオンエア。これを見れば、なぜ多くの人々が彼に魅了されるのかがわかるはずだ。

文/坂本ゆかり