シューカイ(許凱)×ウージンイエン(呉謹言)「瓔珞<エイラク>」コンビ再び!ドラマ「尚食(しょうしょく)」で描く別世界線ロマンス

シューカイ(許凱)×ウージンイエン(呉謹言)「瓔珞<エイラク>」コンビ再び!ドラマ「尚食(しょうしょく)」で描く別世界線ロマンス

中国トップ俳優として確固たる地位を築くシュー・カイ(許凱)とウー・ジンイエン(呉謹言)は、清の乾隆帝(けんりゅうてい)の時代を舞台にした大ヒットドラマ「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」で大ブレークを果たした。そして、そんな黄金コンビが再びタッグを組んだのが「尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~」だった。

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社会現象を巻き起こした黄金コンビの原点「瓔珞<エイラク>」

2018年に中国で放送され社会現象級のヒットを記録した「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」。同国のエミー賞とも称される主要アワードで4冠に輝くなど高い評価を受け、その人気は瞬く間に海外へと波及。アメリカやカナダをはじめ、90カ国以上で放映権が購入されるなど、グローバルな成功を収めた。一方で、華やかな宮廷描写や欲望が渦巻く権力闘争が大きな議論を呼び、中国国内ではテレビ放送が一時中止に追い込まれるという異例の事態に発展。社会的な影響力の大きさを物語る出来事としても記憶されている。

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同作で、女官から皇后へと上り詰める主人公・魏瓔珞(ぎえいらく)を演じたのはウー・ジンイエン。瓔珞が後宮に足を踏み入れた理由は、謎の死を遂げた姉の真相を突き止めるためだった。密かに調査を進める中で、シュー・カイ演じる皇后の弟・富察傅恒(ふちゃふこう)こそが仇ではないかと疑いを向けていく。主人公のモデルは、最盛期の清朝を治めた乾隆帝に最も寵愛(ちょうあい)されたとされる孝儀純皇后(こうぎじゅんこうごう)。しかし物語自体は大胆なフィクションとして構築されており、瓔珞は仲間が虐げられれば何倍にもしてやり返し、危機に陥れば持ち前の機転と弁舌で切り抜ける、痛快さを備えたヒロインとして描かれる。そんな彼女の物語にロマンチックな彩りを添えているのが、傅恒との切ない恋の行方だ。

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義兄である皇帝に仕え、紫禁城で御前侍衛を務める傅恒は、女官たちの憧れを一身に集める存在。演じるシュー・カイは当時デビュー間もないながらも、清朝特有の頭髪の前半分を剃り上げ、後ろの髪を伸ばして三つ編みにして垂らす辮髪(べんぱつ)姿でも隠しきれない端正なルックスで役に見事にはまり、強い印象を残した。そんな傅恒はやがて瓔珞へ一途な想いを寄せるようになり、当初は仇と疑っていた瓔珞も、彼の誠実さに心を動かされていく。だが、瓔珞には皇帝も想いを寄せており、相思相愛となった二人の恋が実を結ぶことはなかった。最終話で傅恒が口にする「来世では私を守ってくれるか?」という一言は、多くの視聴者の涙を誘った名シーンとして知られる。

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"もう一つの世界線" で紡がれる再共演作「尚食(しょうしょく)」

そして、その"約束"が別のかたちで報われたかのように感じられるのが、再共演作「尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~」である。本作は、同じ紫禁城を主な舞台としながらも、「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」より時代をさかのぼり、明の時代を描いた作品だ。いわば"来世"ではなく"前世"の物語だが、悲恋に終わったカップルの"もう一つの世界線"として、多くのファンの心をつかんだ。

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物語の舞台は、明の最盛期を築いた永楽帝の治世。宮中の食事をつかさどる尚食局に仕える女官・姚子衿(ようしきん)は、幼い頃から密かに想いを寄せていた皇太孫・朱瞻基(しゅせんき)の元へ料理を届ける役目を得る。初めは皇太孫としての威厳を保とうと距離を置く瞻基だったが、子衿の確かな料理の腕と、聡明さと無邪気さを併せ持つ人柄に、次第に心を惹かれていく。ただ、ロマンス作品らしい甘やかな空気をまといながらも、二人の関係はすぐには進展しない。そのもどかしさがいっそう愛おしく感じられる、"じれキュン"な関係性こそが大きな魅力となっている。

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また、ウー・ジンイエン演じる姚子衿の奮闘を描く"お仕事ドラマ"としての側面も見逃せない。使節団をもてなす外交の場として食文化が重視されていた時代背景に加え、皇帝や皇后、側室たちの健康を左右する存在として、宮中の食事は大きな役割を担っていた。その重要な任務を担う尚食局の女官となった子衿は、女官同士の熾烈(しれつ)な競争や宮廷内の権力闘争、さらには陰謀にも巻き込まれていく。本作は、いわば"飯テロ"要素も楽しめるが、登場する料理は単なる彩りにとどまらない。物語の要所で重要な意味を持ち、皇帝や妃たちの心をつかんで局面を打開することもあれば、逆に新たな波紋を広げることもある。その影響は、瞻基との関係にも及んでいく。

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瞻基に憧れながらも、尚食局でのし上がるという明確な目標を持つ子衿は、なかなか心を開こうとしない。その背景にはある秘密も隠されており、揺るがない芯の強さが際立つ。前作の瓔珞が激情型のヒロインだったのに対し、子衿はより穏やかなたたずまいながらも、内に秘めた気概は同様に力強い。時に皇帝や皇后に対しても臆せず意見を述べるその姿は、当時としては異例ともいえる振る舞いだ。凛とした美しさをまといながら強い女性像を体現するウー・ジンイエンの存在感が、キャラクターの魅力を一層引き立てている。

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一方の瞻基は、いわゆる"ツンデレ"気質の持ち主。好意を抱く相手にこそ素直になれず、つい意地悪な態度を取ってしまう。例えば子衿に整えさせた書棚をわざと乱して呼びつけたり、雪の日に食事を運んできた彼女を外で待たせ、「死んでも悲しまない」と突き放すような言葉を口にしたり。しかしその裏では、冷え切った手を自分の息で温めてやるなど、不器用ながらも確かな優しさをのぞかせる。皇太孫としての聡明さと、恋におけるぎこちなさ、そのギャップが大きな魅力となっている。そんな瞻基を演じるシュー・カイは、ふとした瞬間にこぼれる笑みや切なさを帯びたまなざしで、抑えきれない想いを繊細に表現し、見る者のときめきを一層かき立てる。

すれ違いを重ねる"じれキュン"な展開にやきもきさせられながらも、シュー・カイとウー・ジンイエンとの息の合った掛け合いが生み出すケミストリーに引き込まれる本作。華やかな宮廷料理に彩られた物語の中で、二人が息を吹き込んだ子衿と瞻基の恋がどこへたどり着くのか、その行方から目が離せない。

文/神野栄子

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