内田真礼&内田雄馬の姉弟での「LAZARUS ラザロ」アフレコに宮野真守「ずっとニヤニヤしながら見ちゃった」
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2025.03.20
オリジナルアニメ「LAZARUS ラザロ」が、4月より放送&配信開始される。その先行上映イベントが3月7日に開催され、主人公・アクセル役の宮野真守、ダグ役の古川慎、リーランド役の内田雄馬がステージに登壇した。
本作は、人類の存亡を賭けて集められたエージェントチーム「ラザロ」の5人が、陰謀に抗うべく奮闘する近未来SFアクション。人類を救う奇跡の薬として世界中に広まった鎮痛剤「ハブナ」が、3年後に服用者を死に至らしめる薬であることが判明し、ラザロのメンバーはワクチンを手に入れるために開発者の行方を追うことに...。
作品の見どころ&収録時のエピソードを語る!
完成した映像について宮野は「日本が作れる最高峰のエンタメとして、世界に誇れる作品だなと興奮しました。演出も音楽も素晴らしく、これが皆さんに届くと思うとワクワクします」と絶賛。内田も「監督がリアルで感じたことを作品の中に取り入れていて、現実にありそうだなと映像から感じる面白さがあります」と強調すると、宮野は「登場人物一人ひとりに深みがあり、どのキャラクターにも注目したくなる作品です」と作品のポイントをアピールした。
本作の見どころの一つとして、アメリカのドラマのようなテイストが挙げられると、「お芝居の方向性も生っぽさを重視していたので、実際に映像を見せてもらったら『こういう感じのお芝居を僕らができるんだ』って・・・」と話す宮野に、古川も「アニメーションではしない、お芝居の作りでしたね」と共感。
さらに宮野は、収録時のエピソードについて「監督がいろいろアドバイスしてくれました。アフレコ収録の空間って難しいんですよ。無音の中でどれだけ声を出していいか分からなくなる瞬間もあるんですけど、監督が導いてくれて『もっと抑えていいよ』って言ってくれたから、すごくリアリティーのある質感の映像になっていました」と振り返り、試行錯誤の末に納得のいく演技ができたことを明かした。
キャストの素顔が垣間見えたアフレコ現場の裏話
そのまま話題はアフレコ現場の様子へと移り、古川が共演した林原めぐみの空気感の作り方に触発されたというエピソードを披露。しかし、宮野が古川の1話の台本が手汗でぬれていたことを暴露すると、古川は「めちゃくちゃ緊張していました。1話の台本だけ明らかに汗染みがあるんですよ」と明かし、キャスト陣の笑いを誘った。
一方、悔しい思い出があるという内田は「クリスティン役の内田真礼さん」と実姉の名前を挙げ、「(姉も)例に漏れずけっこう緊張していて、掛け合いをするシーンで監督から『姉弟そろって緊張してるよ』って言われたんですよ」と振り返る。家族だからといって一括りにされたくないという複雑な心境を明かしつつ、「しっかりしてくれよ」と思っていたことまで告白。しかし、直後に自分自身が思い切りセリフをかんでしまい、結局は緊張していたことを痛感したという。
そんな様子を見ていたという古川は「身内だからこそできる空気感がめちゃくちゃ伝わってきて、いいなと思いながら見ていました」と話し、微笑ましいムードに。しかし、宮野が「でも、内田と内田がそろっているところを見られるとは思ってなかったから、2人が掛け合いしているところを、ずっとニヤニヤしながら見ちゃった」と楽しそうに明かし、内田を赤面させた。
キャスト陣の食の好みと筋トレへの思いが発覚!
その後、作品に絡めた質問として「普段口にしているもので、実は摂取してはいけなかったとしたらショックなものは?」という問いが投げかけられると、古川は「白米」、内田は「肉」と回答。一方、宮野は「プロテインだね。筋トレ後のゴールデンタイムに飲めば筋肉がつくと思っていたのに、『違いますよ、萎むよ』って言われたら、愕然(がくぜん)としますね」とコメントし、「筋トレって壮絶なんですよ」と切実な思いを語って笑いを誘った。
最後に、宮野は「世界に誇れる作品ができたなと。1話を見ていただいたら引き込まれると思います」と自信をのぞかせる。そして「ストーリーの濃厚さ、30日後に急に死ぬと言われたら人類はどのような行動を取るのか。現代においてもすごくリアリティーがあるテーマだと思うんですよね。パンデミックがあった時に、本当にパニックになったし怖かった。そういうリアルな問題がアニメーションでどのように描かれて、ラザロのメンバーが本当にチームになるのか、どう世界に立ち向かっていくのかは注目ポイントだし、驚きの連続になると思います」と熱く語り、イベントの幕を閉じた。
取材・文・撮影/永田正雄