「私の夫と結婚して」イ・イギョン初の来日ファンミ!MC・Yumiが舞台裏を明かす
エンタメ 日本初インタビュー
2024.09.14
人気韓国ドラマ「私の夫と結婚して」で史上最悪の夫役を見事に演じ話題となった俳優、イ・イギョン。映画や舞台など幅広く活躍する一方、バラエティー番組では持ち前のトークセンスで存在感を示している。さらに2020年にはトロット曲(韓国の大衆歌謡)である「칼퇴근(定時退勤)」もリリースしており、エンターテイナーとして多彩な顔を持つ人物だ。
そんなイ・イギョンによる初の来日ファンミーティングの模様が、9月21日(土)に日テレプラスで放送される。彼のユーモアと温かさに満ちた公演の魅力に迫るべく、司会を務めたフリーアナウンサーのYumiさんに話を聞いた。
MCを務めたフリーアナウンサーのYumiさん
――イ・イギョンさんとご一緒されていかがでしたか?
初めてお会いしたのに、いとこのお兄さんかなと思ってしまうような気さくな方でした。10年以上前から知っていた人に久しぶりに会ったような感じでしたね。
イギョンさんが途中でハケてお着替えという部分があったんですけど、その時に「Yumiさん見てこの背中の汗! ちょっと触ってみて」とかおっしゃるんですよ。そんな方なかなかいないですよね(笑)。そういうところが兄弟というか、いとこ並の距離感ですよね。
そこで私が触って「うわ〜びちゃびちゃ!」みたいな、もう関西ノリ全開な感じでやったら、お客様も大爆笑してくださって。いとこ漫才じゃないですけど、こんなに息が合う方は初めてだなと思ったんです。汗をかいたことすら笑いに持っていってくれる、「俺はこうボケるから、Yumiさんはこうツッコんでね」っていうのが、あうんの呼吸で分かるような感じでしたね。
SNSなどで拝見したお客様の反応も「今までで一番じゃないですか」という感じで、息ぴったりの感覚が皆さんにも伝わっていた気がして。会場でも一体感を感じていただけたのかなと思います。
「マツケンサンバII」を披露したイ・イギョン
(C)C MEDIA Co., Ltd, All Rights Reserved.
普段は公演の進行を細かくチェックして指示出しをされている制作の方も今回は大爆笑しながらご覧になっていましたし、イギョンさんのバックダンサーの方々もテンションが上がってましたね。その楽しさの中にもイギョンさんの温かさや気遣いみたいなものがあるから、ここまで気持ちいいんだろうなと感じました。
あとおもしろかったのは、私のヘアメイクのスタッフで普段は芸能人に全然興味を示さないくらいプロ意識の高い子がいるんですけど、その子が「イギョンさんのこと好きになりそうです」とか言うんですよ。イギョンさんの魅力がそこまで伝わったのはすごいなと思いましたね。
人気曲「定時退勤」も歌唱
(C)C MEDIA Co., Ltd, All Rights Reserved.
――MCとして一番印象に残ったことは?
イギョンさんの出演作である「私の夫と結婚して」についてお話しするパートがあったんですが、イギョンさんは史上最低の夫という悪役を演じられたんですね。本当に印象的だったので役作りについて伺ったんです。
そうしたら、監督から「ただの悪いやつではなく印象を残す悪役になれ」と言われたと。だから例えば殴られて倒れるにしても、ただ痛いっていう演技だけじゃなくて、そこからもう一ひねりあるような、一味も二味も違う悪役を演じようと、すごく意識して役作りをされたとおっしゃったんです。
憎らしい悪役なんだけど、倒れてもまたピクピクって起き上がるというか、さらに憎らしさを演出して、見ているこっちは「もう参りました!」という感じで。憎らしさのさらに上をいく演技をご自分で研究されて作り上げたというところにイギョンさんのすごさを感じて、そこが印象に残っています。
(C)C MEDIA Co., Ltd, All Rights Reserved.
――では最後に、今回のファンミーティングの見どころを一言でお願いします。
見たら絶対にイギョンさんのファンになると思います。とにかくお腹を抱えて笑ってくださいというか、イギョンさんの人間味あふれるユーモアを感じていただきたいです。あとは史上最高に私と息が合っていたやり取りも、よかったらご覧になってくださいね。
取材・文/元永真