宮田俊哉(Kis-My-Ft2)インタビュー!ナレーションへの情熱と「自分にしかできない表現」の探求
ドキュメンタリー 日本初インタビュー
2026.07.20
ナショナル ジオグラフィックにて「特別編成:ビッグ・キャット・サマー」が8月に日本初放送される。8月9日(日) 15時から放送の「ヤング・ジャガー:ジャングル王への道」、8月16日(日) 15時から放送の「ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神」の2作品のナレーションを務めるのはKis-My-Ft2の宮田俊哉だ。
今回、ナレーション収録直後に宮田へインタビューを敢行。収録を振り返り、ナレーションへのこだわりなどについて聞いた。

宮田俊哉(Kis-My-Ft2)
――去年に引き続き、ナショナル ジオグラフィックへの出演は二度目ですが、今回の出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
「すごくうれしかったです。『やった!ナレーションだ!』って。というのも、ナレーションはもっと経験したい気持ちがあったんです。昨年ナショナル ジオグラフィックのナレーションをやらせていただいた後に、事務所の後輩たちのドキュメンタリーのナレーションもやらせてもらったんです。そこで、ナレーションにもいろいろな種類があるなと思って。実際にやってみないと経験値にならないですし、家で練習をやってみたとしても、現場でしか学べないことって本当にたくさんあると思うので、『こういう現場を待っていました!』って気持ちでした」
■経験を糧に挑む2度目。自由な演出の中で見つけた楽しさと難しさ
――収録を終えてみての率直な感想を教えてください。
「すごく楽しくやらせていただきました。前回やらせていただいたときと同じ音響監督さんが録ってくださったんですけど、収録前に『宮田くんが思うように、自由にのびのびとやってください』というメッセージをいただいたんです。自由って一番難しいじゃないですか。これは、前回の経験から"宮田俊哉のナレーション"を形作るようにやらせてくれるのかなと。自分で考えて、いろいろと持っていって表現するということに、自分なりに挑戦したナレーションだったので、楽しさと難しさが共存した感じですね」
――少しナレーションが入ったものも拝見しましたが、いつもより低めの落ち着いたトーンで......その辺りは演出があったんですか?
「自分の中では、それぞれの番組で違いを出すように少し意識しました。『ヤング・ジャガー:ジャングル王への道』に関しては、このジャガーの男の子が成長していくのをみんなで見守ってあげたいと思ったんです。見ている人も含めて。なので、そういった落ち着いたトーンになりました」
――声優とは違って客観性が求められるナレーションではありますが、見守るとか感情を声に乗せていくという部分もあったと思うんですけれども、そういった部分での工夫やご準備はどういったことをされたのでしょうか。
「見守り方にも、いろいろな形があると思っています。この映像を見て、一番すてきで奇跡のような美しい瞬間と、最も残酷で目を覆いたくなるようなところってどこなんだろうっていうのをまず考えました。それを感じたところが"表現していい幅"なのかなと思いました。この範囲をはみ出ると行き過ぎてしまうので、そうならないように自分の中では意識していました」

「ヤング・ジャガー:ジャングル王への道」(C) ZDF Studios/Marion Pöllmann
■感情のコントロールと「宮田俊哉ならでは」のナレーション
――それは感情を乗せすぎないといった意味で?
「そうですね。でも気持ちを少し乗せた方が、見ている人と同じ気持ちになれる瞬間もありますよね。アニメ作品でもいろいろオーディションを受けさせていただいて、お仕事をさせていただいていますが、アニメはキャラクターを演じるのに対して、ナレーションはナビゲーターの役割でもあると思うので、見ている人をナビゲートしてあげたいという思いがあります」
――今までの経験も生きているんですね。
「本当にそうですね。今までの自分の経験って、一つも無駄なことがないと思っていますし、今回も今日までの僕の経験がもちろん生きています。きっと来週やったら、この1週間分の経験がさらに乗ってくるんじゃないかな」

「ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神」(C) Terra Mater Studio
――今回、一番苦労されたのはどういった点でしょうか。
「前回もそうだったんですけど、名前が難しい(笑)。なんだっけ、シロなんとかナマケモノみたいな......(笑)。イントネーションも、字面も難しいなと思って。自然に話しているというより、無理やり言っている感じが出てしまうというか、言い慣れないワードは苦労しますね。前回も人名が長くて難しかったんです。自分がこの名前だったら大変だったなと思うくらい(笑)」
――ナレーションをされる中で今回、新たな学びになったところはありますか。
「最初にオープニングのシーンを3~4パターン録って、みんなでどの方向性がいいかディスカッションからやらせてもらったんです。その中で『これがほかのナレーターさんにはない宮田くんならではのナレーションな気がする』とプロデューサーさんがおっしゃってくださって。こういう方向性なら、僕にしかできない表現があるのかもしれないという気づきをいただきました。一つつかめたかなという気がします」
――準備されていたときは、そういうことは意識されていたんですか。
「せっかくこうしてまた呼んでいただけるなら『こういう作品だったら宮田くんのナレーションが合うよね』って会議の中で自分の名前が出るようなナレーションを見つけたいとずっと思っていたんですよ。それが少し見えたかなと思いました」

「ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神」(C) Terra Mater Studio
■中低音の魅力を生かしたキャラ分析。それでも目指すは......!
――アニメのお話も少し出ましたが、宮田さんご自身が感じる声の魅力とは?
「アニメのオーディションも今たくさん受けています。声には高音域や低音域、中音域などいろいろありますが、その中で自分はどこに該当するんだろう、どのくらいの音域の役者さんと近いんだろう、ということを考えた時に、僕の声はおそらく中低音域ぐらいのところに存在しているんです。『根はまっすぐでいいやつなんだけど、ちょっとひねくれちゃった』というあたりが、自分の魅力を一番引き出せるのかなと思ったんですよね。そこに切なさを乗せられたら最高ですね。自分の声を聞いて、何を考えているんだって話ですけど(笑)」
――キャラ分析ももうできあがっていますね。
「でも、やっぱりやりたいのはイケメンキラキララブコメ主人公です!(笑)」
取材・文/ふくだりょうこ




