NewJeans、ビョン・ウソク×キム・へユンら豪華共演!2024年の韓国エンタメが丸わかり「ASIA ARTIST AWARDS 2024」【古家正亨連載】
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2025.02.04
古家正亨 (ラジオDJ/イベントMC)
ラジオDJ、イベントMC。 K-POPなどの「韓流」カルチャーを20年以上にわたり日本に紹介してきた古家正亨が、毎月オススメの韓流コンテンツを紹介。
古家正亨 (ラジオDJ/イベントMC)
ラジオDJ、イベントMC。 K-POPなどの「韓流」カルチャーを20年以上にわたり日本に紹介してきた古家正亨が、毎月オススメの韓流コンテンツを紹介。
ヨロブン、アニョハセヨ!古家正亨です。今回、この連載で取り上げる古家おすすめのプログラムは、2024年12月27日に開催されたK-POP・ドラマの統合授賞式「ASIA ARTIST AWARDS 2024」です!J:COM STREAMにて、日本語字幕版が見放題で配信中となっています。
まずは、この「AAA」について説明しないといけませんよね。この「AAA」は、数多ある芸能・音楽授賞式の中で、(韓国で初めて)芸能と音楽を結合させ、韓国ではなく"アジアの授賞式"として実施されています。韓国芸能メディアである「STARNEWS」が主催で、2016年に韓国・ソウルで第1回が行われて以降、これまで9回開催されました。その内、第4回のベトナム、第7回の名古屋、第8回のフィリピン、第9回のタイは海外で授賞式が行われてきました。
この授賞式の面白さは、簡単にいえば、その年に活躍したK-POP歌手たちと、ヒットしたドラマの主演俳優、さらに開催地のトップスターやアジアの人気スターが一堂に会するところ。しかもトップスターばかりが出演します。
僕はここ数年、この「AAA」の生配信の際に、画面を見ながら実況するという仕事を数年担当してきたということもあって、自分にとっても馴染みある、そして愛着のある授賞式になっています。そんな「AAA」の2024年の授賞式の会場は、タイ・バンコクで年末12月27日に開催されました。タイもまた韓流・K-POPの人気が高い国なので、会場の盛り上がりも凄まじいものがありました。
左からキム・チェウォン (LE SSERAFIM)、チュウォン
さて、そんな「AAA」を今年も画面で楽しませていただきました。オープニングは、今年の授賞式のテーマである「Love ,Peace and Miracle」をテーマに、日本でも人気の俳優チュウォンさんとLE SSERAFIMのキム・チェウォンさんとの美しいステージから華々しく幕開け。
左からソン・ハンビン(ZEROBASEONE)、チャン・ウォニョン(IVE)、リュ・ジュンヨル
そして"AAAの女神"と呼ばれ、4年連続MCを務めるIVEのチャン・ウォニョンさんが、ZEROBASEONEのソン・ハンビンさんと人気俳優のリュ・ジュンヨルさんとステージセンターで合流し、本格的に授賞式が始まります。今回驚いたのは、昨年に引き続きソン・ハンビンさんと、そしてリュ・ジュンヨルさんがMCを務めたということ。リュ・ジュンヨルさんはMC初挑戦だったそうなんですが、安定感のある聞きやすい声で、しっかり進行を務めていたのが印象的でした。
今年の受賞者は、K-POP界からはNewJeans、LE SSERAFIM、BIBI、スホ(EXO)、ZEROBASEONE、Tony Yu、KISS OF LIFE、WHIB、BUS because of you i shine、DAY6、NCT 127、NCT WISH、QWER、TWS、WayV、&TEAMが出演。
QWER
特に印象的だったのは、デビュー10周年を迎え、韓国でのバンドブームを牽引するDAY6と、ガールズバンドとして脚光を浴びるQWERのステージ。そして、「映画」をテーマに『マトリックス』の世界を自分たちの音楽世界と融合させたガールズグループKISS OF LIFEのステージ。また、T-POPのけん引役としてアジア各国で話題となっているタイの人気アーティストBUS because of you i shineのステージはとっても新鮮でした。さらに、女優キム・ヒョンソとしても脚光を浴びている女性ソロシンガーBIBIの2024年を代表する大ヒット曲「栗羊羹」のバスローブを身にまとい、大きなバスタブをバックに繰り広げたステージはかなり画期的でした。
ZEROBASEONE
ZEROBASEONEは自身のステージはもちろん、OSTステージで昨年の大ヒットドラマ「ソンジェ背負って走れ」のOSTを、主演俳優であるビョン・ウソクさんとキム・へユンさんを交えて繰り広げたステージは素敵でした。
LE SSERAFIM
圧倒的なパフォーマンス力を誇るNCT 127のクロージングステージは見応え十分。WayVにも勢いを感じましたね。&TEAMの堂々としたステージも、回を重ねるごとに、どんどんシンクロ率が高まっていくように感じました。シンクロ率という点では、LE SSERAFIMのステージも相変わらず良かったなぁ。
NewJeans
でも、個人的にはNewJeansが元気一杯に自分たちの楽曲を冬アレンジで「AAA」ならではのステージを見せてくれて、胸がいっぱいに。2025年、彼女たちにとって良い年になって欲しいなぁ。
左からキム・へユン、ビョン・ウソク
一方、俳優陣ですが、先ほどもご紹介した「ソンジェ背負って走れ」のビョン・ウソクさんとキム・へユンさんがベストカップル賞をはじめとするさまざまな賞を受賞。ドラマ終了後、公式イベントに二人そろって参加したのは今回が初めてだったこともあり、注目度抜群でした。
キム・スヒョン
注目度と言えば、同様に昨年大ヒットした「涙の女王」の"涙の帝王"キム・スヒョンさんが圧倒的な人気。アカペラまで披露するなど、その存在感を見せつけた授賞式となりました。
パク・ミニョン
そして「私の夫と結婚して」で脚光を浴びたパク・ミニョンさんが主演女優賞をはじめとする多くの賞を受賞。やはり良い作品に恵まれることがいかに俳優さんたちにとって大事なことかがわかる、そんなスピーチも印象に残りました。
BUMZU
今回の授賞式で、一番印象に残ったスピーチは、最優秀プロデューサー賞を受賞したBUMZUさん。SEVENTEENの楽曲をメンバーのWOOZIさんと作り上げ、SEVENTEENの曲と世界観を一から作り上げた功労者ですよね。最近ではTWSを手掛け、また新たに会社を立ち上げQWERを送り出すなど、今一番ノリに乗っている韓国のプロデューサーかもしれません。「このような場には慣れていない」と言いながら、多くの人に感謝を述べつつ、しっかりと自分の言葉で受賞の重みを語っていたのがとても良かったです。
あっという間の"5時間"。「え?5時間も!?」と思う方もいるかもしれませんが、テンポが良いせいか、一気に観れてしまうんですよね。毎年「AAA」を観て「こんなドラマあったなぁ」とか「そうそう、こんな曲流行ったよね」っていう韓国エンタメシーンの1年を振り返ることができるのも、「AAA」ならではの魅力。ぜひ、2025年を本格的に迎える前に、2024年の韓国エンタメトレンドをしっかり復習しておいて欲しいです!