佐藤流司が振り返る激動の20代......30代の野望は「とりあえず今日を精一杯生きたい」

佐藤流司が振り返る激動の20代......30代の野望は「とりあえず今日を精一杯生きたい」

ミュージカル『刀剣乱舞』の加州清光役や、舞台「呪術廻戦」の虎杖悠仁役など、長きにわたり、俳優として第一線を走り続けている佐藤流司。アーティストとしても、パワフルでワイルドなパフォーマンスでファンを魅了するなど、その多才ぶりで知られている存在だ。

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彼の素顔に密着するバラエティ番組第3弾となる「佐藤流司『流』2025~30歳の進化・真価・深化~」がフジテレビTWOで2月より放送されている。今回は「進化」「真価」「深化」という3つの"しんか"を軸に、20代最後の年となった2024年、主人公・菅原道真を演じた明治座での舞台「応天の門」をはじめ、さまざまな現場で佐藤流司に密着。日々、挑戦し続ける彼の姿を約100日間追いかける中で、舞台裏での素顔だけでなく、彼の「生きる流儀」をとらえた。

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春一番が吹き荒れる某日。都内のスタジオで行われた収録は、番組タイトルを毛筆で書くシーンからスタート。「硬筆より毛筆の方が好きなんですけど、タイトル長いですよね」と、ちょっと不安げな表情を浮かべた佐藤だったが、彼の生きざま同様にのびのびとした文字でタイトルが完成した。

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2月に放送された第1回では、音楽パフォーマンスユニット・ZIPANG OPERA、そしてアーティスト・Ryujiとして、PENICILLINのボーカル・HAKUEIのトータルプロデュースで結成したロックユニット・The Brow Beatという、2つのプロジェクトのMV撮影現場への密着を中心に、自身の原点から、佐藤の"しんか"を追った。1月22日にリリースされたZIPANG OPERAの1st Single「KAMIYAGURA」では、spiと披露した殺陣にフォーカスし、その美しさの秘密についてスタジオでの実技を交えて深掘りした。また、The Brow Beatの4月9日(水)にリリースされる新曲、略称「生き死に、死に生き」のMV撮影現場でのHAKUEIからのコメントも交え、歌詞に込めた思いなどを語った。

3月30日(日)に初放送となる第2回では「演出家として見た 佐藤流司 3つのシンカ」と題し、2025年1月17日の30歳の誕生日当日に開催されたバースデーイベント「還暦間近 佐藤流司生誕参十歳之記念ノ會」への密着映像を中心に、佐藤の素顔に迫る。イベント当日に収録した、ファンからの注文に答える姿は必見だ。

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そして収録後に、佐藤への独占インタビューを実施。今日の収録の感想や駆け抜けてきた20代を振り返っての思いなどを聞いた。

――今回で3度目となる、佐藤さんへの密着ドキュメンタリー番組です。収録が決定した際の第一印象をお聞かせください。

「『そんなに需要があるのは嬉しいな』『そんなに見たい人いるんだ』という感じでしたね」

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――駆け抜けてきた20代、振り返ってのお気持ちをお聞かせください。

「必死にやってましたね。ずっと、生きるのにすごく精一杯だった感じですかね。しんどいことも多かったですけど、楽しいことも多かったです」


――「還暦間近 佐藤流司生誕参十歳之記念ノ會」のキービジュアルでは、愛猫のぷにお、もちお、みるたの姿もありましたね。

「やっぱりその3匹がいないと、ここまで絶対来れなかったので。必要不可欠な存在ですね」

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――演出家としてのお仕事を始めてから得たものはありましたか?

「演出家は、全体を俯瞰で見ることがすごく大事な職業ですし、それができる役者と、できない役者とではパフォーマンスの差が出ている気はしています。演出家を経験させてもらったことによって、役者として演じる時に見える景色も変わってくる気がしますね」

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――第1回の収録時に、今、話題のMBTI診断のお話をされていましたが、佐藤さんはどのタイプですか?

「『討論者(ENTP)』です。当たっているかどうかで言えば、絶対当たっていますよね。自分で自分の性格を入力しているだけだから、当たっていないわけがないですよね(笑)」


――30代の野望は?

「"生きる"ってことですね。もうそれに尽きる。すぐ生きるのをやめちゃいそうになるので。明日のスケジュール考えるので精一杯ですし、数年先の自分がどうなっているかなんて分からないので、とりあえず今日を精一杯生きられればいいかなと思っています」

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――最後に、この番組を楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いします。

「親しき仲にも礼儀あり。お互いちゃんと敬語使えよ(笑)。でも、でも本当にマジでお世話になっています。いつも感謝の気持ちでいっぱいです。今回も100日間も密着していただいて、さらにいろいろな深い部分の私をお見せできるのではないかなと思いますので、ぜひ、私を知らない方にも見てもらえたらいいなと思います」

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取材・文・撮影/中村実香

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